2008年3月31日月曜日

本年度最後の日

月曜日: 朝8時45分に保健管理センターで医師と面談。病院の診断書をもとに問診を受け、復職の許可を得る。特に面倒なことはなく、こちらの状況を説明して5分程度で終わり。果たしてこのプロセスが必要なのかどうかはちょっと疑問だ。かなり無理しての復職と判断された場合にはストップがかかるのだろうか。

午前中の雨も午後には上がり、明るい空が戻ってきた。午後からは本年度受託研究の成果報告会に参加。ちょうどこちらが休職されている間に、先方の担当者も胆石で入院されており、お互い痩せましたね、と苦笑し合った。双方の事情であまり研究は進まなかったのだが、来年度(といっても明日から始まる!)も無事研究を継続してもらえることになった。資金繰りが苦しいので助かる。

夕方、一度家に戻り2時間ほど睡眠。夜は、中高の同級生(姫路在住の大学教員)と家の近くで食事の約束。こちらの容態を案じて連絡をくれた。定年退職された同僚の方が、やはり在職中にガンになりそれを克服されたそうだ。で、その経緯をなんと最終講義で話されたそうで、その時の資料を持ってきてくれたのだ。大感謝。

話を伺うと、表現の仕方は違うが、結局は如何に「治る力」を高め、「癒す心」を育むか、ということだ。そのために「ライフスタイル」を大きく変えたそうだ。もちろんポジティブな気持ちを持つことが最重要で、同じような状況の人の集まりに参加し、互いに元気を与え合うことも大切なことだ。実際に、ガン患者どおしで作っている NPO が青葉区にあるので行ってみたら、とのアドバイスもくれた。いずれに話も納得できることばかり。

さて明日から新年度だ。朝9時から研究室の新旧顔合わせを行う。今年度は休職していたため新しい4年生のことは殆どわからない。個性的な楽しい面々であることに期待したい。

2008年3月30日日曜日

グリーンライン開通

日曜日: 今日は、グリーンライン開通を祝う行事が区内各所で開かれるようで、朝からまるで運動会の日のように花火が鳴り響いていた。近くであがっているのか結構五月蝿い。午後から乗りに行こう、と家内を誘ったが、興味ない、と一蹴されてしまった:苦笑。

最寄り駅は川和町駅。我々が住んでいるところは川和台で、「台」とついているように少し高台にある。駅に向かうときは下りなので8分くらい、逆に帰りはダラダラ坂を登らなかればならず10分強くらいだった。川和町から職場のある日吉まではグリーンラインで18分、日吉から大学まで(これも少々坂の上り下りがある)は歩いて平均15分弱くらいなので、やっぱり通勤時間はドアツードアで40分強くらい。

さて、川和町駅には自分と同じような初乗りに来た人が多く、あちこちでにわか鉄ちゃんが記念写真(特にホームに入ってくる、停まってる電車の写真ね:笑)をとっていた。また「緑」の無料記念パンフレットが配られ、あっと言う間に無くなる人気ぶり。(記念乗車券もあったそうだ。)よくわからないが、老人の方は今日は(いつも?)無料なのだろうか、人のいる改札口を皆さんさささと通過しているように思えた。

試しに一駅だけ乗ってみた(暇!って言わないで:笑)。電車は、都営大江戸線と同様に、通常より小ぶりな車体。天井高さは2m ないように思えた。173cmの僕が手をくの字に曲げたまま天井に届く感じ。また車幅も狭いのだろう。今日は乗っている人のほぼ全員が、手に「緑」のパンフレットを持っており、いかにも記念乗車会のような妙な(まあ自分もそうだが:笑)風景だった。

それから、グリーンラインは全車両優先座席となっている。今日も何回かお年寄りに席を譲っているシーンを見た。また自分は気づかなかったが、駅毎にステーションカラーというのがあるそうだ。初乗りは200円なので JR や他の私鉄と比べても安くはない。朝は6時前から夜は12時過ぎまで、日中は10分以内の間隔で電車は走るようだ。(ちょっと本数が多すぎないか心配。でも確かにこれまでバスしかなかったところに線路が引かれたので大丈夫かもね。)

通過駅になるかも知れない、と噂された川和町駅も、無事世論が勝って?晴れて利用できることになった。6月からは日吉駅まで目黒線(南北線、三田線と相互乗り入れ)も伸びることになっている。そうすると、時間はかかるかも知れないが、ウチの家から都内へでかけるのが非常に便利になる。

通勤も当面は体力温存のため車で通うが、慣れて来たら適度な運動になるので、せっせと地下鉄を利用しよう。

2008年3月29日土曜日

本郷にて

土曜日: 久しぶりに「ちんどん屋」を見た(カメラを忘れたのが残念)。大学駅前の商店街の大売り出しを宣伝していた。「グリーンライン開通記念」だ。そう、明日中山ー日吉間の地下鉄が開通し、今日は抽選であたった人たちが試乗できる。駅前では「地下鉄入り口はこちら」と誘導している駅員がいてちょっと珍妙だった。いずれにせよ、ウチの家も地下鉄の恩恵に預かれ、バス、JR、私鉄で1時間かかってたところが、40分くらいで通勤できる見込みだ。

午後からは、今年定年を迎えられた、我々の業界の「良心」とも呼ばれるべき方(自分も相当お世話になった!)を囲む会に参加した。場所は本郷にある大学(これは東大だね:笑)。昼間に訪れるのは久しぶり、南北線に乗って東大前駅から、農学部、大学生門、赤門を経由して会場の医学部教育棟に向かった。

折しも、合格された方々のご家族が上京されているのだろうか?、特に赤門の前は家族づれの記念写真で盛り上がってた。大学内も学生、教員よりも観光客の方が多い感じだ。自分はやや地味な正門よりも、気風あふれる赤門の方が好きで、そういえば亡き父親と一緒に写真(アナログ)をとったこともあったけ、と思い出した。返す返すもカメラを忘れたのが残念だった。

囲む会は、セミナーと懇親会に分かれ、セミナーの方は3時間があっと言う間に過ぎた。(どうやら座っている分には体力は持続することがわかった。)どのセミナーからも氏の人柄の素晴らしさ(もちろん人柄だけでなく、経営能力や業績も凄いのだが)が伺えてとても嬉しかった。このようなセミナーは本当に心が温かくなる。

僭越ながら懇親会で乾杯の音頭をとらせていただいた。乾杯の前のスピーチで全く呂律が回らず散々だった(ごめんなさい)。4月復職の予行演習?としては、特に舞い上がったりはしなかたのが救いか。この感触は何ヶ月ぶりだろう。ともあれ食事も美味しく、久しぶりの皆さんとの会話も楽しめた。直前になってお誘いいただいたのだが、参加してよかった。今日はぐっすり眠れるだろう。

2008年3月28日金曜日

大学院修了式

金曜日: 今日は大学院の修了式。大学院研究科全体のもの、専攻別、専修別と学生は会場を移動する。いつも全体式は人人人なのでパスし、専攻別の授与式から参加している。会場は理工学部のキャンパスではなく、坂を昇った駅前のキャンパス。この坂が結構急なので、昇りきれるか心配だった:苦笑、が、途中で別の先生の車に拾われてラッキー。

専攻別の授与式が始まる前に、式の前に専攻長に挨拶をした。休職に伴い専修主任を交代したりいろいろご迷惑をかけたので、一言声をかけた。ところが...まったくこちらのことを認識して貰えず、何度名前を告げても、目は不審者を見る目そのもの:笑。(今から思えば、マスクと帽子とメガネだったからなあ:笑)

あまりに分かってもらえないので、こちらもおろおろ、周りの雰囲気もざわざわ。やっと隣にいらっしゃた他の学科の先生が事態に気づいてフォローして下さり、無事解決。今日は色んな方から、外見だけでは分からない、でも声だけは変わってない、喋ってくれれば分かる、という声を聞いた。(確かに、痩せたし、更にはスーツだったし:爆)

ウチの専修では授与式の後に簡単な懇親会を行う。そこで急遽乾杯の音頭をとることになった。正直な気持ちとして、統合医療の考え方、肉体的(技術的)なものだけでなく精神的なものも大事なこと、特に Motivation を高くもつこと、多く方からの激励の言葉がその支えになること、後の二つは、これから社会にでてからさらに築けるものだ、との話を添えた。まさに実感していることである。

思い出してみると、昨年の懇親会では主任としてちょっと逆説的に、「社会に出る前に不安な人もいるだろうが、社会はヒヨッコの君たちに今は何も期待していないから、変にプレッシャを感じることなく、のびのび仕事をして下さい」との話をした。これも自分の会社員時代の実感。

一方その主任挨拶の後、先週急逝された先生からも修了生への祝辞をいただいた。が、「主任はああ仰ってますが、とんでもない、社会は君たちに大いに期待しています。君たちは素晴らしい...」と述べられ、ちょっと立場がなかった:苦笑。(ちょっと意味が違うんだけど...)

「学生に感動を与えるのが教育だよ!」と常々仰ってたのを思い出しながら、桜が奇麗に咲き始めたキャンパスの中を歩いてオフィスに戻った。

2008年3月27日木曜日

完全休養日

木曜日: 午前中は少し寒かったが、午後からはまたカラッといい天気。先週のハワイから継続してイベント続きで全く落ち着きのない生活をしていた。今日は家で大人しくする。ゆっくり音楽や読書でもして文化的に過ごすのが理想的だが、結局机の前でたまったメイルやら書類の処理をしているうちに時間が過ぎる。(でも週刊誌漫画を読んでいる時間の方が長いか:笑)

久々に朝寝をしていると、宅配便やら書留に起こされる。身内から娘の進学祝いのようだ。お年玉と同じで、あげて、もらってのやりとりなので、こちらとしてはプラスマイナスゼロにしたいところだが、貰う方にとってははそうはいかないか:笑。

合格が決まってから娘は、あちこちにウィンドウショッピングをでかけ目星のものを見つけては、ウチに帰ってネットで安く買おうとしている。(父親も MAC のノートを買わされるようだ。Air じゃないよ!)。それにしてもネットの価格は時に信じられないくらい安い。量販店の店頭価格など目じゃない。

自分も時々ネット通販やオークションを利用する。実際にモノが届くまでは不安がないことはないが、サイトには、業者や出品者の利用者による評価が書かれていることが多いので、それを参考に最安値のモノをゲットしている。幸い今のところトラブルはなし。

そもそも舶来性のハードやソフトが高価だった頃、まだ web shopping などなく、FAX で海外とやりとりし個人輸入をしていた。今から思えばかなり risky なことをしていたが、ドキドキ感よりはワクワク感の方が上回ってたね。時差の関係でファックスを送って帰宅し、翌日 FAX の返事が来るのを楽しみにしていた頃が懐かしい。

家内もずっと疲れてたのか、午後2時を過ぎても起きてこないので、さすがに具合でも悪いのかと思って覗きに行くと、「寝だめ中」とのことであった:笑。娘も進学先が決まり、旦那も当面の復帰が決まり、これまでの疲れがどどどどどっと出たのだろう。また4月になって娘の引っ越しやらが始まると忙しくなるだろうから、しばらくはゆっくりして貰いたい(こちらも大人しくする!)。

2008年3月26日水曜日

暖かな日

水曜日: 気持ちいいくらいの晴天。今日は午前中に先週痛めた目を診てもらいに眼科へ。機内のおしぼりで目を拭いた時から充血と目やにが続いている旨を伝えたが、検査の結果は思いのほか良好。少なくとも今はさほど悪い様子が見られず、角膜の傷も改善しているとのこと。ちょっと拍子抜けだったが、そう言われるとあまり目のことが気にならなくなった:笑。

眼科までバスを利用するが、このあたりの市営バスでも IC カードが利用できるようになった。JR も私鉄もバスも相互乗り入れできるようになりとても便利。ついでに残額が少なくなったときにオートチャージできるようにしたので、これで大体の交通機関に切符の心配をしないで乗れる。

一方で、IC カードの代わりに携帯電話を使えるにようにもなっている?(なる?)らしい。携帯を殆ど使わない身としては、携帯に依存した(一括集中した)生活も嫌であるが、IC カードがどんどん増えるのも痛し痒しである。そのうち IC タグを体に埋め込むようになるのかしら。

バスの乗り降りは便利になったが、この時間帯はこのあたりでは1時間に1本しかバスがなくとても不便。眼科が終わってからとても40分も待てないので、家から少し離れた坂下のバス停にとまる路線を使って戻った。天気もよくちょうど良い散歩。坂を登る途中の民家で、開花を始めた桜の木を見かけたので、お約束の写真をとった。来週には、いつも行く丘の公園も満開になるかも。

今日は、夕方から4月から大学を離れる学生、助教さんたちを招いて食事会(手巻き寿司パーティ)。思いがけず、今の学科に移ってからの1期生の OG がお子さんをつれて飛び入り参加(孫ができたみたいだった:笑)。最初は皆大人しくしていたが、途中からしっかり皆飲み始めた。数年に一度すっかりつぶれる学生さんがいたが、今日はさほど荒れることもなく無事終了。4月彼らは新社会人。健闘を祈る。

というわけで今日も無事終了。お腹も絶好調ではなかったが、暴飲暴食は避けて大人しくしていたので、昨日よりは改善された感じ。明日も、調子に乗らないで、ゆっくり休養だ。(にしてもラミレスは良く打つね:凄いヤツ!)

2008年3月25日火曜日

お別れの日

火曜日: 昨日とはうって変わって晴天。今日は11時から青山葬儀所で、先日急逝された先生の告別式に参列。多くの方がその弔辞の中で「信念の人だった」「心優しい人だった」と改めて語られていた。柔らかな笑みを浮かべた遺影が印象的だった。多くのお弟子さんたちがその意志を継がれることだろう。自分も10年間授業やプロジェクトでご一緒した時に学んだことを、しっかりと伝えて行く。

式はプロのしきりでほぼ時間通りで終了。同僚の先生方と大学に戻る。自分は保健管理センターに行って面談の予約。休職の解除には、主治医の先生の診断書に加えて、その診断書をもとに復職が可能かどうか、保健管理センターの医師の許可が必要だそうだ。

総務からは4月1日に面談に行ってくれとの指示があったが、保健管理センターの方は4月1日から1週間休診ということで、この食い違いに苦笑。結局1日早く3月31日に面談をして貰うことになった。

昨日、今日と2日連続でセレモニーに出席。その場に居るときは気が張っており特に平気だったが、帰宅後はまた疲れがどっと出て3時間程熟睡。少し胃の調子が悪かった。胃にモノを入れると、痛む程ではないが少々違和感がする。やはり環境の変化に体がまだついて行けてない感じだ。明日明後日は自宅謹慎?の予定、体調を整える。

夜 MLB の日本での開幕戦を見た。小気味良いピッチで試合が進み、展開がダレない。また松坂、岡島投手の骨太の投球も印象的で、開幕に相応しい好試合だと思った。3月は別れの季節でもあるが、始まりの準備期間でもある。前向きな気持ちこそが大事。

2008年3月24日月曜日

卒業式

月曜日: 朝から雨。風もありとても寒い日だった。今日は本来なら朝から行事が盛りだくさん予定されていたが、まだ体力に自信がないので、大学関係は卒業式だけに出席。正確には学科別で行う学位授与式で、卒業生全員153名に卒業証書を授与した。オフィシャルな場に出るのは半年ぶりで、学科の先生方とも久しぶりに再会。何人かと抱擁を交わした:笑。この感覚久しぶりだ。

卒業生はちょうど自分の息子と同い年。こちらもすっかり年をとったものだ。今年は半年お休みしたせいか、自分の研究室の学生以外はあまり顔になじみがない:苦笑。答辞は例年通り4月から就職予定の女子学生、わりとドライなスピーチだったので、こちらもウルウルとはならなかった。式の間中集中力が持つか心配だったが、なんとか無事終了。90分くらいフラットな椅子に座って尻がすっかり痛かった:笑。

学生達はこの後園遊会があり、特に女子学生はたいてい袴からドレスに着替えるので大忙し。今日は雨なのでもっと大変だろう。その合間をぬって卒業生全員が研究室にそろって記念撮影。今年の学生は4名が大学院(1名は他大学)、3名が就職。就職で苦労した学生、不登校の学生、卒論苦戦の学生、進路に悩んだ学生などなど、思い出せばいろいろあったが、今日晴れて卒業。おめでとう。

今日はもう一件、京都に転勤する友と、駅前のスターバックスで卒業式の前に再会。ここのスターバックス2階は学生でごった返しているが、1階はスペースの割には座席数が少なくゆったり人も少なく、バックに流れる JAZZ も心地よく聴けるのでお気に入りの場所。当初は外のテラスに座っている予定だったが、雨で寒いのでスゴスゴ中に移動。1時間はあっという間に経過。「調子に乗ったらあかんで」とローマ字で書かれた T シャツを貰った。あんがと:笑。今度はフランスはナントで夏に会う予定だ。

卒業式終了後帰宅したが、やはりかなり疲れていた。朝から夕方近くまで大学におり、4月からの復職の予行のつもりだったが、やはり体力は結構消耗した。椅子に座っているだけで疲れるのだから、授業をすることを思うとちょっと不安だ。少しずつ少しずつ慣れて行く、慣らして行くしかないね。ハワイでかなりアドレナリンが出ていたので、今日はちょうど良い抑制剤をいただいた感じだ。まあのんびり行きます。

2008年3月23日日曜日

安息日

日曜日: やはり化学療法の次の日はちょっとしんどい。午後くらいから例によって悪寒とダルさとゲップの症状。寝るのが特効薬と分かっているので、十分に昼寝をとる。一方で今日からまた朝の腕立てと体重測定を再開。腕立てはさすがに体が重かった。実際には体重は出発前よりも減っていた(ちょっと安心)。ハワイでの毎朝30分の散歩が効いたか。

娘の大学が決まったのはいいが、ここから2時間以上かかるところなので、当然家を出ることになる。息子に次いで娘も一人暮らしを始めることになり、4月から我が家は平日は家内と二人になる。これは2月までは全く予期せぬできごとであった(とらぬ狸の皮算用で、すっかり家から有名私大に行くつもりであった;笑)。

何せ後期日程での合格なので、入学までの時間が2週間くらいしかなく、諸手続きを明日明後日で終わらせなければならない。加えて娘ともめたのが住まい。その大学は殆どの1年生が寮住まいなので(2年生になると出される)、親としては最初は絶対寮に入れというのだが、娘は最初からアパートがいい、とごねる。こちらとしてはどちらでもいいのだけど、寮は寮で良い経験になるから、と何とか説得した。

今朝の週間スポーツニュースを見る限り、先週は日本のスポーツ界はいろいろ盛りだくさんだったようだ。ハワイに出かけていたこともあり色々見損ねてかなり残念。亀田選手と浜口選手は終わっていたし、高校野球とペナントレースは始まっていた:笑。にしてもパーリーグ公式戦の横で、セリーグが大リーグと練習試合をするのはいかがなものか?違和感がたっぷり。

昼寝から覚めると大相撲をやってたので早速観戦。横綱相星決戦だったが、朝青龍が見事な投げっぷりで優勝。満面の笑みがよかった。インタビューで何度も万歳したり、大阪弁を使ったりちょっと悪のりしていたので、また叩かれないかちょっと心配。でも悪役が一番強い方が絶対に盛り上がるよね。

さて、明日は本来は予定が盛りだくさんの日だったが、無理をせず、オフィシャル行事の出席は卒業式のみのした。ちゃんとした格好をするにも、スラックスの方はまだサイズの確認をしていない。まあこちらのサイズが増大したわけではないので、なんとかはなると思うが。スキンヘッドの方は、まだ寒い(空気が頭に冷たい)ので、卒業生が送ってくれたハンチング帽をかぶって行く予定だ。

2008年3月22日土曜日

第6クール2回目の投薬

土曜日: 今日は第6クール2回目の投薬。9時迄に病院に行かねば成らず、いつも通り6時に起床。特に目覚めの悪さは感じず、体調も普通。のつもりであったが、運転の勘が鈍っていたのか、車をちょっとこすってしまった(:涙)。まあバンパーはこするためにあるのさ:苦笑。

今日はその後時間が合えば、母校卓球部4年生の OB により送る会に参加する予定だった。この4年生ぐらいまでが、自分自身でも実際に打ったことのある、試合のしたことのある学年で、個性に溢れ(卓球も性格も扱いにくい:笑)、殆どが非レギュラーからレギュラーまでに成長したまれな学年。

リーグ戦最下位、下位リーグ降格、そして昇格と部活の喜怒哀楽も味合った学年の送別会だったので、出来る限り出席したかったが、治療日と重なったので断念。やはり、投薬した直後は、寒気、ダルさ、胃の飽満感等でつらいから。もちろん昨日の今日で疲れていることも否めない。というわけで、部活で培った体力、精神力が貴兄らの将来を支える、自分は今まさにそれを実感している、とのメッセージだけ送った。

診察の結果は、栄養状態、腫瘍マーカ等は良好。腎機能が問題のない範囲で少し落ちていた。白血球の数字が初めて 3K 未満(2.9K)まで落ちたが、抵抗力を示す数字自体は問題ない。が、十分にケアをして外出するように改めて心がける。(これらの低下はハワイ行ったからではない、たまたまでしょう、とフォローをくださった:笑)最後に4月1日からの復職許可の診断書をいただいて終了。

化学療法を前に、病院廊下で、最初の入院の主治医の先生であった美人冷血女医さんとばったり再会した。入院している時は殆ど笑わない、こちらの笑いにのらない先生だったが、今はこちらの治療に関わってないため?か、終始笑顔でこちらも気分が晴れやかに:笑。現在の状況をお話しすると、陰ながら応援しています、と言われ、思わずニンマリ:笑。

治療を終えて自宅に戻った。今日は初めて家内の送り迎えはなく、自力で往復。往きはともかく帰りはどっと疲れが出た(やはり体力の過信はよくない)。食事前に仮眠をとるつもりが3時間も寝てしまった(で、ブログ更新が遅くなった!)。明日は体力の調整日、じっくり休みをとって来週以降に備える。

2008年3月21日金曜日

帰国の日

金曜日: 無事帰国。体は幸いにも元気。が、気持ちは、昨夜の訃報を引きずっており、未だやはり少し落ち込み気味。飛行機の中で、あれこれ生前の彼の言葉を思い出していた。非常に個性的で印象的な言葉が多かった。もう夜もずいぶん更けた上に、時差ぼけ頭なので、別の機会にそれらを書き留めておきたいと思う。

ちょうど飛行機を降りてゲートに出たところで、家内の携帯に娘から、茨城県の住人になります!、と後期日程合格してた旨を伝えるメイルが入ってきた!素直に良かった、嬉しい(例の傾向と対策作戦が功を奏したか!?)。つらい話の直後に明るい話が舞い込み、こちらは感情のコントロールが難しい:苦笑。

それでなくても、イベントの多い3月であるが、それに加えて、お通夜、ご葬儀、娘の入学準備(下宿探し含む)が加わることになった。すべての参加は無理なので、予定の調整が必要。でもとりあえずは、明日の病院だ。朝の9時には血液検査があるので、今日はこのくらいで切り上げて、とっとと寝よう。

訃報

木曜日: 突然の訃報をいただいた。

大学教員、研究者として、大先輩であり、恩師であり、時にパートナーであった。学科にとり、大学院専修にとり、そして大学にとって精神的支柱であった。ぽっかり空いた空洞は誰にも埋めることはできないだろう。

何よりも僕の様態を案じて下さった心優しい方でもあった。

いかなる言葉も要らない。冥福をお祈りするのみ。

本当に安らかにお休み下さい。

2008年3月20日木曜日

最終日

水曜日: 早いものでもう明日帰国。まあ正味3日だけの滞在だから仕方ない。朝ダイヤモンドヘッドの方に散歩にでかけ虹をみた。何となくいい日になる予感。

午前中に本来は自分の講演が当初から予定されていたが(一応基調講演)、もともと、まさかハワイに来れるとは思ってなかったので、中国からのポスドクに代わって講演の交代をお願いしていた。(研究の大半は彼がやってくれており、プレゼンも彼が構成してくれているので、どちらかと言えばいつもこちらが代読なわけだが:笑。)彼は本当に大陸出身者とは思えないくらい:苦笑、研究室にとけ込んでくれている。(今回の出張に際し、出国も入国も足止めされ、いろいろ調べられたと嘆いていいた。)

今日はもう2件発表があり、そのうちの1つは助教さん。ちょうど入院をした10月から運良くポジションを得て、不幸にも?こちらに代わって研究室をきりもみしてくれた(せざるを得なかった)。突然10倍くらい忙しくなった上に、オフラインでああだこうだと言われて大変だったろう(この出張を満喫しておくれ!)。お父様も同業者ということで、何度か出張で一緒になったことがある。

今回はお父様はいらしてないらしいが、代わってお友達らしき方が彼の講演を聴きにこられていた。この方も知り合いで(笑、狭い世界)、会場に来られるなり、自分の頭を見て(講演中にも拘らず!)、「その頭どうしちゃったの!」と大声を上げられ、一同の注目を浴びてしまった。その騒ぎをよそに、助教さんはマイペースで、ずいぶんと落ち着いて講演していた。独立は近し。

その後家内と落ち合って、ハワイ定番のアラモアナショッピングセンターへ、今日は自分の買い物のためにでかけた。今はとにかく円高なので、米国製品であればお得感がある:笑。すっかり日本でもビジネスマンの出張の定番となったメーカの新作の鞄をゲットし、それからエアーマックスの新作(運動靴)もついでに購入した。買うと決めているときは、寄ってくる定員さんとあれこれ根掘り葉掘りいろいろ喋りながらショッピングするのは結構楽しい。まあこちらは客なので、向こうはあの手この手でこちらを持ち上げて買わせようとしてるだけなのだが。(簡単に乗せられるこちらが単純なだけ!)

やはりショッピングは疲れる。途中で家内と分かれてお先にタクシーでホテルに戻り一眠りした。ハワイにいる間、体調の著しい変化は幸いなかった。お腹の調子もまずまず。強いてあげれば予想外の目の不調くらいか。そう言えば、味覚の変化が昨日の夜よりも更に少し落ちてきた気がする。今日は我々の最終日なので、スタッフ全員(なんと数えてみると10名)で一緒に海辺のテラスで夕食をとった。最高に気持ちよかった。昨年10月の時点では、ハワイに来れるとは思ってなかったので、とても感慨深い。明日は午後12時半のフライト。帰国後すぐに病院なので、最後の詰めを怠らないよう気を引き締めなくては。(次のブログは帰国してから金曜日にアップ予定!)

2008年3月19日水曜日

3日目

火曜日: ハワイ滞在3日目を迎えようやくアドレナリンも抑えられてきた:笑。ハワイはこれで4回目、でも落ち着いてオアフ島、特にワイキキビーチにいるのは初めてかな。ワイキキビーチに沿った道は、高級ブランドショップと高級ホテルが並んでおり、海水浴やサーフィンに興じる人とショッピングに興じる人たちが共存しているところが、このリゾート地の特徴だ。

道を歩いていると、やたらにフリーシャトルが目につく。どうもホノルルにあるショッピングセンター間を自由に乗れる無料バスのようだ。時々日本語が書かれており、某日本のクレジットカードや日本のツアーを利用している人は無料というバスもあった。前に来たときはこんなバスがあったかどうか記憶にない。広告で稼いで利用者は無料、という最近のインターネットシステムに似ている。

確かに、日本語の看板が目立ち、日本人ともよくすれ違うが、日本人だらけというわけでもない。(旅行代理店が関与している高級ホテルには確かに日本人御用達のようだけど。学会のホテルもそうだった。)その昔は、日本人の行くところなんて、と構えていたこともあったが、今はさほどでもない。同じトラベルガイドブックみて、同じ場所で食事をしても、美味しけりゃ別に構わないじゃない:笑。

今朝は、23年前に新婚旅行のときに行った、ピンクのロイヤルハワイアンホテルに朝食にでかけた。ここの朝食ビュッフェは有名(もちろん高い)で、ビーチを目の前にして食事を楽しむことができる。ピンクを基調に統一された雰囲気と青い空と海がうまくマッチしている。また空から舞い降りてくる鳥も多く、すぐテーブルに寄ってくる。十分にゆっくりとブランチを楽しんでると、ふと向こうのテーブルを学生達が囲んでいるではないか?おいおい学会はどうした!?ディナーのような請求書をみて驚くなよ。

さて学会の方は順調に発表を消化(全部で7件、3件終了)、いいプレゼンをしていると(こちらで勝手に)思うのだが、発表後の反応は今ひとつ盛り上がらない。盛り上がらない方が学生にとっては都合がいいのかも知れない:苦笑、が、やっぱり質疑は活発な方がこちらもやる気が出てくるよね。今日は中日でレセプションパーティがあるようだ。こちらはパスして、近くを散策。ビーチから突堤の先端まで歩き、振り返って見たダイヤモンドヘッドが奇麗だった。

今日の夕食はビーチのそばでご当地バーガー(ハワイには沢山のバーガーショップがある)。冷房がなく窓を開け放し、カントリーミュージックが流れ、所狭しと並んだテーブルで特大バーガーにかぶりつく。これを味わっただけでもハワイに来たかいがあったというものだ。

2008年3月18日火曜日

二日目

月曜日: たっぷりくらい睡眠をとって今朝は絶好調。今回は学会も兼ねてハワイに来ているが、休職中のため当然出張扱いにはならず、完全自費。ということで、学会は学生が発表するセッションだけ顔を出して(レセプションやらバンケットも出ない)、後は基本的にのんびりすることに。よって初日のオープニングから欠席:笑。

まず朝から時間をかけて食事をすることにした。アメリカでまともに食べれる料理は、和食と中華と時々イタリアンを除けば朝食くらいだ、思い込んでいるところがあり、アメリカ出張の際は何があってもレストランで朝食をたっぷりとるようにしている(で大抵昼は抜く)。ちょうどホテルのレートには朝食は含まれてないので、散歩がてら食べにでかける。

結局今朝は、カリフォルニアにちょっとだけ居たときによく利用していた IHOP に行くことにした。International House of Pancake で、特に世界のパンケーキが食べれるわけでなく、ブレッドがデフォルトでパンケーキに替わってるだけである:笑。でもそこで食べた Pancake や Waffle はとても美味しかった記憶があり、また行きたいと思ってた。ホテルから歩いて15分くらいのところにあり、散歩がてらでかけるのにちょうどいい。ブルーベリーワッフルとパンケーキ+スモークソーセージ+卵+ハッシュドポテトを2人で注文し、久々のアメリカンブレックファーストを満喫。どうやら心配していた味覚も大丈夫そうだ(執念!)。

朝食からの帰りがけ、家内は早速免税店に(その後ショッピングセンターをはしごして何と戻ってきたのは10時間後!トホホ、ちなみに家内は普段はいわゆるブランド系ショッピング等に全く無縁の人、今回は別みたい)行った。自分は10時半からの学生の発表を聴きに小早にホテルに戻る。と、運悪く雨が降ってきた。海岸沿いの多くの店には日差しよけがあり、そこを利用して塗れないように店伝いにうまく帰る。なんとかたどりついて、早速学会の会場へ。

ちょうど休憩中で、日本の先生方、海外の先生方とご挨拶。昨日家内に、帽子なんかない方が格好いい、とおだてられフルスキンヘッドで登場。どちらかと言えば海外の方には、特に違和感がないようで普通に会話が進む。むしろ、こちらから余計な話題として自分のことを話しているようだ。いずれにせよ社交界?の再デビューも無事終了。

今日は自分的には午前中で1日の予定がほぼ終了。午後は学生の発表を聴いて、練習をして、昼寝をして、ちょっと散歩をして、であっと言う間に過ぎて行った。途中家内から、迷子になった:笑、とのメイルが届き、あきれるも、なんとかタクシーで帰ってこられて(大きな袋を下げて:苦笑)、2人で夕食にでかけた。今日のイタリアンは美味しかった(どうも日本人シェフだという話だ、客も日本人ばかりだった:笑)。どうやら味覚は完全に◎。美味しいからといって、調子のって食べ過ぎないように!

2008年3月17日月曜日

ハワイ初日

日曜日: 日本時間夜10時の日本航空で成田を出発。日本航空で海外にでかけるのは本当に久しぶりだ。いつもはマイレージジャンキー:笑、で ANA 他スターアライアンスグループを使う。今回はそもそも JAL しか空いてなかった。娘が参加しなかったこともあり、またこちらの体力温存のため、自分だけビジネスクラス。家内はその分買い物するという:笑。早速成田の免税店でプレッシャをかけられた!1ドル98円のレートなので舶来ものは相当安い。

時間に余裕があったのでラウンジで休もうとしたが、家内はエコノミーなので駄目と言われた。スターアライアンスグループの場合は同伴者1名は許可してくれる(あるいは黙認?)ので、交渉してみたが、まったく余地なし。まあこんなところでごねてもしかたがないので、スゴスゴ引き下がってロビーで待機。やはり春休み。子供が多い。

飛行機では、重たい食事は断って、ひたすら睡眠。6時間半のフライトのうち8割か9割は寝てた。が、ここで学習効果なく大失敗。途中一瞬目が覚めたときに手渡されたおしぼりで顔を拭き、また目をこすってしまい、特に右の角膜にダメージを与えた。フライトの間中目が開かないは、目やにはでるは、で大変だった。さらに悪いことには、眼科でいただいている目薬が空っぽだった。うーん幸先悪し。でも少々痛い&霞むものの、なんとかはなりそうだ。

無事ハワイにつき入国。人相も指紋も以前と変わっているのでとても不安だったが、いきなり帽子と眼鏡をとれ、と言われてスキンヘッドが白日の下に!また、相変わらず指紋はなかなか認識されなくて焦った:笑。が、時間はかかったものの特におとがめ?なく US に潜入成功。久しぶりのハワイだ。空港をでてすぐにエアポートシャトルをみつけて、エコノミーにバスでホテルまで。青い海と空を見ながらの向かう筈だったが、目がしょぼしょぼしてそんな余裕なし。トホホ。

ホテルも学会レートではなく、直前にとったノーマルレート。なので午前中のチェックインにも拘らず、待たされることなく24階のオーシャンビューへ。50インチの液晶テレビつきのそれなりのゴージャスな部屋。バスルームはちょっと小さかった。registration の時に、旧知の親しくしている先生と再会。どうなの、調子は?ハワイに来れるくらいは回復しました!そう、それは良かった、と2、3言言葉を交わした。そうだ、学会だったんだ:笑。

部屋について、1日早く来ている研究室のメンバに連絡。早速明日発表のある学生さんだけ練習することになった。彼らも早く終えて遊びにいきたいだろうし、こちらも早く寝たい。1時間ほど学生さんと練習。女子学生2名の発音が良いのに驚く。練習を終えて部屋に戻ると家内がぐーすか寝てた。今日の予定は夕食を食べる以外には特になし。寝るのは特技なので、時差ぼけなど一切気にせず早速ベッドイン(家内は入れ替わりにショッピングにでかけた!)。まあ初日としてはこんなものかな。目が回復することだけを祈ろう。

2008年3月15日土曜日

出発前夜

土曜日: 投薬の次の日は、やはり絶好調ではない。胃のもたつきと、吐き気まではいかないが、何か落ち着かない(絶えずゲップがでそうな)感じが収まらない。ダルさや熱っぽさはさほどでもない。もう一日くらいは我慢すれば、ハワイでは調子が戻っている予定(甘いか!?)。

結局愛車アウトランダーは、完全には故障場所が特定できず、目安はついたが肝心の部品(センサー)在庫がなかったため、結局元のままの状態で戻って来た。特に走りは問題ないだろうとのことで、今日運転してみたが、例のメッセージは出ず、まあ特に違和感なし。ちょうどハワイで6日程不在なので、その間には部品は揃うことだろう。

メガネができたというので、午後から早速とりに行った。度を緩めたので遠くはなかなかいい感じだった。肝心の手元も、前のメガネよりはぐっとよくなった。市販の万能?老眼鏡(ほとんど虫眼鏡!)には及ばないけれど。

早速かけてみたが、予定どおり目のまわりが引き締まった。そんなにつり上がってないし、昔のメガネに比べると横長である(今の若者風よりは太い)。遠近両用にするために縦の長さを3cm以上確保しなければならないので、実はこのメガネ結構でかい:笑。早速明日のハワイから活躍してもらおう。

さて今日から、お腹の調子を戻すための薬が加わった。酸化マグネシウムと薬名が書いてある。これくらいなら化学記号でかけるね。これはお腹の便を軟らかくする効用があるそうだ。それから「ぢ」の薬。普通の軟膏かと思いきや、い◯じ◯浣◯のような形をした小さな容器が一杯あり、どうやらしっかり差し込んで注入しろ、ということらしい。なんかやだなあ:笑。

明日は結局成田まで車でいって、近くの民間駐車場に預けておくことにした。夜10時のフライトなので、随分ゆっくりできる。なのでまだ何の準備もしていない。とはいっても、今回は発表等ないので着替えを用意する程度だ。まあ(家内の)買い物旅行のようなものなので、カバンは大きめにする:笑。あっ MAC は持って行きます。ここまで連続して書いているのでブログも更新する予定。次は現地時間の日曜日に up するので日本は月曜日の朝の更新になるのかな。では行ってきます。

2008年3月14日金曜日

確定申告(忘れとった!)

金曜日: 今日から第6クール。これまで外来ででかけた時に雨が降ったことはなかったが、今日は雨。一時はあがりかけたが途中から絶好調に。いつも窓側のベッドで点滴を受けており、仰向けの状態から窓越しに降ってくる雨を眺めると、結構一粒一粒がはっきり見えるのね。

この強い雨のせいか、迎えにくる家内が大渋滞に巻き込まれ、こちらの治療の方が先に終わり、人気の少なくなった病院のロビーで待機。まだまだかかりそうだったので、Mac Book を広げてブログを打つことにした(これね)。PC を広げたら怒られるかと思った が、携帯は制限されていても(今はロビー付近は待ち受けはオーケー。メイルを見ている人も多い)、携帯に繋いでネットするわけではないので、PC が禁止される理由はないだろうから、気にせず続行。

昨日の夜、やろうやろうと思って先延ばしにしていた(というか忘れていた:笑)税金の確定申告書を作成した。今日は病院で税務署には出かけられないため、土曜日に申告に行くつもりだったが、土日は税務署休みなのね。この切羽詰まった時(締め切りは来週月曜日)の直前の土曜日くらいせめて受け取ってくれよ!

ならば e-tax でと思ったが、電子申告をするには事前に税務署で整理番号を取れ、とのこと。うーんオンラインの良さが全然ない:怒。web shopping のようには誰でもすぐにアカウントがとれるようにならないものか。まあここまで放っておく方が悪いのだけど:笑。結局最後のオプションで郵送することに。なのであわてて昨日の夜と今朝でなんとか完成させた次第。無事午後速達で送った。

申告書も今は web で作ってプリントしたものを提出できるようになったので便利。確定申告だけはずーっと税理士に御願いしないで(相談はするけど)、自分で仕上げる。結構この手の作業は嫌いではない。通常は給与以外は講演料や印税だけだが、過去には家・土地の売買や相続関係で結構ややこしい時も何回かあったが、手引きと電卓を片手にふーふー言いながら何とかしてきた。

でも所詮素人。これまでに数回税務署から連絡が来て修正申告をさせらている:笑。意外に細かいところまで良く見てるんだよね。追徴の場合もあるけど、税法が変わってたのを知らなくて、忘れてた控除の分を戻してくれたこともあった。

今回は、何と行っても医療費の控除。入院費や交通費(高速代)その他家族の分も加えると結構な額になる。今は合計200万円までは控除の対象となるようだ。(そんなには支払ってないけど。)例の保健組合の高額医療費補助を差し引いて申告しなければならない。なんとか6桁の還付金が出るように調整して?お終い:笑。

さて、肝心の病院の方は、先週とほぼ結果が同じ。血液検査は wonderful. が、まだ血便。先生の方も原因が思いつかない。で、「ぢ」:笑を疑ってみることになった。これは思い当たるところがある!しかも最近便秘気味でカチカチに固く結構辛い。(女性の苦労を身をもって学んでる。)ということで、それなりの薬を処方してもらった:笑。これでさらにハワイが快適になるか!

2008年3月13日木曜日

顔張る(がんばる)

木曜日: 昨日は1日外出してエネルギの消費が多かったので、今日は1日家で大人しくしていた。午前中に、一昨日突然調子の悪くなったアウトランダーをディーラーに預けた。最近の車はいたるところ電子制御されてるいるが、却って壊れるところが増えている気もする:笑。

アウトランダーも自ら販売店に電話しろと言って来た。ディーラの話によると、コンピュータのログが記録されているので、悪い場所はすぐに特定できます、パーツは揃ってるので本日中に御返しできます、とのことであった。果たして夕方電話があり、コンピュータの出すログが多過ぎて、何が何やら特定できません。車は普通に走るんですけどね...知るか:爆。明日は車は使わないので、ちゃんとログを解析して悪い場所を見つけて修理して返して下さい、と言っておいた。さあどうなるかしら。

今朝、以前もメイルで紹介した、アメリカはケンブリッジ、MIT の近くの製薬系ベンチャー企業(この親会社が TS-1 を作っている。)に出向されている方(昔研究室のポスドクだった方の奥様)から、その後そうですか、とのメイルをいただいた。その中で、
とても良い言葉を教わった。(また無断転載、ゴメンナサイ)

* 顔晴る(がんばる)って造語があるそうです。従来の「頑張る」は、固いイメージだそうです(頑は、頑固の頑。張るは、我を張る)。 ですから、私は「頑張る」より、「顔晴る(がんばる)」を提唱しています。周りの人も、楽しそうに生活している人を見るのは気持ちがよく、明るく楽しく「顔晴る」と、自分もまわりの人も幸せになれるそうです☆

確かに言われてみれば、頑張るは「かたくなに我を張る」、どちらかと言えば自分一人で無理をする、ような意味にも読むことができる。よく「がんばれ」と言う言葉に対して「これ以上何をがんばればいいの?」と患者さんが答えるシーンを目にすることがある。これなんかまさに「頑張れ」の典型的な例なのだろう。

そうではなくて、顔が晴れやかになるよう、無理にがんばるのではなく、ひとつひとつを楽しみながら、味わいながらがんばっていく、ということらしい。web にも色々引用されており、顔を張って=(肩肘張らず)自分に自信をもって、と考える人もいるようだ。また、一人で閉じこもらないで、という意味も込められている感じがする。

確かにこれまでがんばってきて、結果的に良い方向に向かっているが、これは明らかに「頑張って」きたのではなくて「顔張って」来た結果なのではないか、と妙に納得している。あすから第6クールが始まる。引き続き顔張って行こう。

2008年3月12日水曜日

久々のよそ行き

水曜日; 昨夜から娘と家内は受験に出かけて留守、今日は 久しぶりに一人で朝を迎えた。それなりにすることが増えるが、掃除やら食器洗いやら、たまにする分には悪くはない。やり方が悪いと後で叱られるけど:苦笑。今日は午後からでかけ、夜遅く戻る。なので午前中は、猛烈に集中して学生のハワイ学会用プレゼンのチェック。この集中力をもっと早くから使えば、スケジュールが楽になるのは分かっているが、どだい無理な話:笑。

今日は午後から外出。白金台で二つのイベント。まずは学会関係の人たちと久々の再会。その後で以前所属していた学科の懇親会に出席。当初は学会の方々は家に来て下さるとのことだったのだが、自宅に来て頂くにはかなり田舎なので、懇親会が開かれる白金台でお会いすることにした。

何度も同じことを書くようだが、こうやって人と会って話をすることが、一番エネルギを貰える。特に懇親会の方は、ご退職される先生方の送別会を兼ねており、名誉教授の先生方を含め多くの方が集まり、非常に盛会であった。こちらもかなりリフレッシュできた。

パーティ料理もそこそこ美味しくいただけ、特にこの間はさっぱりダメだったお寿司が今日は◎だった。(ちなみに今日は味覚絶好調で、お昼に食べた牛丼も◎、年末のリベンジに成功:笑。次はマクドナルドだ:爆)

今日入院以来始めて寝間着以外の服を着た。これまでは冬場だったこともあり、ずっと寝間着の上にジャージを来て外出していた:笑。久しぶりに履くジーンズやポロシャツの感触が懐かしい。10kg痩せたので、どれもサイズが大きすぎないかと心配だったが、細身のものなら何とか大丈夫だった(入院前ははちきれんばかりで服が可哀想なくらいだった:笑)。ジャケットもゆったり目となり、ダイエットの効果は十分。あとはこれを維持することだ。

ところで、娘の試験問題には、予想どおり行列(マトリクス)が出たそうだ:笑。こちらの作った傾向と対策問題とはちょっと趣向が違ったようだが、それなりに出来たとのこと。でも期待し過ぎは、ダメだったときのショックが大きいので禁物!これで娘の受験スケジュールは終了。 娘はハワイには結局いかず、友達と大いにハメをはずすそうだ!はずしてもいいけど、これ以上食べ過ぎるなよ。

2008年3月11日火曜日

トホホ・トホホ

火曜日: 今日は家内と娘が受験にでかけたので、夕方一人でお気楽に近くのトンカツ屋にでかけた。このあたりは新しい店ができては人気が出ず閉店のパターンが多いのだが、この店だけはずっと繁盛して残っている。良い肉を使ってるし、さくさくっとした揚げ方もしつこくない。米、キャベツ、お香、みそ汁などのお供の品も美味しい。

しかしながら、この店のリピータを生んでいるのは、秘伝のミソだれではないかと思っている。(この意見に賛成するのは家族では自分だけだが:笑)誠にもって個性的な味で、入院する前は、揚げたてのカツにこのたれをつけてご飯と一緒に食べると、もう天国にも上る:笑、幸せな気分を味わえたものだ。

で、今日はちなみに娘の縁起担ぎでもある(家内から食べとけと言われた:笑。古くさいね!)が、本当は最近味覚が戻っているので、もしかしたらまたあの至福が味わえるのではないかと、期待して行ったのだ。で結果は...、残念ながら期待しすぎた:苦笑。ソースの濃さが(自分には)際立ちすぎ、お肉と渾然一体とならず、ソースはソースとして主張し、主役のはずの肉が霞んでしまった(料理漫画の読み過ぎ)。最初の一口、何もつけずにお肉と衣だけだけの方がいけていた。あーあ。

がっかりしながら車を走らせていると、今度は、センターパネルの警告灯が点滅した。何やら販売会社にすぐに連絡しろ、とのメッセージが出ている。一緒に現れたイラストはどうやらエンジンのようだ。まあとりあえずは走るので、そーっと帰宅し、殆ど開けたことのないマニュアルを見てみると、やはりエンジントラブルだった。それ以上のことは書いておらず、ともかく販売会社に連絡するしかない。全くトホホ・トホホである。

とりあえず今週は大学に行く予定はなく、来週もハワイで留守なので、その間に車の点検はしてもらえる。半年間殆ど乗っておらず、また洗車もさぼってたので、すねてしまったかなあ。それとも、春を前に地下鉄が開通するので、今後はそれを使って行けということなのかしら。この際この手の不幸は父が背負うので、その分明日娘に幸運が訪れることを祈るとするか!

2008年3月10日月曜日

味覚好調

月曜日: 今日はニュースでも報道されたように、国立前期課程の発表日。ウチの家はすっかりトーンダウンしており:笑、指摘されなければすっかり忘れていた。娘に可能性は?と聞くと、2%くらいと言っていたし!というわけで、本物のサクラが咲く前に今回も散ってしまった。これで7連敗。。。うーむ。でも明日もめげないで後期日程を受けに行くという。このしつこさは親譲りか。明日から例の小論文のみの地方大学へ。偏差値からすれば、勝負にならないわけではないので、健闘&幸運をひたすら祈る。

今日も朝から大学で研究室ミーティング。先週の木曜、土曜から引き続き月曜と1日置きに来ている。今日も帰って来て2時間程休んだが、特に大学にでかけた次の日は1日寝てなくては体がもたない、なんてことはなく、体調に変化はない。まだ大学に来ても体力を消耗することはしていないので、不安があるとすれば授業90分をしたときの疲れ具合だろう。やはり4月に入るまでには一度練習?して様子を見ておくべきか。

第5クールが2回目の投薬が終わり現在休薬中であるが、不思議なことに味覚が戻りつつある。これは薬の副作用なので、腫瘍そのものとは直接関係がない、つまり腫瘍が縮小し体調が良好だから味覚も戻る、なんてことはない筈。なのでとっても不思議。休薬期間中なので薬の効果が切れて来たのかなとも思うが、これまではそうでもなかったので、はてな?である。

家内は、体調がさらに良くなって来たから薬に負けないようになったんじゃないの?と言う。そうだと嬉しいが、薬の効果の影響であれば、腫瘍にも効いてないのでは、とすぐに不安にもなる。とにかく、これまで薄味しか受け付けなかった舌が、複雑なソースにも対応できるようになった。ようは、今日食べた夕食のステーキが以前のようにとても美味しかっただけなのだが:笑。(このままハワイまで続けば happy だね。)

明日は自宅で休養(仕事:笑)。今週も飛び石の日程で行動する。水曜日は、よくしている学会の方々がお見舞いに来て下さり、夕方はお隣の学科の懇親会に出席予定。金曜日は病院で化学療法第6クール開始だ。そして日曜日にはいよいよハワイ:笑。自宅で療養していても時間はあっと言う間に過ぎるので、外に出かけ始めるともう1日が短い短い。体調が良いと、つい無理をする癖がついているので、このあたりはキチンとブレーキをかけて体調を整えよう。

2008年3月9日日曜日

頑張れベテラン


日曜日: 今日は午後から姉が来た。もともと派手好きな姉であるが、ピンクの超派手なコートを着て現れ、相変わらずの様子であった:笑。派手さと同時に更に暖かさも運んでくれたようで、この間いただいた桃の花はほぼ満開、胡蝶蘭も奇麗に花を開き、庭の梅の花(灯台下暗し、ウチにも義母から貰ったのがあった!)も眩しい程であった。

ちょうど姉が着た時に、名古屋女子国際マラソンで、Q 選手が遅れ始めたところ。レース不足なのか、やはりそろそろ限界なのか。自分は強い選手は徹底的に強くあって欲しいタイプなので、その点では残念。またベテラン選手がうま味を見せて試合をコントロールするのも好みの一つ。ということで内心は39才のベテラン選手に勝ってオリンピックに行って欲しかったのだが、これまた残念ながら途中で脱落。

試合自体はスローペース。あと 10km 手前でトップが何回か入れ替わる展開で、結局初マラソン選手と一般参加選手が1、2位でゴール。明日の代表選考は揉めるのか?今日の1位の方が「前日」ということで印象度が強いかな、と感じた。

昨夜のボクシングフライ級タイトルマッチ、内藤選手とポンサレック選手の試合は、自分の中では「ベテラン」対「徹底的に強い選手」との戦いで、興味津々ではあったが、どちらを強く応援するわけでもなく観戦。内藤選手はアウトボクシングに加えて、変則スタイル。ポンサレック選手はインファイター?なので、かみ合うような合わないような展開。

内藤選手のノールクックパンチ他予想外の動きに目を奪われるものの、外からの大ぶりは空振りばかり、小出しのびっくりパンチが当たるだけ。ポンサレック選手もなかなか中に入らないので、緊張感はともかくとして、素人目にはあまり面白い試合ではなかった。

この試合4ラウンド毎にそれまでのジャッジが公開された。最初の4ラウンドでは1人の審判がポンサレック選手2ポイントリード(残り二人はイーブン)。が、次の8ラウンドでは逆に別の審判が内藤選手4ポイントリード(残り二人はイーブン)に変わった。こんなに状況が変わるものかと、ちょっと意外であったが、これを聞いポンサレック選手が猛ダッシュ、離れ際に投げ技まで出て(タイの選手はキックボクシングでもよくする)ぐっと盛り上がった。結局引き分けだった。最後までスタミナが落ちず動き続けた内藤選手に拍手かな。

今日姉が来た時に、いきなり「太った?」と言われた。確かに激ヤセの時を見ていたらそう言われても不思議ではないが、以前有ったのは入院直後で80kg超えの時の筈だから、その時よりはスリムな筈だ。ちょっとムッとしたが、そう感じるのも体調がいいからなのだろう。まあ良しとするか。

2008年3月8日土曜日

V字回復

土曜日: 昨日はやや下痢の徴候が見られたので、今日も不安だった。幸い午前午後は何事もなかったので、復活したのかと思ったのもつかのま、夜テレビを見ているときに急に下腹部に痛みが走った。あまり経験のない感じ+便意も催したので、かけこむようにトイレに:苦笑。無事ことなきを得、腹痛も収まった。

ちょうど今週は休薬期間で、遅発性の下痢が生じるタイミングでもあり、何かと神経がすり減る。また、今週は後半になって舌の調子も左程悪くなく、味覚も一時的に戻って来たような感じだ。実際食事も以前と同じように美味しく感じるときもある。なので、ちょっと何でも食べ過ぎているのかも知れない。やはり消化の良いものをとるようにしよう。

ちょうど薬を変えて2ヶ月あたり。最初の薬(TS1+シスプラチン)の投与が5週間2クール、今の薬(ドセタキサン+イリノテカン)が3週間3クール終わったところなので、期間としては同じくらいである。恒例?の入院以後の体重の変化を書いてみた。ちょうど2008年正月を境に薬を変え、そこから体調が戻り体重も回復していることがわかる。結果論であるが、薬を変えて(臨床試験のサンプル!)になって本当によかった。主治医の先生の適確な方針変更に脱帽である。

体重の図は奇麗に?V字回復している。落ちるときの傾きよりも、昇る傾きの方が緩やかで(そうでないとまたもとの悲しいボディに戻る:苦笑)、だいたいこの2週間くらいで73、4kgあたり(衣服込み)に落ち着いている。今は自宅で、ほぼ変わらぬローテーションで食事をし、適度な散歩をしているので安定しているのだろう。カロリーの高いケーキを食べたときはすぐに増えるし、外出時間が長かったらすぐに落ちる。

ハワイ行きまであと1週間となり、また出発の2日前に外来による診察があるので、そこでストップがかからないように、特に体調管理には敏感になっている。一方研究室では、ハワイに行く学生らが学会での準備を発表準備を始めた。ハワイではどう過ごすかあまり考えてなかったが、そう言えば学会だったんだな、と思い出した:笑。なんとか、これからの1週間を無事に過ごしたいものだ。

2008年3月7日金曜日

メガネ

金曜日: 今年に入ってから、ずっと下痢せずに来ていたが、今日は少しお腹が緩かった。このところまた、胃のあたりのしくしく感(痛いわけではないので、表現が難しい!)が増しており、抗がん剤が効いていると自分に言い聞かせつつ、下痢気味になると、どっと冷や汗が押し寄せる。幸い、連続的にトイレに駆け込むようなことはなく、一回きりで何とかとどまっている。昨日食べたアイスクリームが悪かったか:苦笑?

午後からは予定通り眼鏡を買いにでかけた。この半年の間に、老眼が進みかつ(珍しいことに)近視がかなり改善された。角膜の治療を受けている眼科で、近視を強く強制しすぎているので、少し緩めた方がいいとも言われていた。0.1 未満だった左目が、それ以上になっている。

これまで使っていた眼鏡も遠近両用で、老眼の部分は近視の度を弱めた程度のレンズだった。今度は、その時の近く用(老眼用)のレンズを近視に使う程度の度数になる。これでかなり疲れなくなる筈。一方老眼の方はますます虫眼鏡に:笑。眼鏡屋で老眼鏡をかける度に、新聞や本の字がくっきり読めて驚く。皆こうやって歳とるのだ:爆笑。

さて今日のメインは眼鏡フレーム選び。今回はスキンヘッドに似合わせることが目標。なんせ今まゆげ、まつげがない強面顔なので:笑、目の周りにアクセントをつけるべく、細いメタル系ではなく太めのプラスチック系のフレームを選ぶ。遠近両用にした時点でレンズはある程度大きくなくてはいけないので、今風の横細フレームは×(もともと目がはみ出るので嫌い:苦笑)。

となれば選択肢は限られてくる。後は四角形にするか、やや丸みをつけるか、一昔はやったような大きめ垂れ目?にするか、などなど。平日の昼間だったので、客は殆どなく、広い店内の1階2階を何度もスキンヘッドで往復し、家内とあーでもないこーでもない、と好き放題にチェックした。結局、福井県鯖江の眼鏡職人の名を冠したセルロイド!ハンドメイドのものに決定。フレームの色は茶色系、調光レンズしたので、日中はサングラスになる。

昨日大学で、最近のブログは随分楽しそうですね、始めの頃と随分変わった、と言われた。そうかも知れない。まだまだ心の中には色々悶々とするところはあるんだけどね。まあ少しずつアクティブになってきているということだろう(また、調子に乗ったらあかんで、と言う母ちゃんの声が!)。眼鏡はぎりぎりハワイ行きまでにできあがるかも知れない、少なくとも卒業式には間に合いそうだ。乞うご期待。

2008年3月6日木曜日

登校日

木曜日: 今日は娘は春休み中の登校日。こちらも登校日:笑、ということで朝から大学にでかけた。今日は午前中が研究室のミーティング、これは修士以上大学院生による研究進捗の報告会。更に午後はクライアントとの打ち合せ。研究報告もあるが、来期の研究費確保のための営業も兼ねている:笑。今年度の秋以降休業していたので、来年度研究費の申請自体を殆どしておらず、企業との共同研究は貴重な財源である。

午前、午後と昼食を挟んでの連続打ち合せは入院後初めて。今日は昼寝(朝寝?)をする余裕もなく体力的なことが心配だった。まあ外来で病院にでかける時は一日仕事なのだけど、午後はベッドで寝ているだけだからあまり比較にはならない。(ちなみに入院前は昼休みは15分から30分ほど大学リクライニングチェアで昼寝していた!)打ち合せ終了後少し目がショボショボしたが、疲れ過ぎてヨレヨレになったという程でもなかった。(でも授業はもっと体力を使うだろうから、3月の間に一度予行演習が必要かも。)

平日とは言え春休み期間中なので大学は比較的平穏。何名かの先生や秘書さんと久しぶりのご対面。こちらの現況を伝えて、よかったよかったとしばし歓談。しばらくは会う人ごとにこんな感じが続くのかな。

一方、元気そうな自分をご覧になり、また4月からの復職の話になると、どうも「完治」というような印象を与えがちになる。これはメイルでも同じ(後で出したのを読み返すて反省。家内もそう言っていた)。たまたま今体調が良いだけであり、もちろん改善はしているが、体内にはまだまだ腫瘍があるということは忘れてはダメだ。それこそ「調子にのったらあかんで」だ。(でもついついはしゃぎがちになる:苦笑)

打ち合終了後すぐに帰宅した。やはり家に到着した途端疲れがどっと出て2時間以上爆睡。しばらくはこんなペースなんだろう。今日は朝10時に着くようにでかけ、4時には大学を出た。平日のこんな時間に車で大学を往復することはなかった(いつもは早朝深夜:笑)が、道が意外に空いているので驚いた。往きも帰りもストレスなく到着。3月以降地下鉄が開通するのでお世話になろうと思っていたが、こんなにスムースだと誘惑に負けそう:笑(典型的メタボへの道。)

しばらくは一日おきに行動、なので明日はオフ。午後から眼鏡屋さんにでかける予定(老眼がまた進んだみたい:トホホ)。

2008年3月5日水曜日

桃の花

水曜日: 昨日の夜から、例の娘のために(親馬鹿!)、後期日程の傾向と対策の英語+数学の問題を作成していた。やはり「言うは易し行うは難し」で、題材は思い浮かぶのだが、それを高校生用にコンパイルするのが難しい。驚く程ボキャブラリは少ないので(娘ね)ヒントをどこまで与えるか。問題を作っているのか解答を書いているのか!?まるで役に立たないかも知れないのに:笑。この手の問題は、大学院の英語の問題にもいいのかもね。

昨日は少し雨が降った。庭に水を撒いてから降って来たので家内がぶつくさぶつくさ。明けて今日はいい天気。お昼をいただいてから散歩にでかけた途端、大陽がお隠れに。こちらもぶつくさ。遠目のコンビニ(漫画雑誌購入+立ち読み)経由、坂登り30分コース。

このあたり地下鉄開通の影響もあるのか、また盛んにマンションや建て売り住宅が目立つようになってきた。こちらに越して来たときには、新しいニュータウンの町並みの中に某2大メーカの大きな建物が目立っていたのだが、そのうち一つは取り壊されて、何やらモダンなマンションに建て変わるようだ。さて幾らで売り出されるのか。。。

まだこのあたりには、梅や桃の花が奇麗に咲いているところはないが(知らないだけかも知れないけど)、この間頂いた桃の枝花が、暖かい天気に誘われて花開き始めた。自分は特に花心のないむさい男なのだが、いただいたものが花開くのは嬉しいものだ。そう言えば、昨年いただいた胡蝶蘭(世話が難しいらしい、thanks to 家内)もいったん咲き終わってからまたつぼみが出ているようだ。何時咲くのかもしらないけど:苦笑、これもまた楽しみの一つ。

さて今日は、久しぶりにテレビ(CS)で総合格闘技の放送がある。生で見る時もあるが、何せ放送時間が5時間に及ぶことはざらなので、だいたいはビデオに録って見る。ところが、ウチのビデオ(というか HD レコーダー)昨年夏前に故障。修理に出すか買い替えるかとなり、娘の受験が終わるまで皆我慢宣言をした(させた)手前、こちらも我慢せねばならない。

というわけで今夜は何を差し置いてもこれを観戦するので;笑、ブログは一足先に散歩から戻って来てすぐに書いている。さて明日は大学。久々に平日の大学を訪れる。3月に入ったので、少しだけペースを上げることにした。クライアントとの打ち合せも兼ね、半年ぶりの仕事らしい仕事。My skinhead はどんな評判だろうかね。

2008年3月4日火曜日

福利厚生

火曜日: 今日は朝から大学と復職の相談。自分の休職に関しては、大学(教授会)で認められているのはは3月31日までなので、継続するにせよ復職するにせよ何らかの届けを出さなければならない。復職にはもちろん条件があり、「休職に至った故が解決していることを示す書類の提出」が義務づけられた上で、病気の場合は、大学の保健センターの許可がいるようだ。今回はウチの大学病院にかかっているので、話の進みが早いはず。

今回のことで大学の厚生関係について色々わかった。「休職」と言う一般的な表現をしているが、大学の規則の中では、休職ではなく「欠勤」となる。この場合しかるべき理由(病気等)があれば、基本給のみが支給される(手取りが 3/4 くらいになる)。また欠勤が許される期間は勤続年数により異なり、自分の場合10年選手なので20ヶ月までは◯である。

更には、この期間中に「欠勤に至った故」が解決しなかった場合は、学部長からさらに最大20ヶ月(10年選手の場合)の「休職」命令が言い渡される。(「休職」はこちらから御願いするものではないようだ。)つまり最大3年は「有給」扱いで療養できることになる。これはかなり恵まれている福利厚生ではないかと思う(大学教員で良かった、他は知らないが)。

そうえいば、関西の某地方自治体で6年近く病気で休職し、満額!の給料を受け取りながらポルシェを乗り回していた男性の報道が、何ヶ月か前にあった。考えてみれば(考えるなよ!)、悪用?すれば、ウチの大学でも基本給だけ貰いながら、ずっと休みをとることができるわけだ:苦笑。ありえない話だね。

また、入院に伴う治療費も馬鹿にならないが、これについても高額療養費が戻ってきた。主治医の先生と一緒に、どうやって手続きするんだろう、と話していたが、実は何の手続きも不要だった。自動的に健康保険組合の方で、昨年病院に支払った額から計算して給料に戻してくれた。で、何と本人負担額の8割が戻って来た!嬉しい。(ついでに生命保険からも入院給付金1日1万円が貰える。)これで安心してハワイに行ける!?

というわけで、きちんと働いていると、ちゃんと補助してくれるシステムであることが分かった。ホント助かった。(でも同時にウチの息子の将来が心配になってきた:苦笑)

今週もまたスポーツ満載。総合格闘技にボクシングに女子マラソン。4月からは今のようにはのんびりとは過ごせないだろうから(そうあって欲しい)、今のうちに満喫しておこう。

2008年3月3日月曜日

モードチェンジ

月曜日: すっかり暖かくなった。入院している時はもちろんのこと、自宅療養後もずっと寝間着で過ごしている(病院、大学にでかけるときも寝間着の上からトレーナーとウォーマーを着て行動している!)ので、そろそろ衣替えを考えなくては:笑。ポロシャツもジーパンもサイズが変わっていることだろう。3月はセレモニーも多いので、スラックスのウェストも気になるところ(嬉しい悲鳴!?)。今日は外出に際して、手袋もダウンジャケットも不要だった。花粉だけでなく黄砂も舞っているということだったが、散歩している時にはあまり気にならなかった。

昼食に、昨日いただいた讃岐うどんをいただいた。いやあ素晴らしく美味しかった。何週間か前に家内とわざわざうどんを食べにでかけてがっかりしたことがあったので(店の問題だけでなく、自分の舌の問題でもあるんだけどね)、少々うどん恐怖症になっていた:笑。やっぱりうどんは関西風でなくっちゃ。澄んだスープに腰の入った麺、素うどんでいただいたが、あっと言う間い平らげてしまった。

先週は仕事に関しては怠惰に過ごさしたので、今日は朝から心を入れ替えて:苦笑、たまった仕事の処理処理。さぼっていたメイルの返事を片っ端から書いていく。国際ジャーナルの guest editor の仕事、春からの授業テキストのチェック、交代していただく授業の引き継ぎ、国際学会の登録、今年度研究費の処理、来年度研究会の企画、特許関係の契約書の処理、等等等。その合間に、コンサートのチェックや録っておいた卓球ビデオも見るのだけど:笑。

これらのやりとりの際には、例外なくこちらの現状報告も含まれるので、必然的にメイルの量も多くなる。やりとりの中で、ある先生から医学的に新しい代替療法である、免疫系を活性化させる方法についてのアドバイスをいただいた。今は化学療法の薬が効いているのでこれに身を任せる一存だが、頭の片隅には常に薬が効かなくなった時の不安がないわけではないので、このような情報にはついつい目をやってしまう。有名なクリニックが自宅の近くにあることをチェック。今は末期の患者さんが多いそうだが、初期段階から有効であること、他の療法との併用も可能であることが書いてあった。

世界卓球は素直に楽しんだが、印象深いシーンが幾つか。女子の準決勝。日本はそれまで1試合しか出てなかった15歳の石川選手を起用。奇襲?とか言われていたが、それを見て、25年前日本女子が決勝に進んだ東京大会のトップで、やはりそれまで出場していなかった若手の星野選手が起用されたのを思い出した。その後長きに渡って星野選手は日本のエースとして活躍された。それと今回の石川選手がダブって感じる。今後の健闘を期待したい。

男子の決勝中国と韓国も素晴らしい試合だった。この2チーム、それに日本もそうだが、メンバー3名のうち2名はペンフォルダーである。一頃のシェーク一辺倒からまたペンフォルダーに流れが変わって来ているのかも知れない。これには、数年前に行われたルール改正(特にボールを大きくしたこと)の効果がもちろんあるだろう。特に韓国の2名はフォアを中心に動き回るのでさらに卓球のダイナミズムが増し、観戦していて興奮する(それをかわす中国の選手はもっと凄いが)。これなら一般の視聴者にも見栄えがするだろう。いずれにせよ殆どの試合を放送してくれた某テレビ局には感謝感謝。

2008年3月2日日曜日

タイヤキ turning point

日曜日: ドセタキサン+イソプラチンに変えてから目立った副作用はないものの、投薬した翌々々日くらいまでは少し体がだるい。翌日はまだ抗がん剤の前にうたれる吐き気止めが効いているようで、口の中はつらいもののだるさはさほど感じない。翌々日の今日になり、やはり少し胃のむかつきが出て怠さが現れた。そういえば先週もひたすら寝てた日があったことを思い出す。先週は精神的にピークな週で仕事らしい仕事はできず(とはいっても、メイルに返事を出すくらいなのだが:苦笑)、ポストイットに書かれた things to do が消されずに残っている。今日も午前中は時間があったが、「日曜日」ということに甘えて、結局何もせずぼーっと過ごした。

午後から、出身大学卓球部の男女監督が家に来てくださった。これで元気百倍。男子監督は僕のふた周りくらい上だが、生涯現役を目指されているくらいお元気だ。入院する際にお電話を差し上げた時、監督も今の自分の年くらいのときに同じ病気になったが、手術が成功して現在にいたっている、という話をうかがい、とても勇気をいただいたのを思い出す。女子監督(男性)の方は、1年前は自分の一回り下にして完全なメタボボディで、さすがにドクターストップがかかりカロリー制限を言い渡され、無事成功、15kgのダイエットに成功していた。2人で、お互い痩せたなあ、と腹をなでていた:笑。

今日はたくさんお土産をいただいた!桃の花、チョコレートケーキ、麻布十番の有名なタイヤキ(予約しないと買えない)、豆菓子、讃岐うどんそれに坂の上の雲全巻。特にタイヤキは、今日みたいなちょっと怠い日にでも食べれることが分かっていたので(年末の辛かったときの命綱)、有名店のものであることに加えてとても happy だった。早速皆でいただき、家内も加わり卓球談義。現役の状況や折からの世界選手権の話題などつきることはない。お二人とも、思いの外元気そうな自分を見て驚かれていたが、今日で益々元気が出たよ。再び卓球場に行ける日が待ち遠しい。

お二人が帰られてからは、予想どおり爆睡:笑、娘と家内が、このまま目を覚まさないんじゃないの、と冗談!を言うくらい気持ちよく寝ていたらしい。今日は卓球の放送が夜遅くからだけなので、プレッシャなく?眠れたのかな。月も3月に変わった。4月からの復帰に備え徐々にモードチェンジが必要だ。今日はその良い turning point になった気がする。

2008年3月1日土曜日

土曜日: 薬を変えてから3クール、2週目。前クールから投薬の翌日は味覚が特におかしい。前にも書いたようにミルクがすごく甘くなり、タヒボ茶は味を感じない。先週は胃のむかつきが感じられたが、今日はそうでもないのが救い。朝食後研究室の定例ミーテイィングにでかけ、終了後学科教務担当の先生と、昼食をとりながら4月からの授業について相談。去年まではフルではないが、月曜から金曜日まで授業を持っていた。さすがにそのペースは自信がないので2/3くらいの負担にしてもらえるよう依頼した。昼食はサンドイッチを食べたが、やはり今ひとつ。特にツナサンドは絶望的だった!まあ1、2日は我慢だ。

昨日の診察の時に、爪の話を主治医の先生に伝えた。先生自身はそのような症例があることはご存知だったが、どのような状態になるのかまではあまりご存知ないようだった。入院時からアテンドしてくれている看護師さんも初めて見たというので、あまり普通の人には現れない副作用なのかと思った。診察後点滴投薬の際に、長く化学療法を受けている患者さんびケアをされている別の看護師さんにうかがってみると、ドセタキサンの患者さんには時折みられる副作用だとわかった。

話によれば、ドセタキサンを使用していることで爪の下側の肉に段差ができ、継続して使用するとその周期ごとに段差が爪に横線になって現れるそうだ。多いときは3本くらい爪に線が入る人もいるとうかがった。段差ができるので、爪の皮膚へのくっつきも悪くなりはがれやすくもなる。写真は右手の中指の様子。赤くなっているところはすでにはがれて内出血しているところ、また光のあたり具合で段差が出来ていることもわかる。これによる痛みは殆どないが、違和感はある。また細かく指を使いちょっと力が必要な作業はちょっと難しい。

これに対する対症療法の決定版はないそうだが、感想肌をさけるために使っているクリームを塗ると少し改善されると伺った。同様のことは家内も言っていた。ひどくなってくると爪も割れてくるので、マニュキュアでも塗って強化してくださいとも言われた。マニキュアを強くしたことはありますよ、ギタリストですから、と答えると2人の看護師さんは一瞬キョトンとされていた。実際に爪で激しく強めに弾くときにはすぐに爪は割れるので、マニキュア他でコーティングすることがあるのだ(たまたまやってみたことがあるといった程度だけど)。それから爪を清潔にすること、長いと引っ掛けて割れやすくなるので、爪はまめに切れとのこと。まあそうだろうが、これはギタリストにはちょっと辛い:苦笑。

今日は昼寝(夕寝)をたっぷりとって、世界卓球の男子準決勝日本韓国戦に備えた。テレビで観戦しながらこの文章を書いていたが、ゲームの合間にちょこちょことと書くので中々進展せず、結局試合が終わるまでかかってしまった(初めて深夜0時を過ぎてのブログ更新)。試合は昨日の女子に引き続きあと一歩及ばず敗れたが、試合内容は女子より断然よかった。久しぶりに息詰まるラリー戦を見せてもらい興奮したね。(ついでにラリーのときにボールが爪にあたって長い爪がよく割れたことを思い出した:苦笑。)明日は大学卓球部の男女監督が家までお見舞いに来られる予定だ。約半年ぶりにお会いする。きっと卓球の話で盛り上がることだろう。

 

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