水曜日: 無事全員卒論提出.御昼過ぎまで,今日は朝寝をせずに頑張ったので,とても疲れた.その代わり夕方はぐっすり眠れたので,夜は目がパッチリ.例によって2台のテレビでハンドボールとサッカーの同時観戦:笑,をした.どちらもそれなりに堪能したが,今日はそのことはおいておいて,2月を迎えるにあたり(一日早いけど),ちょっとした決意表明をしてさくっと終わろうか,と思う.
断固たる決意という言葉は「スラムダンク」:笑から引用したのだが,主人公の高校がインターハイで昨年度チャンピオンと闘うときに使ったもの.「断固たる」決意がなければ相手を倒せる訳がない,というわけだ.
1月は卒論修論の指導があったとはいえ,体力と時間が十分に余ってたと思う.その間随分考えた結果,一言で言えば,「腫瘍が完治しよう(これがベスト)としまい」と,「4月からは職場に復帰する(したい)」という決意である.現在は体調が良すぎるくらい良いので,このような気分になるのかも知れないが,これに向けて2月,3月は少しずつ準備を始めることにした.
もちろん,化学療法による治療を受け,いろんな治癒力向上に対する努力を最優先した上での,条件的な復帰になるだろう.職場の理解も必要だ.また決して無理をせず,自分の行動に対する第3者の意見(主治医の先生や家内)を尊重することにも変わりない.だからあくまでも,今の状態が継続すれば,という状況に限られるわけだが.こう決意することで,また新たな motivation が湧く期待もある.
入院してから今日まで3ヶ月ほど経過した.本当にゆったりと過ごせ(波はあったが平均的に),自分の趣味(スポーツ,音楽)を楽しめたし,とても有意義に過ごせた.が,1月に入り学生や研究仲間とのコミュニケーションが増えるうちに,仕事(研究,教育)もやはり十分に自分の生きる糧であることも再確認できた(もちろん趣味程度にやる分にはい良いのだろうけど:苦笑).結局は,これらを通じた人との交流が自分は常に欲しているということなのだ.
そのリハビリとして,2月は卒論修論発表にはでかけ,2週間に1度はゼミに出ようと思う.3月はそれが週に1,2度になればと思っている.とにかく授業ができる体力を取り戻さなければならない.また卒論修論の指導が終わるので,平日家にいる時は,長年依頼されていた,教科書や専門書の執筆を開始するつもりだ.(もちろん皆目標だけどね.)
こう書くと何か大げさだが(書くのは自由!),所詮これまでの仕事量の数分の1程度からのスタートである.焦らずじっくりと頑張ろう.(無理な時はあっさり諦めよう:笑.)究極の選択で「太くて短い」か「細くて長い」のどちらかを選べと言われたら,今は「太くて短い」人生で良いと思っている.家内にそう話すと,「まあ面積は同じよ」と言ってくれた.
2008年1月30日水曜日
断固たる決意
投稿者 ngcoryell 時刻: 23:27