富士

水曜日：　明けて２日目．体調は絶好調．食欲もあり体重も少しずつ増えている．目の方は左程変わらないが，これは焦らずゆっくりと．朝の腕立て伏せも当初の５回から２０回まで増えた．体力が少し戻って来た感じ．今日から息子は千葉の白子温泉で子供達のサッカー大会，娘は予備校での講習会があるということで，二人とも午前中にでかけた．なので brunch は家内と二人でまったりとお餅とおせち料理で．こんな正月は今までなかったなあ．

家内は以前から，自分は初めて箱根駅伝をじっくり見た（家内は選手の名前までよく知っている：笑）．もちろんこれまでも各大学の熱戦ぶりは折に入りちらちら見ていたが，ずっとかじりついてテレビで観たのが初めて．「一瞬の風になれ」を読んでいたので，陸上部としてタスキを繋げることの大切さと選手のかける想いを，まさに実感した．

もうそれは各大学各選手の個性溢れる走りっぷりで，１５選手のごぼう抜きあり，オリンピック候補選手の激走あり，昨年覇者大学の途中棄権あり，全く予想のつかない展開．各選手がタスキを渡す瞬間に倒れ込む様を観ては拍手を送っていた．やはりリレー（団体競技）であり，また箱根駅伝の一種独特の雰囲気が，選手に１００％以上の頑張りを出させるのか．

途中走路の説明があり，周りの景色を映してくれる．そうか，箱根駅伝は自分自身も良く知っている経路を走るんだ．（自分は走る訳ではなく，車や電車だけど：笑）箱根に入ると，UCLA の先生と箱根旅行を楽しんだ場所をそのまま走ってくれていて，懐かしかった．今日は晴天だったし景色そのものもテレビからでも美しかった．晴天ということは選手には逆にキツかったのかしら．

ちょうど湘南辺りを走ってるときに，美しい富士山を映してくれた．それに触発され今日は自分も近くの富士にいった．いつもの公園の丘からは，手前の山々に隠されて雪がつもった富士のてっぺんしか見えないが，ウチの近くには文字通り「富士見」という場所があるので，もう少し離れた公園まででかけた．で，実際は富士見まで到達できず（思いのほか遠かった，残念），その手前の「川和富士」公園まででかけた．ここにはささやかな小山があり（川和富士と呼ばれる）その頂上が展望台になっている．

頂上まで登ると，３６０度周りを俯瞰できて気持ちよかったが，残念ながら富士山は少し霞んでいた上，やはりてっぺんしか見えなかった．家内によると富士見まででかけると，ちょうど山々の間をぬって平面が広がり，富士山の姿がくっきり見えるらしい．そうか，もう少し頑張ればよかった．

家に戻ると年賀状がきてた．あれれ，２日って配達してたんだけっけ？これも民営化効果？思いたって遠くの友人やあまり会わない友人には返事を書くことにした．今日は，ラグビーでも我が大学が勝利したし，高校サッカーでも都立校が勝ち上がり，非常にツキに恵まれた日だった．明日は箱根の復路がある．またお餅でもほうばりながら声援を送ろう．