2008年5月2日金曜日

3歩進んで2歩下がる - 再再々入院へ

金曜日: GW 本番前に病院を済ませておこうと人が多いのか、今日は一昨日とちがって病院は満員。午後の外来診療は普通7、8名足らずだが、今日は倍近く待っているいた人がいた上に、予約外の飛び込みの方も数人いた。10時半に受付した診察が始まったのは2時過ぎ。

今日は一昨日の内視鏡と CT の結果。内視鏡については、その場に主治医の先生もいらして、結果はすでに聞いている。今日は家内とより詳しく説明を伺う。改めて写真を見たが、確かに前回からは殆ど様子が変わっていない。

最初に比べると格段に違うが、前回2月からは縮小しているようには見えない。がん細胞が壁に吸収されるように成長していくタイプなので、化学療法では完全にとれる方が少ない、今後は如何にうまくつきあっていくか、になるでしょうね、と言われた。このあたりは断片的にこれまでも聞いているので了解はしている。

2ヶ月でこの程度の変化しかない、ということはそんなに珍しいことでもないようだ。が、次の CT の画像をご覧になられて様子が変わった。肺や肝臓等に転移はないが、わずかながらまた腹水が出ていた、どうもこれは、例の胃と腸の結合部にあったガンが悪さしている(腹膜に広がろうとしている)ようだ。

この時点で、ドセタキサンとイリノテカンの組み合わせが実は思った程効いておらず、最初の TS1+シスプラチンがかなりの効果をあげていた、ということがわかった。確かにこの2ヶ月ほど、いやに体力体調が回復し元気過ぎたけれども:苦笑、副作用が少ない=ガンにも優しい、ということだったのだろう。

そこで急遽方針変更。このまま今の薬を継続してもむなしい結果が出るので、薬を当初のシスプラチン系に変えることになった。ただしシスプラチン自体は、腎機能に悪さをするので、自分には使えず別の薬(日本では売られていない、米国製の)を試すことになる。ここから先はまだ日本では Evidence がなく未知との遭遇である。

治療方針としては、これまでと変わらず週に1度の外来治療をベースとするが、最初だけは、これまでと同様色々検査(副作用等)のために、3、4日また入院が必要。というわけで GW 直ぐに入院するよう手続きをした。ただ学期間でもあるので、授業等で外出は自由にしてよい!とのこと。(でないとこちらも困る。)

やっぱりこの所の不安感は的中した:苦笑。でもわかってすっきりした。いかにうまくガンの成長をコントロールするか、というが人生の鍵である。昨年10月から比べると3歩進んで2歩下がるって感じか。でもあの頃とは体調も違うし、気持ちの持ち様も違う。

明るい GW がちょっと暗くなったが、まあしょうがない。明日からの4日間はゆっくり過ごして、また少し計画を変更だ!新たな副作用を考えるとちょっとメゲるが、落ち込む暇などない、また顔張る。

 

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