水曜日: 今日は CT と内視鏡の日。連休の谷間のせいか、病院も比較的すいており受付も順調に終了。予約時刻の30分前には検査場所に居なくてはいけないが、通常はそれでも検査開始は遅れ気味。が、今日はなんと前倒し。予定時刻よりも10分も早く始まった。
CT は寝ているだけなので楽チン。当初 CT と内視鏡検査の interval は15分しかなかったので心配だったが、おかげで余裕をもって悠々セーフ。ここでも待ち時間0で、結局心の準備:笑、をする間もなく、喉に麻酔をして早速検査。
内視鏡検査は、過去3回受けており、最初の2回は殆ど寝ており何の記憶もない(2回目には、終了後「宣告」はあった)。前回は完全に眠ってたわけでなく、ところどころ記憶に残っているが、それでも先生方の声までは覚えていない。が、今回は、ぼーっとはしていたが眠りはしなかった。
先生の「一番細いところはもう通りましたよ」「***は**」「***は大丈夫ですね」との声は覚えている。何よりも今回は、何度もむせてオェップしたので、口から唾液がしたたり落ちていたと思う。普通は苦しいのだろうけど、そこは麻酔が効いているためか?特に苦しかったという記憶はない。
終了後、いつもの主治医の先生がその場にいらして、妙に安心した(検査自体は別の先生が若い先生2名を引き連れて行っていた)。が、その言葉は残念ながら「腫瘍の大きさは、前回から左程変わっていません」だった。「でもご心配いただくことはありません。」と、いうことなので酷くもなってないのだろう。
今回は当初より無茶苦茶は期待していなかったので、特に落胆もしていない。明後日、CT の検査も出るので、より詳しい説明を受けるだろう。そのとき迄気持ちはペンディング。
2008年4月30日水曜日
内視鏡検査-ちょっと Pending
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:04
内視鏡検査-ちょっと Pending
水曜日: 今日は CT と内視鏡の日。連休の谷間のせいか、病院も比較的すいており受付も順調に終了。予約時刻の30分前には検査場所に居なくてはいけないが、通常はそれでも検査開始は遅れ気味。が、今日はなんと前倒し。予定時刻よりも10分も早く始まった。
CT は寝ているだけなので楽チン。当初 CT と内視鏡検査の interval は15分しかなかったので心配だったが、おかげで余裕をもって悠々セーフ。ここでも待ち時間0で、結局心の準備:笑、をする間もなく、喉に麻酔をして早速検査。
内視鏡検査は、過去3回受けており、最初の2回は殆ど寝ており何の記憶もない(2回目には、終了後「宣告」はあった)。前回は完全に眠ってたわけでなく、ところどころ記憶に残っているが、それでも先生方の声までは覚えていない。が、今回は、ぼーっとはしていたが眠りはしなかった。
先生の「一番細いところはもう通りましたよ」「***は**」「***は大丈夫ですね」との声は覚えている。何よりも今回は、何度もむせてオェップしたので、口から唾液がしたたり落ちていたと思う。普通は苦しいのだろうけど、そこは麻酔が効いているためか?特に苦しかったという記憶はない。
終了後、いつもの主治医の先生がその場にいらして、妙に安心した(検査自体は別の先生が若い先生2名を引き連れて行っていた)。が、その言葉は残念ながら「腫瘍の大きさは、前回から左程変わっていません」だった。「でもご心配いただくことはありません。」と、いうことなので酷くもなってないのだろう。
今回は当初より無茶苦茶は期待していなかったので、特に落胆もしていない。明後日、CT の検査も出るので、より詳しい説明を受けるだろう。そのとき迄気持ちはペンディング。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:04
2008年4月29日火曜日
リラックス・デイ
火曜日: 今日は昭和の日(だそうだ:笑)。この間娘に、3日から6日まで戻るね、と言われて、どうして6日が休みなのか分らなかった。最近は日本は休日を増やそうと法律がちょこちょこ変わっているらしい。いつのまにやらみどりの日が5月4日に移り、その日が日曜日なので、その振替えに5日を飛び越えて6日が休みになったみたい。いやあ知らなんだ:苦笑。いずれにせよ休日が増えるのは嬉しい。
義父の容態について説明があるということで、家内の兄弟が病院に集まった。この山を越えても長期化するのは間違いがないので、人工呼吸器もはずして、直接喉に管を通すかも知れないとのことだった。息子も今日の夜一人で見舞いに行った。自分はぐっと我慢して自宅に残った。何かしていたいので、一昨日同様部屋の掃除をすることにした。家内が帰ってきて、内助の功ね、と笑った。
今日は体調は落ち着いていて、午後から久しぶりに論文の査読を一つ完了。まだ4つもためている:笑。GW 中に完了予定。夕方は4時から、柔道の日本選手権と総合格闘技が同時に始まった。片方をビデオにとっても観る時間はないので、二つのテレビを使って右や左に大忙し。
柔道の方は、日本中が井上選手に注目していたに違いない。先日の選抜で見事な内股を決めて優勝したので、いやがおうにも期待が高まる。が、準々決勝でその内股を空かされ、押さえ込まれて一本負け。でも素晴らしい試合だった。テレビに映るその表情からは、すべての重圧から解放されたかのような安堵感も感じられた。
優勝した石井選手は言葉にならない。最初から最後まできちんとした試合ができなかった悔しさで涙があふれていた。心技体が揃わぬうちに試合に臨み、満足できる試合ではなかったと言う。一流の柔道家というのはまさに武道家だ。密かに石井選手を応援していたので嬉しい。(無事オリンピック代表選手に選ばれたそうだ。祝!)
傍らでやっていた総合格闘技の方も結構面白く、今日はとてもいい日だった:笑。明日は CT と内視鏡検査。前回から2ヶ月、それなりに苦労してきたので、ちょっとくらいはいいことがあって欲しいなあ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:11
2008年4月28日月曜日
12月の blog
月曜日: 義父の容態が思わしくない。医師の説明があるということで、家内は今日も病院にでかけた。血中酸素濃度が低く、人工呼吸器のお世話にならなくてはいけないようだ。ここ2、3日が山らしい。これまでも何度か山を越えてきた義父だから..ただ祈る。それだけ。
ブログも200回を過ぎ、昨日しげしげと過去ログを読んでみた。12月頃のものだ。ブログを始めた頃には、いずれ元気になったときに赤面するくらい、恥ずかしげもなく生々しく記す、と書いた記憶がある。今こうして読んでみると、文章はとても臭い(これは文章力の問題)が、まだ、さほど恥ずかしくもない。
12月と言えば、目も見えず、下痢が絶好調でモノも食べれず、肌は乾燥してパサパサになり、本当に酷い状態だった。それは良く覚えているし、そう書かれている。でも、不思議に文章はとても前向きだ。なんというか、ガンに立ち向かうというか、気迫に満ちている感じがする。
今はどうだろう。多少副作用の自覚症状を感じるものの、それを差し引いても体調は明らかに今の方が良い。実際食欲もあり、視力も回復し、乾燥肌でもなくなった。でも精神的には、12月の時ほどの活力が感じられない(そうは思わないようにしていたのだろうが、ブログを読めば明らかだった)。
活力がないというか、色んな不安要素に今頃気づき始めたとくことだろうか?とっくに分っていたことなのに。もちろん、周りで生死に関わることが起きていることもある。副作用がまた少し形になって現れ始め、化学療法の効果に対する不安がぶり返してきたのかもしれない。
4月復帰自体は自分の弾みになって良かったと思っている。当初は大変だったが、4月も終わりになりペース配分が分ってきた。やはり人の半分以下のペースが適当量ということだ。それには納得している筈なのだが、その一方で、周りから遅れて行く自分に焦っているのもわかる。
ブログをつけていて改めて良かったと思った。今の立ち位置が確認できた。体調、体力が戻ってきたという事実に頼り過ぎて、自分は未だがん患者である、健常者ではない、という意識が希薄になりかけていたのだと思う。なので現状に不安を感じる。
「ゆっくりといく」と言うのはそういうことなんだよ、と約束をキャンセルした時に友人に言われた言葉を思い出した。緩いこう配で良い、たまに転げそうになっても、またいつか立ち上がれば良い。今を踏みしめて、感謝を忘れず、志を保って、毎日を過ごして行くべきなのだ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:10
2008年4月27日日曜日
偲ぶ
日曜日: 車で通勤している際、ロード用自転車を走らせている人を見るたびに、3月中旬に急逝された先生を思い出す。あの屈託のない笑顔が懐かしいが、未だに亡くなられたことを実感できないでいる。4月からも2人でやるはずだった筈の授業が始まっているというのに。
ちょうど2、3日前の夕刊に、氏が企画された 1200km に及ぶ自転車のロードツアーについて掲載されていた。大学の創立150周年を記念して、佐賀は中津から東京のキャンパスまで、創設者の足跡を辿る。このコースを GW の間に6日間に分けて走る。
体育会の自転車クラブのメンバーにより10区間を乗り継いで走るわけだが、先生ご自身も走る気満々であった。もしかしたら全距離を走ろうとされていたのかも知れない(さすがにそれは無理か!?)。
2月に自分が少しずつ大学に出始めた頃、4月からの授業計画について話しあった。最初は、いいよ俺が全部やるよ、休んでていいよ、と仰って下さっていたのだが、半分は多分担当できそうです、と言ったところ、突如としてこの自転車ツアーの話になった。
詳しく伺うと、このツアーへの意気込みをいつものように熱く語られ、ツアー日程に授業が含まれているので、先生は学期後半を担当させてくれ、とのことであった。もちろん、いつものことなので:笑、快諾した。
ロードツアーは、期せずして先生を偲ぶ追悼ツアーとなり、伴走車は遺影と車輪とキャップを乗せて走る。また、最終日には、先生のご専門だったロボットサッカー大会の会場に立ち寄るそうだ。先生の意志を継いだ者達が交わる瞬間を見て、先生も喜ばれることであろう。
最後に正義は勝つんだよ、と常々仰ってたことを、今も噛み締めるように思い出す。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:15
2008年4月26日土曜日
象の寝息
土曜日: 明け方頃少し下腹部が痛くなり、目が覚めた。しばらく布団の中で収まるのを待っていたところ、夢見後心地の耳に呼吸のリズムが聞こえてきた。でもどうもしっくりこず、妙に不自然だったが、気にせず寝ていた。痛みが収まり、意識もしっかりしてきて初めて、隣で誰か寝ている!ことに気づいた:笑。
どうやら息子が突然夜中に帰って来たようだ。自分が寝ている和室に面したソファで行き倒れて寝ていることはこれまでも良くあった。どれどれっ、と覗き込むとそこには人は寝ておらず、一瞬ドキッとしたが、ちゃんと少し離れたところで快眠中だった。まるで象の寝息のようだ。
一昨日の夜、少し喉の痛かったので風邪を引いたのか不安だったが、それは無事回復。風邪には自分なりの予防法があり、例えば鼻のつまりは朝の腕立て伏せで必ず抜けるようになる(ホント!)とか。喉の痛みに対しては、ちょっとでも違和感を感じたらイソジンで殺菌を心がける。(胃の痛みに対しても、もう少ししっかり備えておけばよかったのだけど:苦笑。)
今日感じた下腹部の痛みは、明らかに下痢を起こすときの症状に似ており、あの悪夢の12月を思い出した。抗がん剤による遅発性の下痢だ。今の薬でも生じることがあるとは聞いていた。が、少し様子が違うのだ。確かに下腹部が痛くなり、便意を催すのだが、便自体は下痢ではなく、普通便なのだ。うーん。このあたりのバランスの悪さ?がちょっと悲しい。
世の中は今日あたりから GOLDEN WEEK。こちらは病院に2日でかける以外は特に予定なく、家でゆっくり過ごす予定。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:11
2008年4月25日金曜日
オフ
金曜日: 義父は御陰さまで小康状態を保っている。ただ肺炎を起こしているので、この週末は要注意ということである。体は余り動かせないが、意識はしっかりしているらしく、色々と五月蝿いようだ(元学者である)。あーだこーだいっては看護師さんに怒られているらしい:苦笑。例えば、ICU 内にい並ぶ装置を見て、こんな高い部屋から早く出せ!と言ったとか。
今日も、家内は義父および義父をケアしている義母のケアにでかけた。本当は、子供達もいないし、自分の病院もないので、ゆっくり二人で外で食事をしようかと話していたのだけどキャンセル。まあ仕方ない。家内はほんと休まるときがなく、GW はゆっくりできればいいのだけれど。
金曜日には大学の方も予定を入れてないので、オフ。仕事はたっぷりあるが、体がオフモードに切り替わっており、今ひとつ身に入らない。週の疲れがどっとでたのか、午後昼寝を始めて気づいたらもう夕方だった:苦笑。午前中は MAC の設定でつぶれたので、今日は全く何もしていない。まあいいか。
今日はお腹は平穏。胃の上部に少し違和感があるのがちょっと気になったが、まあ痛いわけでもないので、じたばたしてもしょうがない。外を見ればうちの庭の木も春らしい花を咲かせ始め(何度聞いても名前が覚えられない:笑)、にぎやかになってきた。週末は、うちの子供達も帰ってきて、また家の中ににぎやか(うるさ?)さが戻るようだ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:50
2008年4月24日木曜日
曇りのち雨
木曜日: 今日はいろんなことがあった。気分は曇りのち雨時々大雨って感じ。一番堪えたのは、義父の入院。昨夜の夜お手洗いで気を失ったまま救急車で病院に運ばれた。自分と同じくして具合を悪くされており、互いに励ましあってきた。幸い意識は戻り、現在 ICU で治療中。顔張れ!ひたすら祈る。
朝刊にスキルス胃がんの方の記事が載っていた。発見されたときはガンは胃の外側に広がり、手術は不可能だったそうだ。余命数ヶ月と告げられたが1年余りは普通の生活を送った。が、いよいよ悪化し、延命か緩和ケアの二者択一を迫られた、と書いてあった。
ここまで読んで、自分と重なるものがあり、ちょっと滅入った。この記事には続きがある。その後、たまたまインターネットで読んだ情報をもとに病院を変え、新しい化学療法の臨床試験に参加したところ、その効果が現れ始めたそうだ。最後は、かけがえなのい時間と希望が与えられた、と結んであった。気分はニュートラルに戻る。
今日は1限授業。授業自体を行うこと自体は、体力的には問題なし。時々お腹が気になることがあるが(グルグル)、だいたいペース配分がつかめてきた。が、どうも進行が例年より遅い。無駄に?丁寧に教え過ぎている気がする。
最近は学生からの授業評価があるので、このあたりのさじ加減が難しい。本当は、学生の様子を伺うことなく、授業についてこれるものだけを相手にしたいんだど(そのやり方の善し悪しは別として)。このあたりで今日の気分が下り坂になった:苦笑。
帰宅する頃から、少し喉に痛みを感じた。入院してから今日まで、免疫力低下にもめげず風邪を引かずにきたが、いよいよか、と嫌な予感。そう言えばこの間の会議に風邪を引いてた人がいた..と思い出す。かなり気をつけていたつもりだっのに...まだまだ甘いってことか。家でしっかりイソジンでうがいをしよう。
明日は金曜日ではあるが、休薬期間につき病院はなし。天気も曇りから晴れになるようだ。ちょっとホッとする。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:25
2008年4月23日水曜日
暑がりから寒がりへ
水曜日: 自分はどちらかと言えば(というより明らかに?)暑さよりも寒さに強いタイプ、いわゆる暑がりである。息子も多分同じで、一方家内と娘は当然寒がりである。なので、暑いときに冷房がきついと女性軍から文句を言われるし、冬場のガンガンに効いた暖房は男どもは嫌いである。
自分の格好は年中同じで、半袖ポロシャツが基本スタイルで、後は環境温度に応じて、トレーナーをまとい、それでも寒ければその上にジャケットやウォーマーをはおる。どんなに寒くても3枚を超えることはない(もちろん3枚目にベンチウォーマーなどの厚手の防寒具を着る)。また部屋が暑ければ、真冬でも半袖で過ごす。
自宅は最近はやりの高気密高断熱住宅で、(女性軍には冬はまだ寒いそうだが)1年中部屋の中の温度差は少ない。ということもあって、寝るときは冬でも毛布は使わないし、夏でもタオルケットということはなくしっかり(冬の!)布団にくるまって寝ている:笑。
という具合に、季節感に乏しいライフスタイルである。入院&自宅療養をしている時(ちょうど秋から冬)も同様で、この時は冬の寝間着が基本で(ポロシャツの代わり)、後は病院へ行くときも、大学にでかけるときも、この上からトレーナー+ウォーマー+必要あればダウンジャケットという出で立ちであった。
ところが、抗がん治療を開始してから、特に薬を今のものに変えてから、いわゆる悪寒、寒気がするようになった!。暑がりだった筈の自分が、なんと寒がりに変わってしまった。今はむしろ、もう春なのに何でそんな厚着してるの?って感じである。家でもまだ長袖のパジャマの上からウォーマーをはいているし、上も寝間着の下に下着を着て、トレーナを羽織っている。外に出るときは更に薄てのジャンパーを着る。
ここに来て、また家内から、女性の気持ちが分かったか?とからかわれている:笑。いやまったくその通り。ガンにならなければ一生分かろうともしなかっただろうな。とはいえ、さすがに今日は快晴で暖かかった。この格好(ウォーマー)で外に出るのはさすがに憚られ、一枚脱いで散歩にでた。爽快だった。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:30
2008年4月22日火曜日
4月のイベント
火曜日: 今日は外部の委員会に出席。1昨年より委員長を仰せつかっていたが、昨年後半より副委員長の方に交代を御願いしていた。この4月からの復帰に伴い、一応ご挨拶させていただいた。2ヶ月に1度くらいのペースで、ウチの大学での開催なら左程負担はかからない。とはいえ、無理は禁物。何たら委員会と名のつく外部の仕事はこれだけにする。
その委員会で、やはり痩せましたね、と言われたかと思うと、楽しみにしてきたのにまだ全然メタボボティですね(失礼な!)、と言われたり、まあひとそれぞれ印象が違うようだ。実際お腹のまわりの無駄肉は相当落ちたけど、胸囲は毎日の腕立ての成果もあり、左程変化してないかな。体重自体は、最も多かったときよりも 10Kg 弱は確かに落ちてるんだけど。(ここ1ヶ月は 1Kg の幅で平均 73kg。)
実は今月末に、ジャズピアノデュオ(Chick Corea and Hitomi Uehara)のライブを聴きに行く予定だったが、残念ながらその日は病院での検査が入ることになり、泣く泣くキャンセル。無理をすれば出かけられないことはないのだが、1日1外出の原則を守りここは我慢。幸い音楽好きの昔の同僚が喜んで貰ってくれ:苦笑、これでチケットも浮かばれる。
ところで、春になり乾燥肌も改善され、悲惨だった指先もなんとなく元通りに戻ったようだ。(一時は縦じわが増え、また表面がツルツルになってた。)で、何気なく windows PC の指紋認証にかけてみると、なんと無事クリアするではないか!前は指紋がうまく構成できないようなエラーが出ていたのが、何事もなかったように普通に認識できた。いいねえ、いいねえ:笑。
明日水曜日は大学の開校記念日でお休み。昨日初めて知ったのだが(休んでいたので聞いてなかった)、大学をあげて東京ディズニーシーで創立150年を祝したイベントを開催するそうで(貸し切り?)、学生、職員、教員およびその家族が特別価格で参加できるらしい。色々大学も考えるね。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:50
2008年4月21日月曜日
始めよければ...
月曜日: 日曜日は抗がん治療明けで、終日体の怠さが続いた。しかも朝寝、昼寝のときも横にはなったものの殆ど眠れなかったので夜にはすっかりばてばてだった。が、おかげで昨夜は寝付きがよく熟睡でき、今朝はすっかりリフレッシュして目覚めた。
今日月曜日は2限に大学院の授業。先週はガイダンスで軽く流すことができたが、今日はそういう訳には行かない。化学療法の影響がちょっと心配だった。怠さは昨日ほどではなかったが、心持ち胃の上部に違和感が残っている。いざ授業を始めると、アドレナリンの助けもあって?、むしろ途中から調子が上がってきた。これなら大丈夫だ。
授業が終わり、昼食後、予定どおり保健室のベッドを御借りした。前回は、環境になじめなかったのか目を瞑って横になっていただけだったが、今日はすっかり慣れて(というか体は正直ということか)、2時間熟睡。眠る前に保健婦さんが、時間になったら起こしましょうか?と言ってくださった。(サービス満点?でもちゃんと自分で起きた!)
結局この昼寝が効いて、今日はその後ずっと怠さもなく快適に過ごせた。夜は大学院のメンバーの懇親会があり、当初は小1時間で失礼するつもりだったが、今年からメンバーに加わった先生方との話が盛り上がり、また食事もおいしくて(トマトの冷製スープ、タケノコ+岩塩、パイ生地のビザなどなど)あっと言う間に3時間が過ぎた。
帰宅すると夜10時を回っていた。こんな時間に帰宅するのは久しぶり。調子にのったらあかんで、という言葉がまた聞こえてきそうだ:笑。とりあえず週の初日が無事終わってホッと一息。今日も熟睡できるといいなあ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 23:15
2008年4月20日日曜日
ブログ
日曜日: 週末はいつも息子が家に帰ってくる。様子を見ていると週に1度の風呂とお袋の味?を楽しみにしているようだ。アパートにいてもすることがないのか、一人暮らしのアパートよりも落ち着くのか、親離れが出来てないのか、果てまた子離れができてないのか?自分を思い出せば、家を出てからはあまり実家に戻ることはなかったけどなあ。
その息子、今年くらいから実家でもひたすらコンピュータに向かっている。娘と違い、息子は家内同様全くの機械音痴。どうしたのかと思ったら、どうやらひたすらブログを書いて写真を添えて up しているようだ。個人のページではなく、勤めているサッカークラブのブログ。
なんか結構はまっているらしく、毎日毎日しつこく更新しているみたい(このあたり父親に似てる?一度始めると意地でも続けるのね:笑)。ついでながら、up した後、ひたすらクリックをしているので、何してるのかと思ったら、アクセス数を稼いでるんだって:笑。(内容で勝負しろよ!)
確かに人気ブログになってランキングに掲載されると、自然に訪れる人が増えるのでその気持ちはわからないこともないが、そもそもサッカークラブのブログ(しかも記録中心)なんて、本来人気が出るようなものではないと思うけどね。。。父ちゃんも見ろ、というので覗いてみると、とても我が子とは思えない、丁寧な言葉遣いで書かれている:笑。
このブログを始めるにあたって、ストレスにならないよう等アドバイスもいただいたが、何やかやで ritual になっている。意外に備忘録としても使え、治療経過がよくわかりこの間の保険申請にも役に立った:笑。最近もの忘れが激しいので、他人事のようにも読めるし:笑。いよいよ今週末で連続200回となる。止める理由もあまりないので、このまま続けます。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:43
2008年4月19日土曜日
闘う; revisited
土曜日: 病気と闘う、という言葉はよく見かけるし、人からも声をかけられることも多い。うちの家内にも病気になったおりに、身をもって闘うという文字の意味がわかる、と言われたことを思い出す。病気の治療、治癒に努めてる姿がまさに闘っているという行為であり、つまるところは、この手強い相手に精神的に負けるな、という励ましである。
一方で、「病気と闘う」という表現は良くない、という医師や薬剤師の方の文章もしばしば目にする。少なくとも「ガン」の場合は、「受け入れ、ガンとともに共存する」と考える方が良い、ということだ。なのでガン細胞をやっつけるとか叩く、という表現は使わない方がよい、ということだ。
特に(自分も含め)長期戦になる場合は、最初の段階で猛烈に頑張り、結果的に期待どおりにならず気持ちが落ちこむよりも、ありのままを認識した上で、如何に生活の質を高めることを目指す、という意味だろう。以前にも書いたかもしれないが、患部に優しく問いかける、という治療法もある、こんなときは「敵」に微笑みかけるわけにはいかない:苦笑。
自分も、この受け入れる、共存する、ということに自分の可能性を見ているので、闘うとかやっつけるという言葉は自分では使わないようにしていた。本質的にはこの気持ちは変わっていない。が、4月に入り環境が変わってから、少し考えが変わってきた。なんていうのだろう、少なくとも色々な行為の過程で生じるネガティブな状況に対しては、少なくとも自分は闘っている、と感じ始めた。
最近では、副作用から生じる痛みや不快感にぐっと堪えている自分がいる。病気を受け止めて覚悟を決めている自分も入れば、瞬間瞬間を顔張っている自分もいる。単なる言葉の遊びかも知れないが、闘うことでネガティブな状況を打破できなければ、大局的に病気を受け入れることもできない、と思うようになった。
例えは悪いが、どうしようもないない本当に不良息子がいて、そいつを更正するためにあの手この手を使う。完全には更正しなくても、十分に一緒にやっていける程度まで顔張る、って感じかな。
今日は非常に平穏な日だった。久しぶりにこんなことを考えて過ぎて行った。
投稿者 ngcoryell 時刻: 18:41
2008年4月18日金曜日
第7クール2週目
金曜日: 先週は朝8時に採血、午前中に化学療法とイレギュラーな時間帯に治療をしたが、今日はまたいつも通りのスケジュールに戻り、午後から診察の後化学療法。午前11時に病院につくと、何か嫌な予感が的中し、やはり予約が入ってなかった!先週は主治医の先生の有能な女性アシスタントが不在で、先生自ら予約手続きをされたので今ひとつ心配だった:苦笑
とてもコンピュータ扱いが苦手そうな先生なので、何度も念を押したのだが、やっぱりちゃんと入力されてなかった。仕方なく受付カウンターで事情を話すと、その場で予約外受付をしてくれた。ラッキーなことに、特に後回しにされることなく、通常の先着順で診察してもらえた 。ドライ(機械的)なところだと、その日の最後に回されたり、最悪の場合は別の日に延期となることもあるから。
この病院の優れているところの一つは、(手続き等で)戸惑っている人たちへの対応が非常に親切かつフレキシブルなところだ。これまでも何度か問い合わせたことがあったが、たらい回しにされたり(どうもこんなイメージがある:笑)、わからないと言われたり等、一度も不快な思いをしたことがない。病因自体は継ぎ接ぎ建物プラス行き当たりばったり IT 化の印象が強い(ご免なさい)が、だからこそ、この手の案内サービスが優れているのかも知れないね。
一昨日の夜、胃痛があった話を先生にすると、すぐに触診をしながら痛みのあるところを探られた。幸い?もう痛みはなく、触診からは何か分ったわけではないが、やはり胃と腸にあるガン細胞の癒着がはがれているからではないか、とのことであった。血液検査の結果は、特に炎症を起こしている様子もなく、これまでどおり順調であった。胃痛については、とりあえず経過観察し、痛くなったらすぐに連絡する。ちなみに白血球は、どういうわけか、5500 にまで増えていた。全くの正常値。今週は大人しくしていたし、まあ結果オーライかな。
今日は化学療法も順調に進み(大抵点滴のスピードがうまくコントロールできず遅れる)時間内に終わった。いつもり早いペースだったからか、治療中に早くも、副作用の症状、涙、鼻水があふれ始め、ゲップが出てきて、悪寒まで生じた。お腹への刺激があまりなかったのでよかった(点滴中にお手洗いに行くのは難しい!)。
次回の診察、治療は5月2日。その2日前に CT と内視鏡。この3月から画像の ON LINE 化が更に進み、少なくとも画像については5月2日に見れるとのことだった。期待と不安のごちゃまぜになった2週間がまたやってくる。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:54
2008年4月17日木曜日
下がったり上がったり
木曜日: 昨夜は久しぶりに胃に鈍い痛みを覚えて、明け方前に目が覚めた。これまでも副作用で腸壁を壊し腹痛を伴ったことは何度も経験しているが、これらはどちらかと言えばちくちくと針先で軽くつつくような感じ。昨日のはもっと直下型、 straight ahead でしかも連続的だった。すごく嫌な予感が襲ってきて、しばらく眠れなかった。
全体的に縮小されたとはいえ、胃と腸が重なるところにまだガンがあることは確かで、そこから出血している可能性やそこに穴があく場合もある等のことも聞いている。ガンとつきあっていく覚悟はできているつもりだったが、痛みを伴うことがある(むしろその方が多いだろう)ことを実感としては持ってなかった。まだまだ考えが甘い。
と言うことを考えること自体、ストレスになり良くないと、だんだんと錯綜してきたというか開き直ってきて、そのうち眠りに落ちた。幸い朝目覚めると何事もなかったように静穏だった。今日は一日恐る恐る行動したが、無事過ぎてくれた。もちろんこれを看過する訳はなく、早速明日先生に相談。単なる痛みを伴う通過点であって欲しいなあ。
体調は戻っているとはいえ、白血球の数が足りなく人より疲れやすいのは事実。なので、講義をした後じっくり休めるように、ソファーベッドでも部屋に入れようかと画策していたところ、他の先生から、保健室でいいんじゃないですか?と言われた。早速、階下の保健室までいって相談すると、二つのベッドはたいてい空いているので、授業の合間に来ていつでも休んで下さい、と言って下さった。
もうまさに神が舞い降りた気分。講義の後の疲れもあるが、むしろ普段朝寝と昼寝をするバイオリズムになっているので、体もすぐに休息を求めるのだ。そのまま2時間!(うち昼休み1時間です)ゆっくり休ませてもらった。静かだし、何より衛生面で安心する。(本当に感謝)
すっかりリフレッシュ。研究室に戻って、同僚の先生とお茶:笑をしてから、学生とのミーティング。ガンガンと檄を飛ばして!から真っすぐ帰宅。すっかり気分は落ち着いた。下がったり上がったり忙しい1日だった。明日はまた化学療法だ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:54
2008年4月16日水曜日
Brazil meets Europe.
水曜日: 今日は会議の日。朝から会議が何と5つも予定されている。その昔は自分が出ても結論が変わらない会議は出席しない、といきがってたこともあったが、年をとってからはそうも言ってられなくなり、最近はそれなりの出席率ではあった。でも座っているだけでも体力は消耗するので、復職の挨拶を兼ねて午前中の学科の会議にだけ出席した。
写真は、1969年にリリースされた、 エリス・レジーナ&トゥーツ・シールマンスによるボサノバアルバム。トゥーツ・シールマンスはミスターハーモニカ(口笛とギターも得意)で、もう今年で85歳くらい。自分は大抵のマイスターのコンサートには足を運んでいるが、この人のコンサートには実はまだ行ってない。結構来日されているのだけど。(いかんせん向こうは高齢、こちらもまあ?な状態であるから、次の機会は逃したくないなあ。)
トゥーツ・シールマンスのハーモニカは、なんて言うんだろう、まず誰が聞いてもそれとわかる、シンプルで美しいメロディライン。シンプルだけど絶妙な音の選択が、こちらの心をゆさぶる感じ。テクニックをひけらかすような奏法ではないが、きっと真似すらできないだろうなあ(一応その昔ハーモニカは得意分野だった:爆笑)。
このアルバムは、ブラジルのボサノバシンガー、エリス(すでに20年ほど前に他界)が40年程前にヨーロッパ公演を行った際に、そのステージを見たツゥーツが、即座にセッションを申し込み、スェーデンで録音が実現したものだそうだ(ちなみにツゥーツはベルギー人)。Brazil meets Europe. とか当時言われたらしい。
そして4曲だけ録音したプロデューサが惚れ込み、ブラジルから他のテープも取り寄せて更にオーバダブしたとライナーノーツに書いてあった。当時は今のようなデジタルではないから、それこそ海を渡ってオープンリールを送るという面倒な作業だったろうね。
で、このアルバム、実は1年ぶりくらいに封を切った:笑。あやふやな記憶であるが、J-Wave で on air されていたのを聞いて心地よくなり、速攻ネットで調べて amazon で注文したまま忘れていたのだ!聞いてみるとまさに fantastic. 曲と名前が一致するのは、ジョビンの Wave だけだったが(なんせ40年前のスターンダード候補ばかり)、耳慣れた曲も多く、最近のモヤモヤを爽快に飛ばしてくれた。
こんなとき、音楽はやはり頼もしい友達である。
投稿者 ngcoryell 時刻: 17:47
2008年4月15日火曜日
久々の老人力
火曜日: 今朝、家内が大阪にでかけるために新幹線の切符をネットで予約していた。家内はとりわけ朝が弱いので、何も寝起きのボケているときに PC に向かわなくとも、と思うのだが、思い出したときにやらないと、ついつい忘れてしまうから、とのことだった。どうやら、もう何日もとり忘れているらしい。
ところが、ここからがまた大変。最近何でもかんでもネットで手配できるのはいいのだが、その度にログインネームとパスワードが要求される。これも統一されていれば、まあ許せるのだが、時に英数字を混ぜろだとか、使いない記号だとか、何文字以上にしろ、だとか結構ルールがサイトによって違う。
最近はシンプルなパスワードはダメで、もうネット黎明期の頃から使っているパスワード(誕生日じゃないけど!)は使えないことの方が多い。で、仕方ないのでそれをもじったバリエーションを考えるのだが、結局そんなサイトが多過ぎて、結局どう変化させたのか忘れてしまうのだ。まさに老人力。
さらには、パスワードを再発行しようとすると、登録時に自分で設定した問題に答えさせられることがあり、これまた、何を設定したかまるで記憶にない。よくあるのは、母の旧姓は?という質問で、母ってだれのことだ?ひらがなで入れたか?漢字か?この質問を選んだっけか?と話にならない。
ついに諦めて、パスワードを管理するエクセルファイルを作った。とはいえ、このファイルが流出すると大変なことになるので、ファイルにパスワードをかけると、今度は(当然のごとく)、このパスワード自体がおぼろげになってくる:苦笑。
というわけで、家内も最初からパスワード再発行の手続きを進めているようだった:笑。なんとか無事発行できたみたいだった。ネットを見ていると、当然のように、この手の状況をサポートするユーティリティもあるようだ。(まあブラウザが覚えている場合もあるけど。ちょっと怖いよね。)
ほんとうに便利になったのか不便になったのか...というようなことを考えること自体、しっかりと老人力がついたということか。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:45
2008年4月14日月曜日
国際コースの授業
月曜日: 起きたらまた雨で小寒かったが、午後にはすっかり回復し暑いくらいだった。今日は大学院の授業の1回目。この授業は留学生のための国際コースの科目も兼ねているので、留学生が履修していたら英語で授業を行うことになっている。なので日本人の学生も英語で受けることになる。
この国際コースができてそろそろ5年になる。受講生はだいたい20人未満で、当初は半数以上が留学生だったが、昨年あたりから留学生の履修者数がぐっと減って、今年は2人。スウェーデンとフランス。昔は留学生といえばアジアからの学生であったが、最近は EU の大学との提携も増え、ヨーロッパからの学生の数も多い。
一方日本人の学生からすれば、ちょっと迷惑な話た。日本語で行ってもちょっと難し目の内容を、いきなり英語でされるわけで、ついていくのが本当に大変だろう。しかも、こちらが native speaker であれば英語の勉強にもなるだろうが、いかんせんJapan-glish であるから、さらに難解?さを増していると思われる。(まあそれ ほど酷い授業でもないとは思ってるが:苦笑)
去年、今年のように留学生の数が少ないと、その少人数のためだけに英語で授業を行うことになって、全体の学習効率(習熟度)(という表現がいいかどうかは?)はよくないだろう。留学生の履修者が減った(特にアジアの学生)ことについてはやっぱり何か理由を考えなくてはいけない(想像はつくけど)。
この授業、欧米流で、予習復習が不可欠かる宿題も多く、最初の1ヶ月くらいは毎回毎回出席者が減る(特に日本人学生:笑)。一方ヨーロッパからの留学生は、授業をとる心構えが日本人と比べると格段に違い、授業への参加も真剣そのもの、こちらも全く手を抜けない。なのでこの授業は、自分でも熱くなる?科目の一つである。
今日も最初は寒かったので着込んだ姿で授業を開始したが、終わる頃には半袖になっていた:笑。体調はベスト(今は何をもってベストとするかは?だけど)ではないが、それほど酷くもない。これで今学期担当する2つの科目を終え、だいたいのペースをつかめた。
1週間のうち休息日を除いtしまうと、驚く程仕事をする時間がない。如何に時間を大切にすべきかということを認識する今日この頃である。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:36
2008年4月13日日曜日
低調な日には
日曜日: 朝起きたら、バラの花束が家に届けられた。今日は家内の*0歳の誕生日で、昔のボーイフレンド?が送ってきてくれたみたいだ。大胆な:笑。メッセージガードも入っていて、旦那の世話も大変だろうけど頑張ってくれ、といった内容だった。家内より先に受け取ってもし分けない:苦笑。
それ以外は今日は低調な日だった。やることなすことうまくいかず、イライラしたり凹んだり。化学療法の翌々日で、悪寒と怠さが今日は顕著。天気の悪さと気温の低さもそれに輪をかける感じ。普段はあまり気にならないちょっとした体の違和感も今日は増幅されて感じる。
新しく導入した電脳ガジェットの設定もうまくいかず何をやってもエラー、おまけに床に落としてひんじが緩くなって、踏んだり蹴ったり。だんだんと化学療法を継続している我が身が情けなくなってきて、ああこんな日が毎日続くと、鬱になるのかな、と考えてしまった。
家内から「そんなときは天気が悪くても散歩にいっといで」と言われ、そういえば最近(体力温存のために)家の周りを歩いてないなあと思い、近くの公園へでかけた。雨が上がったばかりの公園は、桜も盛りをすぎ目に映る風景は枯れていたが、人気がなく、ずいぶんと落ち着いた気分になれた。
こういう落ち込む気分のときは、この人の写真を見るに限る。京都に行った友が送ってくれた(ありがとう)、レッドソックスのラミレス。この一振りで元気を注入してもらい、明日からまたリフレッシュだ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:41
2008年4月12日土曜日
副作用の副作用?
土曜日: 4月に入り不安定だったお腹が、今日になって突然小康状態に収まった。また明日になったら状況は変わるかもしれないが、時折ちくっとするくらいで、少なくともあのお腹が張るような不快感はない。これってとても嬉しいけど、少し不思議。どうしてだろう。
今日は化学療法の翌日なので、お腹+悪寒とダルさは覚悟していたので少し拍子抜け。少し考えてみると、ドセタキセルと塩酸イリノテカンに変えてから、お腹がそれまでの下痢状態から硬めの便に変わり、便秘気味やぢの症状が出ていたため、それを軟らかくする薬として、酸化マグネシウムを服用していた。その結果、便の硬さには効果があったが、逆にその副作用としてお腹の不快感を生んでたのか。
先生と相談して、便やお腹の調子を見ながら、酸化マグネシウムの量を自分で調整することを薦められ、少しずつ減らして昨日で1週間目。便の状態は軟らかいままだったのだが、ドセタキセルと塩酸イリノテカンを昨日投薬して、酸化マグネシウムの効果が完全に抑えられたような気がする。その証拠に今朝からまた硬便に変わった:苦笑。副作用を抑える薬による副作用が抑えられた、つまり元の状態にもどっただけか!
とまあこんな調子で、体の変化と向き合いながら、薬を投薬する。あまり体の変化が顕著になると、次は抗がん剤の量を調整することになるる。その他の副作用は、顕著なものは髪の毛と爪以外は、ドセタキセルの影響による涙目。昨日は涙がひどく病院にいる間もずっと涙を流していた。それを先生が気づき、色々調べて下さったが、、対症療法として目薬で洗うくらいしかない、とのことだった。一応眼科でヒアルロン酸(今結構ブーム!)入りの目薬を点眼しており、実用上は問題ない(車も運転しているし!)
味覚は、酷いときに比べると随分改善された。これは結局最初の TS1+シスプラチンによると副作用が支配的だったのが、薬を変えてその影響がだんだんと薄れて来ているということなのだろう(ありがたい)。これも日によって微妙に変わるのだが、少なくとも年内よりはましな状況だ。
今日はお腹の調子はよかったが、やはり投薬の翌日なので、少し体もダルかった。お昼妙にうどんが食べたくなり:笑、お腹に優しい、讃岐うどんを食べた。やはり、底の見える透明なつゆに腰の入ったうどん。やはりうどんはこれでなくっちゃ!(ちょっと味が濃く感じたのはこちらの問題だろう:苦笑)
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:40
2008年4月11日金曜日
第7クール1週目
金曜日; 今日は朝8時から採血。先週は白血球の数が足りなく治療がキャンセル。1週間経経てば白血球は間違いなく改善するとの先生の読みで、朝から化学療法を始めることになっていた。(いつもは午前に採血、午後診察、治療)今日は定刻前に採血をし、治療の合間に診察を受ける。
で結果は 3700 まで come back. これは健常者の最低値。やはり数字は正直で、先週は検査前から体の調子から何か悪い予感はしていたし、今週は(大人しく構えていたこともあり)、気分も含めて体感が良かったので多分大丈夫だと思っていた。でも最初血液の数字を見せられたときに、まず2の数字が見え一瞬真っ青になった。
が、単なる見間違い:苦笑。どういうわけか、プリントされる血液検査結果の各項目の並び順が毎回違っているのだ。(同じ検査をして、同じ項目の評価しかしていないのに!もしかして、知らないところで知らないチェックをされていたりして!)なので改めて見て一安心。その他の数字にも特に目立った変化はなく、このまま継続して治療。
今朝は小雨の中、大事をみて朝6時15分に家を出たが(今日はマイカー)、渋滞らしい渋滞はなく7時には到着。駐車場にも一番乗り。で病院はガラガラかと思いきや。これが再外来受付機の待ち合い場所はすでに満員(皆さん電車やタクシーで来ている?)。行列も出来ていて7時前にこの状況はなんか異様だ。
この病院は予約制であるが、日時と午前午後しか決めれず、そのスロットの中での順番待ちは早いもの順となる。加えて診察の前に採血がある場合は、順番取りで皆殺気だってると、看護師さんが話されていた。幸い抗がん治療を受ける患者は特別な採血予約制をとっており、待っている人達を横目に見てそっと裏口から入り採血を受けられる。(多分治療が数時間に及ぶから、この病院の大学の先生だからではないよ!)
もう1通、保険会社に提出する診断書を主治医の先生に書いて頂いた。(入院特約1日1万円。でも5日以上の「連続」入院に対してのみ払われるようで、自分の場合3回に分けて?入院したので、思った程は戻ってこないみたい、契約は良く読もう:笑)
保険会社に提出する診断書はすごく正確で、大学に出した物とは大違い(大学へのものは、非常に大まかで、殆どこちらで文言を決めているところがある:笑)。
で、初めてちゃんとした病名と10月の時点の病状がわかった。その時聞いていたら、きっと卒倒していたに違いない。無論単語(正式な用語)で聞いてなかっただけで、病状自体はもっと解り易い言葉で説明は受けていたので自分的には問題なし。(詳しくはまた後日)
恐らく、これは第*ステージです、といたずらに伝えて不安を煽らないようにする措置だったのか、と思う(昨今はいろんなところから情報を仕入れられるから)。こちらから先生にも聞くこともできたし、ちょっと考えれば解ったことをしなかっただけ。それにしても単に「胃がん」ではなく、一杯病名が並んでた:笑。
次回の精密検査が4月30日に決まった。ある程度良くなってから次のレベルに行く方が時間がかかる(薬の効きが悪くなる)という話は随時聞かされている。このところ先月程絶好調ではないので、いろいろ不安はある。でも、どんな状況であろうと、complete response (remission) を目指して、意識を高くもって顔張るのみ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:36
2008年4月10日木曜日
授業再開
木曜日: 昨日から継続して雨。しかも寒い。最高気温が10度だそうだ。このところ気温の変化が激しいので、風邪を引かぬよう重装備?して大学へ。入院するまではどちらかと言えば薄着(暑がり)だったが、抗がん治療を始めて、寒気、悪寒を感じることが増えたので、今はむしろ寒がりになった感じ。
授業再開とかくと、はしかでの休講措置の解除の時のようだが:笑、これは自分のこと。今日ちょうど半年ぶりに授業を行った。授業自体は、ずっと受け持っている科目なのでどうってことはないのだが、やはり体力が心配。疲れすぎないか、授業の途中で調子が悪くならないか、等等々。
開始前に学事課の方と「春学期は科目多かったですよね」「半分に減らしてもらいました」「あまり無理をされないで」「戻ってこなかったら救出にきてください」と会話して、すっかりリラックス。スキンヘッドはとりあえず黒の野球帽でカバー。小雨の中を教室に向かった。
久しぶりの教室はちょっと眩しかった。半年間お休みしたのであまり学生の顔を覚えていない。100名今日を前に、帽子をとって short self introduction を行うと、すっかり上気づき暑くなり、トレーナーを脱いでいつもの半袖ポロシャツ姿になって:笑、授業開始。
いざ始まると、体がペースを覚えており、いつも通りに進行。縦横無尽にまとまりなく!板書し、フットワーク良く喋り、途中少しお腹がゴロゴロ反応していたが、無事何事もなく終わった。アドレナリンが出ていたせいか、疲れも余り感ぜずホッと一息。(実は秘書さんは、終了ちょっと前から外から様子をみててくれたそうだ、ありがと。)
その後のクライアントとの打ち合せも、途中とても眠かったが:笑、先生のお体もそろそろ...と気を配って頂き、これも無難に終了した。その後は一足先に(一足どころか二三足か:笑)大学を後にして帰宅。心地よい疲れを感じたが、この心地よさは多くの方の協力と気遣いから来ている物だと改めて認識。多謝。その後2時間熟睡した。
明日は朝8時から病院。先週中止になったので、今週は疲れないように気をつけて過ごした。先週は治療前から何となく予感はあった、それに比べると今週の体調は良い。あまり期間があくと、またガン細胞が元気になるのが不安だ。なので明日は是非とも治療は受けたい。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:44
2008年4月9日水曜日
Listen to Music
水曜日: いよいよ今日から家内との2人暮らしが始まった。娘は先週末に引っ越し、入れ替わりで帰ってきた(お風呂と食事が目的:笑)息子も昨日また戻っていった。なんかすっかり年をとった気分。実際に2人とも記憶力の衰えが目立ち、老眼もきつくなってきて、本当に「ばあさんや」「じいさんや」の域に入りつつある:苦笑。
最近じっくりと音楽を聞いていない。どちらかといえば多趣味な方だとは思うが、同時期にいくつものことをやるタイプではなくて、季節ごとに趣味が変わるとでも言うか。例えば、この10年間では春夏は卓球にかける時間が多いが、秋冬は音楽(ギターなど)を優先させている。(コンサートだけは季節に関係なく何時でもいくけどね。)
また、仕事をしながらや歩きながら音楽を聴くこともあまりしない( iPod は一杯持ってるけど:笑)。特に年をとってからは、音楽を流しながら仕事ができなくなった。(車の運転中は常に流しているが、同じ CD 数枚を1年以上替えてない:笑)つまり、音楽を聴くときは結構来合いを入れて聞いているのだ。
療養を始めた頃は寝ていることが多く、本を読むか音楽を聴くかがメインの生活だったので、たっぷりくらい音楽に浸ることができた。実際にかなりリラックスできたし。3月になり少しずつ仕事を始めて、iPod や CD のスイッチをオンにすることが少なくなった。これってやはり、心に余裕がないということのなんだろうね(反省)。
もともとヘッドフォンで音楽を聴くのよりも、スピーカをならす方が好きで、いわゆるプチオーディオマニアでもあった。が、こちらの聴く音楽は、家内、子供たちに一切受け付けられず:笑、それが家の中で音楽を流す機会が減った原因の一つでもあった。ということは、ようやく子供たちがいなくなったので、また音楽を鳴らすことができるということだ。
今は朝食のときは静かに新聞を読んでいるだけだが、また大学生や独身時代の気分に戻って、音楽でも流してコーヒーでも楽しむとするか。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:53
2008年4月8日火曜日
都心へ GO!
火曜日: 今日は娘の入学式。それに出席するため家内は朝6時に起きてつくばまで出かけた。東京の総合大学であれば、武道館などで入学式を行うようだが、この大学では、自前のホールで行われる。当然1回では収まらないので2回に分けて行われ、1回は30分というシンプルさ。保護者はホールには入れず隣接した部屋でモニターをみることになる。ウチはどちらかと言えば30分の入学式をモニターでみるために出かけた訳ではなく、引っ越しのときに持って行けなかったもの(PC等)を家内が運びにいった、というのが正しい:笑。
一方こちらは、所属している学会の総会があり、幸運なことに技術賞なるものをいただけるということで、午後からでかけた。実はこの学会も今日の会場も、毎週通っている病院の近くにある。強い雨風ということもあり、またもちろん体力を温存するために車ででかけた。都心に車で出るのはゴミゴミしていて嫌いなのだが、背に腹は替えられない。
ナビがあるので迷うことはないが、いつもの家内とは違う道順が選択されてちょっと焦った。なんせナビ世代なもので:苦笑、殆ど家の周り以外の道は覚えていない。知らない場所で慣れない道を通ると心に余裕がないときはとても不安になる。特に都内は、大通りはまだしも、細い路地に入ったら最後出て来れなくなる:笑。今日も会場までは順調だったが、ナビの示す方向に駐車場はなく、大回りになったので焦ってショートカットしたら小道に入り、対面から車が来ないよう祈りながら走り抜けた。
総会は思いのほか長く約2時間。着席だったのでさほど疲れなかったが、途中お腹がぐるぐるしガスが溜まり始めた。でもあからまさまにガスを放出するわけにもいかず:苦笑、お手洗いに中座する雰囲気でもなく、もとより痛いわけではないので、とりあえず不快感は我慢した。そうこうしているうちに名前を呼ばれ、立ち上がった瞬間緊張感が抜けて、無事平衡状態となった:笑。その後懇親会も含めて今日は順調だった。
懇親会では、事情をご存知ない先生方に大変驚かれたが、皆さんからいろんな激励やアドバイスをいただいた。いつもの繰り返しになるが、「気」が大事であること、生活にメリハリをつけること、無理しないこと、ストレスをためないこと、当分は自分勝手に仕事すること:笑、などなど。今日のイベントも無事終わった。帰宅してからもしばらくは気分はハイなままだったが、きっと明日は疲れがでるだろう。先週の教訓を生かし、明日は自宅でゆっくり休む。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:12
2008年4月7日月曜日
Welcome party
月曜日: 今日で春休みが終わり明日から授業開始。うちの研究室で行っている4年生の1週案研修も今日で終わり、夜歓迎会兼研修打ち上げ会。この歓迎会に体調を合わせるべく:笑、夕方まで自宅で仕事と昼寝。午前中は少し体もだるく寒気もしたが、午後からはさほど感じなくなった。
例年卒業研究の4年生は5名くらい引き受けるが、昨年度の研究室分けの時点で今年の見通しが立っていなかったので、今年は2名少なく3名の学生が配属された。これはいざ(?)というときに、面倒をみてくれる研究室の助教さんにさほど負担がかからないように、との配慮からだ。
卒業や修了して研究室を出て行った数が7名なので、トータルで4名少なくなり、今日の歓迎会はいつもよりひっそりとしていた。数が多いと賑やかで勢いがあるが、少なくてもそれはそれでまとまりのある感じ。卒研にしても、数が少ない方が細かいケアができる(学生にはうざい?!)。しかも今年は助教さんと2人で面倒をみれるし。
今年度配属された学生3名とは、今日初めてじっくり話をした。例年になく素直な(育ちの?)良い子達だ。3名とも建築家を目指している(た?)らしい。うちは建築 proper な研究室ではないので、あまりこちら(力学・計算屋)につきあい過ぎると1年間はちょっと大変かもしれないが、そこはうまく自分のやりたいこととのバランスをとって、顔張ってもらいたい。
いよいよ授業が始まる。本来は明日の実験からのスタートだったが、今年は免除してもらった。結局最初の6週間は木曜日が学部、月曜日が大学院の2つのみ。とりあえず木曜日の授業の準備は終わらせ(といっても例年と同じだけど:笑)、心の準備はできた(ちょっと大げさか?)。後は体調を整えておくだけだ。こんなに授業に緊張するのは久しぶり、まだ3日も前だというのにね:苦笑。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:47
2008年4月6日日曜日
初心
日曜日: 先週は疲れも顕著だったが、お腹にガスがたまりがちで張った感じが強かった。思えばハワイから帰国して以来イベントが続き、また味覚も戻りつつあったので、いろいろ美味しく食べ過ぎてちょっと胃腸が悲鳴を上げていたのかも知れない。
確かに、食欲があるのはいいことだ、と先生も仰ってたし、下痢もなかったのであまり気にせずに過ごしていたが、結果的に胃腸の調子が悪かったので、今日からまた(年末の頃のように)初心に戻って、胃腸に負担のかけないものを食べることにした。コーヒーも先週くらいか美味しく復活させていたが、しばらくまた我慢(ちょっと悲しい)。
昨日から家内も娘と一緒に茨城県に出かけたので、今日は家に一人だけ。気楽なのだが、掃除したり、庭に水をまいたり、洗濯物を取り込んだり、結構忙しい:苦笑。でもたまにやると(たまにやるからなのだが:笑)、それなりに目新しくて気分がまぎれる。写真は、水まきをしている時に気づいた庭の花。結構春らしくビビッドな色でだったので思わずパシャリ。
さすがに今日は家で大人しくしていた。娘がコンピュータを後で持って行くというのでその整備をしたり、テレビで野球や柔道を見たり、もちろん昼寝もたっぷりとった。食事も野菜中心に済ませて気分はヘルシー。胃腸も今日は落ちついている。
今朝アメリカからこちらの様子を伺うメイルを2人から貰った。皆とりあえずの復帰を喜んでくれ、是非6月末のイタリアでの学会で会おうと言ってくれた。そのとおり。3月のハワイ行きを目指したように、またイタリアを目指して一日一日過ごして行こう。
投稿者 ngcoryell 時刻: 19:33
2008年4月5日土曜日
衝動買い
土曜日: 明日から娘は茨城県民になる。入寮だ。すでにあらかじめ寮には必要なものを送ってあるが。その他にも電化製品等を幾つか買わなくてはいけないので、今日から家内とでかけた。結構国立大学の割には足下を見ており、引っ越し業者も電化製品も指定業者がある(しかも高い!)。電化製品については、必ずしも指定業者で買わなくても良いということだったので、大学から少し離れた量販店で冷蔵庫、レンジ等を購入したようだ。
今日の下見によると、入る寮は凄く古い建物だったようだ(便所も和式が多い:苦笑)。また情報系の学生だけが住む寮のため、すれ違う寮の住人が皆おタクっぽく見え、娘はかなりどんよりとした気分になったそうだ。この大学ではだいたい1年生は寮住まいで、2年になると追い出される形で周りのアパートに移り住む(と web には書かれていた)。ところが、現実には、部屋にはヒータはあるがクーラがない(リースはできるらしい)ので、早々と夏に出て行く学生も多いそうだよ、と早くも娘から牽制球を投げられてしまった!
昨日娘の携帯を学割プランで購入したところ、デフォルトで「Web 閲覧制限」が課せられており、アダルトな内容を含んでいると疑わしそうなサイトはアクセスできないように最初から設定されていた。まあ最近は小学生でも携帯を持つ時代だからこのような設定は仕方ないとは思うのだが、「Wikipedia」や「Mixi」まで見れないのは、未成年とはいえ18歳を過ぎた若者には余計なお節介だろうね。で、早速解除に出かけたところ、親子で来いだとか、子供だけの場合は親の同意書と何か証明書を持ってこい、とか面倒なことばかり言ってくる:苦笑。結局今日は解除できずに日を改めることになった。
写真は、娘につきあった勢い?で買った、データ通信料完全定額のスマートフォン。まさしく衝動買い:苦笑。このメーカのモデムはすでに持ってるので、興味はあったが(windows mobile ということもあり)買うつもりは全くなかった。が、写真のようにスライド式ではなくチルト式であること(可愛い)、モデムと両方持っている場合はデータ通信料がかなりお得なプランがあること、何より Wifi ルータとして使えるため、無線LANが普及してない町中で MAC や iTouch が便利に使える、とのことで、娘の横で現物を見ているうちに思わず買ってしまった:苦笑。まあしばらくは自宅で大人しくしているつもりなので、自分への復帰祝いとしよう!?(自分への言い訳ね:笑、でも実際に価格自体は娘の携帯よりはずっと安い!)
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:56
2008年4月4日金曜日
治療延期
金曜日: 第7クール(薬を変えて第5クール目)は中止、来週に延期となった。血液検査の結果、白血球の数が回復してなかったからだ。正常値はだいたい 3.5-9.2 *1000 でである。ネットで調べてみると
白血球とは、体内に侵入した最近などの異物を飲み込み、身体を防御する物質で、免疫に関係する。白血球数が4,000未満の場合を白血球減少症といい、感染症にかかりやすくなる。一方、急性的な炎症や感染症などで一時的10,000程度まで増加する。白血病では白血球数が異常に増え、50,000以上になる。
ということである。今回の値は 2.8、前回は 2.9、これまでは下がっても 3.0 、 休薬明けは 3.5 以上はあった(とはいっても正常男子の最低値)。3.0 が抗がん治療をするかどうかの threshold 値で、前回はほぼ 3.0 ということで化学療法を受けたのだが、今回は休薬明けにも拘らず値が戻ってないということで、大事をとって治療中止となった。
特に今週から大学にでかけているので、より感染し易い状況にもあるためだ。主治医の先生は化学療法優先ではなく、あくまでもこちらの体調優先で治療を進めてくれるので、その点は安心、信頼できる。昨日のブログではないが、このところ疲れやすかったのは、この為でもあったのだ(数字は正直)。
この状況を改善するには薬を止めるしかないので中止となった。幸い、疲れは感じたが、発熱等の症状は出てないし、食欲は旺盛なのが救い。引き続き油断しないで、しっかり抗菌を心がけて、また疲れすぎないようにすることが肝心。
白血球以外は、腫瘍マーカも含めて正常範囲。ただ引き続き血便なので、これはまた経過観察の必要あり(そんなに気にしなくてよいとのこと)。お腹の張りやグルグルは便を調整する酸化マグネシウムの影響だろうから、薬の量を自分で調整することになった。
ともあれ復職1週目は終わった。無事終わったのか、終わらなかったのか:苦笑。昨日の今日で少し緩み始めていた気持ちを引き締めることができたことは良かった。今月末にまた CT と胃カメラで様子を見ることになる予定。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:01
2008年4月3日木曜日
疲れた!
木曜日: 今日で4日連続出勤。予想以上に疲れがたまっている。 大学にいるのは高々3時間くらいのなのだが、往復の移動も入れると体力を結構消耗するね、やっぱし。デスクワークだと殆ど感じないのだが、動くと加速度に逆らうようにお腹が張る感じもする。
ただ風邪も引いていないし、熱っぽさはないし、食欲はあるし(体重はこのところまた増えてる)やはりちょっとオーバーペースだったのだろうか。明日からの週末は病院での治療を受けたのち土日は十分に休みをとれる。調子に乗るな、という大阪からの声が聞こえてくるようで、来週からは平日も1日は完全休養にしよう。
でもお腹がちょっと痛いとホントどきっとして心臓に悪い:苦笑。これは腫瘍というよりは、薬による副作用の蓄積によるもの(薬を変えて4クール終了)だと思う。久しぶりに頻繁に腸の中をグルグル音が鳴っているし(昨年末のように下痢はしていないけど)。爪の方も親指と小指を除いてかなり変色し、形が変わった(最近は指先の仕事は、みかんをむくのでさえ殆ど諦めている)。
とまあ、あまり考えると負のスパイラルに入るので、このあたりでやめておこう。この間友人から、「ガンは細胞の突然変異である。どんな人でも体内で小規模な細胞の突然変異は生じているのが、免疫力や体力で自然にそれを消滅させている」「まれに、免疫力が抑えきれないくらい、がん細胞が増殖するときがあり、それは体内のバランスが大きく崩れるとき、ストレスはまさにそれを助長させる」と聞いた。本当にストレスは厳禁である(必要十分条件ではないけどね)。
今日は、予定通り娘の携帯の機種変更にいった。結局いろいろあって、機種変更せずに当分の間2つ持つ(今回の分は新規契約にし、これまでのものはプランを安いものに変更)方が、キャンセル料もとられないし、結局お得だということがわかった。あーだ、こーだ、と何故何おじさんになったにも拘らず、丁寧に教えてくれたショップの店員さん達、君たちのおかげでブランドの好感度は大いに上がった。
大学の近くで、入学式を終えた娘の友達2名に出会った。娘と一緒にいるところを見られるのは実は殆ど初めてなのでちょっと気恥ずかしかったが、今時の娘とその友達を見れたので、内心はかなり得した気分でもあった(完全おやじ)。
明日から第7クールだ。前向きに頑張ります。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:50
2008年4月2日水曜日
今どきの携帯電話
水曜日: 今日で3日連続の登校。当初は今日はお休み(自主休業:苦笑)の予定だったが、大事な会議が急遽予定されたので、昼からグリーンラインを使って出かけた。最初は元気だったが、やはり夕刻になるとどっと疲れがでてきて、坂を登るのがちょっと大変だった。何となくお腹ももたれ気味だったし。やはり体力が戻っているといっても知れてるね。当分は車で通勤して体力温存が懸命なようだ。
娘の携帯がかなりへたってきており、大学入学を機に変えたいというので、事前にいろいろと機種(というよりは値段:笑)を調べた。今時の日本の多機能携帯には全く興味がないので、そのあたりの情報に疎いのだが、最近はワンセグがついているの当たり前なのね。しかもテレビと同じ冠がついているのもあり、液晶もでかくて奇麗。
携帯電話機の販売に際して、メーカーの incentive がなくなり、購入者は全額機種代金を払うように変わったということは知っていた。で、値段を見てみると、最新の高機能携帯はだいたい8万円くらいなのに驚いた。中には10万越えもある。ただし購入に際して何とかプランに入ると、通信料が特別割引され、結局それが携帯本体の割引に相当しているようだ。
欧米では普通の販売方式であるが、それまでが0円とかだったので、この価格差は結構衝撃的。世の中のお父さんは皆お子さんにこんなものを買っているのだろうか:笑。(よくよく調べてみるとすべてがすべて、8万もするわけではなさそう。ウチの娘の狙っているのが、高級液晶で有名なメーカのものであった。)
まあ自分も電脳ガジェットが好きなので、時に高価な PDA 等を買うことはあるが、電話ごときに、という心の狭さ:苦笑、は否めない。一方で、この親にしてこの娘のところもあり、こちらの興味が湧きそうなところはうまく責めて来る(3G high speed とか)。結局明日一緒に買いに行くことにした。大学の近くの携帯ショップで、顔の良く似た親娘がいたらそれは我々です:笑。
投稿者 ngcoryell 時刻: 23:12
2008年4月1日火曜日
新学期開始
火曜日: 朝9時に研究室にメンバー全員集合。今日から1週間新4年生の研修をみっちりする。ウチは GW 過ぎまでは時間の拘束が厳しいが、それが過ぎると、週に1回の打ち合せさえきちんと参加していれば、後は野放し状態:笑。
昨年卒業修了したものが7名、新しいメンバーは3名しかいないので、一人当たりの研究スペースは随分広くなった。こちらの体調を考えて配属人数を抑えていただいたのだが、今年度は助教さんがいるので、こちらの負担はほぼゼロ:笑。
総務課に復職に関する書類の確認をして、無事手続き終了。これで給料が元に戻るはず。(4月から娘が家を出るためまた出費が嵩む、これで少し安心。)復帰に伴い挨拶まわりをすべきかとも思ったが、ちょっと大げさなので(まだ完治でも全然ないし)機会に応じてその都度することにした。
4月1日は人事異動の日。ウチの隣の研究室にも新しい人が来たし、色んなところから異動の挨拶があったり、メイルが届いたりした。皆それぞれ新しい環境でのスタート。こちらもしばらくは家をメインオフィスにしようと考えており、大学は、授業、諸会議、学生とのミーティングのみにするつもりだ。
久しぶりにオフィスの机に座ったが、肝心なものは大体ホームオフィスに移しているので、郵便のチェックくらいしかすることがない:笑。大学と家とのワークバランスをとるのは意外に大変かもしれない。今日は体力は十分だったが、なんとなく落ち着かないので、午後過ぎには帰宅した。
まだスキンヘッドで大学の廊下を歩くの慣れない(ハワイでは平気だったのだけど)。ので、毛糸のキャップをかぶっているが、そのうち暖かくなり帽子なんてうっとしくなるだろう。いよいよ来週から講義が始まる。どんなスタイルで行こうか。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:32