2007年11月7日水曜日

継続は力

格闘技系の雑誌に,日本を代表する世界的なブラジリアン柔術の大家の記事が掲載されていた.選手としても指導者としても大成された方である.その経歴を見て少し驚いた.某国立大学出身の方で,「高専柔道を継承し,主将として七帝大戦で母校を優勝に導いた」というのが(柔道時代の?)特筆された実績なのだ.

驚いたのは「七帝大戦」というところ.これは日本の旧七帝国大学の運動部が年に一度一同に介して対抗戦を行うもので,自分が所属していた卓球部でも大事な年間行事の一つであった.が,30年前ならまだしも(この方は僕よりも全然若い),伝統はともかくとして,その実力レベルは所謂全国レベルからは程遠い(偏差値の高い大学間の大会だから当然,もちろん個人的に凄い人は,この方のようにあるだろう).

つまり日本を代表するトップアスリートの経歴の1番目に,「七帝大戦で母校を優勝」と書かれているところが,何とも不思議だったのだ.他の競技では,例えば卓球ではまずこんな経歴はありえないから.また,このような実力者が,七帝大戦活躍された以上の実績はなかったのか,とも思ったわけである.不思議反面,もちろん嬉しかったけれど.

先の OB 卓球大会は,この七帝大も含めた全国国公立大学の OB 達が集う試合である.夏の現役の大会は,全国国公立なので七帝大よりは勝ち抜くのは大変だが,それでも全国大会とは言え,全日本レベルでは到底ない.であるが,やはり同じような環境で練習を切磋琢磨した仲間で通しで試合なので,盛り上がりは凄く,気合いも入る.頑張って勝ち上がったときの気分は最高である.

その大会を経験した OB 達の大会も同様に盛り上がる.真剣勝負だけでなくレクレーションの意味も含めて.今年は全日本レベルの選手が集まった某大学の OB チームが,若い殆ど現役の OB を含めたチームに負けた.まともにいけば10年は優勝し続けると思っていたが,やはり名選手もやはりそれなりに aging が始まるのだろうか.結局そのチームが優勝したのだが,その中に横浜で何回かお手合わせしたことのある(1勝1敗)選手(自分より少し若い)がきちんと勝っていたので,これまた感心した.

「継続は力なり」というが,やはり地道に続けることが大事である.休んでいるものは自動的に力が衰える,というのは年をとってくれば顕著になる.(往年の名選手ともいい勝負ができる:笑)才能が努力に勝るのは若いときだけ.やはり中年以降のスポーツは,体力プラス努力なのだ.

1クール5週間を2クールという長丁場,現在1クール目の2週間と3日目.この治療の継続により,また体力が戻ってくることを切に望む...

 

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