2008年5月9日金曜日

入院初日

金曜日: 昨日は、一時お腹が非常に張って、凄く不快&不安になったが、昨夜から今朝にかけてそれは解消。だいたい病院に行く日、自覚症状が軽くなる(ような気がするだけ?)のはいつものことである:苦笑。さあ今日から4度目の入院。

中国国家主席来日による交通規制があるということだったので、ちょっと早めに家を出た。ナビがさかんに渋滞があると言うし、実際多くのパトカーや検問があったが、非常にスムースに車は流れ、予定受付一時間前には病院に到着。部屋にも余裕をもって入れ、そのままお決まりの、心電図、X 線、血液検査を済ます。

いつもは、入院時の主治医の先生とお会いするのは夕方になるのだが、今日は昼前にはお会いできた。今回の治療計画について、いつもの外来の先生を含めて打ち合せをするのは、多分夜7時以降になります、と言われた。外来治療が金曜日であり、クール中の投薬のインタバルを固定したいので、できれば明日から抗がん治療をしたいとのことであった。

昼食後早速、金曜日の教授回診があった。例の前首相の主治医である。以前も受けたが、本当に神の指といった感じで柔らかく問診しながら触診が進む。CT などなく、指だけが頼りだった時代の手つきである。昨日からのお腹の張り具合を指摘され、後首の辺りが気になるなあと言って去られた。その後、お弟子さんによりもう一度首のチェックがあり、教授は何を感じたみたいですが、大丈夫ですから、と言って終わった。

この大名行列は特に主治医が行うわけでないので、多分患者には余りメリットはない。教授の先生による一人一人の患者チェックを通じて、大学病院として若い先生方の教育を兼ねてるのであろう。(ちなみに入院の主治医と外来の主治医は異なり、入院の主治医は若手2人組)

さて、結局夜8時前にいつもの先生とやっと治療方針について話すことができた。家内がいないことを気になさっていたが、そこは旦那に全権委任。細かいことはまた別途記すことにして、とりあえず「オキサリプラチン」というのが新しい治療薬の名前である。米国ではシスプラチンと同等かそれ以上との実績があるそうだ。これと TS-1 系の薬(飲み薬ではなく点滴)を併用する。1回6時間程の点滴を今度は3週続けて1週休みとなる。明日は腹水のチェックもすることになったので、治療スタートは場合によっては月曜。

いずれにせよ、お腹の張りの「根源」が、今回の治療で縮小されて行くことを祈るのみ。

 

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