2007年10月19日金曜日

1週間

金曜日: 今日から3日間は基本的にオフ.自宅に戻ってもいいそうなのだが,土曜日は治療方針を聞きに出てこなくては行けないし,まだホームシックにはなっていないので病院で過ごすことにした.土日にお見舞いに来られる方もいるしね.入院した当日にも「明日は日曜なので外泊でもいいですよ」と言われたので,現状体の内部は別として,まだ十分に動けるので自由にして下さい,ということのようだ.(これから大変なので今のうちに家に戻っといて,ということも含むのかな)

昨日の腸バリウムの後,なかなかバリウムが抜けず腸が詰まった感じが続き,従って胃の中のものが次に進めず,眠るまでは非常に辛い夜であった.普通に寝ても駄目,横向いたらもっと駄目,ソファにお腹を突き出すようにして寝ればまだまし,寧ろ立っている方がいい?と悪戦苦闘の数時間後,最後の下剤が効いてお腹のはりは収まり,ようやく横になれ,そのまま眠った.残念ながら夢の中も同じような感じで:苦笑,目覚めの悪い朝であった.こういう時は先行きがすごく不安になる.

朝起きてすぐメイルが届く(5時半).うちの家内より日頃一緒にいる時間の長い先生からだ.「今日行くけどいいか」ということだったので,すぐに welcome の返事.すぐさま,「朝5時半に入院患者が即返事を返すな」,と怒られた:笑.この先生少し気が小さく,3時からの面会時間を忘れて2時に来て,受付で断られ,やむなく,そーっと足音を忍ばせ,誰にも見つからないように部屋に入ってきたそうだ.その様子が頭に思い浮かぶね.大先生はそんなこと一切気にせず,午前中に皆さんどうどうと入ってくるのに.

この病院,残念ながら(ラッキーなことに?)病棟への入室については,No Security である.もちろん vip 病棟は別なのだろうけど.またドクター,看護師も人手不足で常に忙しく走り回っているので,実質面会はフリーである(黙認状態).しかも再三院内放送で流れるように,非常に盗難が多いようだ.この継ぎ接ぎ状況を見るにつけ,抜本的な対応はなかなか難しいかな?と思う.施設担当常任理事の先生は常に頭が痛いことだろう.

話戻して,来て下さった先生は学科幹事でもあり,長引いた時の大学への手続き,研究室関連の話,それから今後の治療方針の見通し(化学療法を始めるので休みが長くなる)等を話した.何度も書くが,外の空気と交わるときが一番元気になる.加えてまたお花を頂戴した.感謝.この間は,紫と黄色を基調にした組み合わせであったが,今回は白とピンク.部屋がますます明るくなって気分が和む.その直後に看護師さんから聞いたのだが,化学療法が始まると生花は厳禁だそうである.免疫力抑制されている中で,どうしても菌を持ち運び安いかららしい.ともあれ日曜日まではセーフなので部屋を明るくしてもらおう.

今日で入院後一週間が終わった.あっと言う間だった.ブログもとりあえず3日坊主ではなかった.ベッドに座りながらタイプすると,より肩,背中がこることもわかった(当たり前だね).体は,治療していないので良くなりようがないのだが,とりあえず痛くて苦しむことも左程なかった.体が入院に馴染んで来た.あと2日体力を温存すれば,悪者退治が始まる.

 

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