2008年5月10日土曜日

腹水検査

土曜日: 昨日の先生方とのミーティングで腹水の話となり、急遽腹水を抜いて調べることになった。そもそも今回の入院となったのは、また少し腹水が出ていること+全体に2月から状況が変わっていないので、効果の薄れて来た今の薬を止めて新しい薬を使用するためだ。

一方で、ここ2、3日のお腹の張り具合も体感として気になっていたので、腹水の様子も調べてみることになった。つまりこの腹水にがん細胞が混ざっている可能性が高く、そうであれば、胃壁から湿潤したガンによるものとわかる。

水抜きといっても、腹水を全部抜く訳ではなく、検査用30ccだけ。どうやって抜くのか興味津々だったが、基本的には超音波エコーを使って腹水を抜く針を刺せる場所を探し、適当な場所が決まったら、麻酔注射をして、針を入れて水を抜く。

病院内の別の場所にこちらが出向いて、専門の医師にやってもらうのかとばかり思っていたが、午前中に、そろそろ始めますね、と二人の入院担当の先生方が入って来た。やおら白衣を脱いで、ネクタイ姿になり、ワイシャツの腕をめくって...オイオイ何をはじめるんじゃい、って感じ。

より若い先生が作業担当。まず消毒にお腹にイソジンを塗りまくる(本当にイソジン。色もあの色)。その後で麻酔注射。皮下脂肪が厚いためか?一回の麻酔量では足らず、もう一本注射をした。歯医者と一緒で、最初の一瞬だけが痛く、後は順調に進むはずだったが、まだ効いてないところがあったのか、水を抜く針を入れる際に、思わずイテてイテてと叫んでしまった:笑。

そうなると、もう恐怖心で一杯になり、看護師さんが、大丈夫ですか?そんな顔しなくても大丈夫ですよ、と笑いかけてくれた。実際は2度目の麻酔以降は全然痛くなかったのだが、顔はひきつっていたようだ。

というわけで、今日のは腹水作業でしたので、抗がん治療は来週頭からになった。午後、入院の治療計画書にサインした。なんと治療計画では火曜日退院になっている。早っ!火曜日の時点で副作用が顕著でなければ御引き取り下さい、ってことか?

家内は、変な副作用が怖いので(というより、そうなればとても面倒見切れないので)、1週間でも2週間でも入院しろ、と主張している。自分も1週間は覚悟していたのでちょっと拍子抜け。担当の先生によると、居たかったら部屋自体は大丈夫とのことだった。

今日の午後3時頃から、外来の主治医の先生と今後の方針の詳細について、家内と伺った。結構なプランができあがっていた。いずれにせよ、月曜からまた未知との遭遇。明日の日曜日は安息日、自宅には戻らず病院で過ごす。

 

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