土曜日: 昨日の外来診察で精神的,肉体的にそうとう疲れたらしく,アドレナリンが出きった今日は体がどんよりしており,いつもより朝寝も長く,昼も寝床中心で過ごした.でも,いよいよ今日明日で1クール5週間のうち3週間の投薬期間が終わる.結局 TS-1 + シスプラチンによる(自覚症状を感じた)副作用は次のような感じである.
・気分の悪さ,吐き気:気分の良い悪いは波がある.波の高さは,平均すれば,少々の我慢と,大人しく寝ることで回復できる程度なので,これはラッキーだった.吐き気は1,2度あったが,結局吐かなかった.食欲が戻りつつある今でも吐き気は全くない.これもラッキー.
・食欲:これは病院にいる間は,一気に落ちた.つわり状態も経験した.ご飯の匂い,みそ汁の匂い全部駄目.これにはメゲた.だが,退院後は復調.量的にはまだまだ.家内によると,1週間で,離乳食から,幼稚園児,今は小学3年生:笑,くらいにまでは回復した.ただ,お腹の中は常に化学反応状態?なので,食べると未だに一瞬驚く=痛む,ことがある.ので,いつも様子見様子見食べている.
・肌の変化:肌が乾燥肌になった.またちょっと色に元気がなくなったか.昔からある痣や傷跡などは,殆ど死んだ色をしている.全身発疹はなかった.寝間着などが接触するところには少々できる程度.口内炎は,唇にだけできた.で,熱いお茶が飲めなくなった.幸い口内は今のところ大丈夫.味覚も落ちていない(ラッキー).
・その他1:声がハスキーになった.寝起きは完全なかすれ声.家内曰く,水分がたりてないからよ,そんな気もする.なので会話自体少し疲れる.それから,口の中の状態に非常に敏感になった.特に朝起きると口の中が気持ち悪く,まず一番にうがいをするようになった.これ,食事をする時に,本当に食道を通り易くするために小さく小さく食物を噛み砕くので,それが歯の細かい隙間にたまることにもよるのだろう.
・その他2:上記はあくまでも,自分で感じた副作用である.自分で気づかなかった体内の変化は血液検査の値に現れ,昨日も書いたように腎機能が少し低下している(その他は大丈夫のよう).抗がん剤恐るべし.まあこれは自然治癒力に期待しよう(するしかない).
・余談:入院しているときの,抗がん治療マニュアル(副作用への対応)には「性生活」という項目もあった:笑.看護師さんが毎日オリエンテーションしてくれたのだが,誰もこの項については説明してくれなかった:笑笑.恥ずかしいのか,不要と思ったのか:笑笑笑.(内容は行為?に関するものではなく:笑笑笑笑,子種が減るとか増えるとかの話である)自分としては、機能低下自体は,自覚症状としてないような.笑笑笑笑笑,
肌や唇の荒れには,家内の乾燥肌用ローションやリップクリームを,また歯ブラシ以外の細かな歯のケア道具も家内から借りて使っており,非常に助かっている.ほーら普段の我々(家内と娘)の気持ちが分かったか,とからかわれている次第.とまあ,完全に支配下に置かれている状況である.明日は1クール投薬の最終日だ.一応わくわくしていたりする.
2007年11月10日土曜日
これまでの副作用
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:34