木曜日: 今日も曇り.雨になると新聞に書いてあったが,ずっと曇り.曇り空の中少しだけ散歩に出かけた.第2クールに入ってから天候が悪くなった.なんかこちらの気分にもシンクロしている感じだ.このところ重々しいことばかり書いた気がするので,今日は気をつけよう.
昨日の教授会で年度末まで約半年間の休職が認められたそうだ.終わりの時期ははっきりいって誰も分からない.主治医の先生によれば,薬と体の相性によって,薬の効く人にはあっと言う間に腫瘍がなくなる場合があるし,効かない人には長期戦が強いられる.なので半年と言うのは,先生のこれまでの経験から来るものなのか,切りよく年度末にしたのか,適当に書いたのか,全く不明.3月31日までというのは,個人的にはちょうど良い頃かなと思う.すべてがリセットできて4月1日からスタート.これが今の目標.
ところで,教授会では休職とでたが(これは慣例的にそう報告),実際は病気療養のため「休職」ではなく「欠勤」扱いが,規約に基づいた書類上の処理となる.実際に提出したのも欠勤届けである.両者がどう違うかと言えば,長期の病気療養の場合はまず欠勤扱いとなり,勤続年数により有給となる期間が決まる.自分は10年選手なので,その場合20ヶ月までは療養できるそうだ.(給料は本給+家族補助,住宅補助だけになり,それ以外の手当はなし)
で,上記欠勤による有給期間を超えて,更に療養が必要な場合は上から「休職」を命じられる.この時休職できる期間は更に20ヶ月で,この場合もおよそ有給が認められるみたいだ.そうでなければ家族が食べて行けないし,治療費も馬鹿にならないからね.ということは計40ヶ月(3年4ヶ月)は療養できるってことか.こんなに休めるものなのか,と驚いている.他の大学もそうなのかなあ.数字自体にはあまり実感がわかないが,このような大学のバックアップがあるのは安心できる.でも,まあ取りあえずは,4月1日のリスタートが目標だ.(また同じことを書いてる:老人力だね)
老人力と言えば,夜寝のときに必ず小便のために一度目が覚めるようになった:笑.痛みで目が覚めることはなくなったので,それは嬉しいのだけど.というのも第1クールで腎機能が落ちたため,意識して水分をとってるからだ.日頃からそんなに水をとる方ではなかったが,入院時は胃の調子も悪く1日1リットルもとれなかった.で,看護師長さんや栄養士さんにこの点を強く叱られて退院した.ポカリスウェットのお湯割り作戦に変えて,今は1日1.5リットルは飲めるようになった.たかが飲むだけが結構難しいのだ.目標は第2クール修了までに2リットルにすること.
入院時に遡って欠勤にしたため,やはり遡っていろんな申請書の書き直しが必要で,秘書さんが大変らしい(御免).何せ休職中は大学にはいてはいけないそうだから.この件で,昨日今日色んな方から連絡をいただき,改めて大学のシステムはよく考えられていると思った.何でもさささっと規約が出て来るのだけど,頭ごなしに適用というよりは(そうかも知れないけど),皆で頭をひねって,最適解をいただいている気がする.これはウチの大学のいいところかな.
来週から国際会議が始まり,うちの修士学生も参加する.この2,3日は彼らのプレゼン資料の作成や解析の相談に大わらわだった.学生は夜型,こちらは朝型(というか朝のみ)で,うまくかみあって何とか間に合いそうだ.来週は点滴再入院の予定なので,ベッドの中からエールを送ることになるだろう.頑張れ.
2007年11月29日木曜日
休職
投稿者 ngcoryell 時刻: 16:28