木曜日: 今日は大学創設者の生誕日で,大学病院もお休み.まあ休みといっても,外来診察と細かな検査がないというだけで,連続的な治療(点滴など)はもちろん継続だし,入院患者さんには朝主治医の回診があり,自分も診察を受けた.昨日内科教室の教授回診(大名行列)を受けて,少し足がむくんでるかな,と言われた.
多少気になったので朝よく喋ってくれる若い主治医さんと話したところ,足のむくみは,腎機能(お小水が出なくなった場合),血液中のタンパク質が過多になった場合,心臓疾患,が考えられるが,多少むくんでる気はするが,問題はないでしょう,と教授の先生と話したとのことだった.家内と,今は入院であまり動かないでしかもずっと座ってるので,飛行機にずっといる状態と同じじゃないの,(乗って靴を脱いで,降りる時に履こうとすると,足がパンパン状態)という話をして,ひとまず結論とした:笑.
今は水を沢山とっているので,夜に2,3回お小水で目が覚める.3時頃目が覚めたときは,それではなくて,廊下の方が騒がしかった.どうやら近くの病室の女性の患者さんが,患部の痛みに耐えかねて,叫んでおられるようだった.かなり長く続いた.廊下を看護師さんが走る音,当直先生を呼ぶ声,また看護師さんが患者さんを諭す声,すべて聞こえてくる.これが左側からの音.右側からは壁越しに,やはり女性の患者さんからの,独り言?すすり泣き?念仏?が聞こえてくる.これでは寝ように寝られない.
本当に,ここは病院なんだと思い,どうしようもない気持ちになった.漫画やドラマでよく観るシーンお目の当たりにしたわけだ.(耳の当たりか!)どうしようもない,というのは正直に,煩わしい気持ちと,お気の毒というのが半々だと思う.余りに続き,こちらも気になって眠れそうにないので,ごそごそと iPod touch を出してそちらに集中することにした.こんな時はノイズキャンセリングphone がいいんだろうね(残念ながら持ってない).
眠れる曲は一杯あり,小野リサのボサノバ風シャンソンアルバムで少し眠り,お手洗いでまた起きたので,次はギターによるビルエバンスのカバーアルバム.これで轟沈.朝目覚めたときは,いつもの病院に戻っていた.正直よかった.今はお通じも1日1回で安定している.元気なころはもう少し回数が多かった(食べ過ぎ太り過ぎだったんだ!).目の調子も上々,明るい外を段々と見れるようになってきた気がする.
今日は検査も何もないので,修論のディスカッションをメイルで何回かやりとりした後は,読書と web browsing. 昨日秘湯の本をいただいたので,秋田の玉川温泉のような温泉が近場にないか探してみると,群馬の奈女沢温泉というのも奇跡の温泉らしい.何でもそこの水はまさに治験(霊験?)あらたかのようだ.今は何でもすぐ納得させられる;笑.ここは practical な家内にいチェックしてもらおう.
でも今一番の興味は,マカフェリギター.たまたま家にあったジャンゴラインハルトの演奏とギターの音が気に入り、調べてみると普通のアコースティックギターとは違うらしい.今はこのチェックに夢中:笑.そのうちに違いをまとめてみよう.と,かなり調子はよい.明日からの化学療法,副作用が少ないことを願うばかり.
2008年1月10日木曜日
ここは病院
投稿者 ngcoryell 時刻: 18:03