2007年10月13日土曜日

いざ入院

10月13日: 普通に起床.ゆっくり湯につかり,朝食をとって(ホットミルク,食パン,リンゴ甘煮),入院の準備を再開.途中でメイルチェック.査読依頼が来てる.頑張ってやると決意,他のも合わせてプリント.入院に関わる書類を埋めて ready to go.

8時40分頃,家内の運転で出発,東名から首都高に入ってからやや渋滞.でも問題なし.外苑前でおりてすぐ.むしろ病院の駐車場の方が時間がかかった感じ.渋滞さえなければ,極めてアクセスがいい.

手続きはあっと言う間に終わり病室へ.古い建物(50年くらい?)の個室.パイプがむき出しで,今のオフィスと似ている.でもこちらの方が壁が塗り直してあり奇麗.となりの新棟はモダンなビル.きっとホテルのようなのだろうが,値段が全然違う.

いろんな方に説明を受けるが,やや上の空の自分に気づく.細かいことは後でいいか,って感じ.いまどきの学生と同じではないかと反省.感じのよい,ちょっと軽そうな!看護師(若い男性の方)さんに,検査や薬のことを伺う.いろんなアンケートに回答.精神的な質問が多いので驚く.「今回のことがストレスになってますか?」「これまでの人生どうでしたか?」など

さっそく検査.今日は普通の健康診断.心電図,X 線,採血.検査の帰りに地下一階の購買店を見学.レストラン,コンビニ,お惣菜店,パン屋,万(よろず)屋(死語?!)があった.患者さんもみかけるが,むしろ病院関係者の方が利用している感じ.コンビニは24時間営業.

午後から主治医の先生方から病状の説明を受ける.informed consent. 入院後の担当の先生はお二人.主治医は,いかにもブラックジャックに出てきそうな冷血美人女医さん(あくまでもイメージ,内科医なのでこの方は手術をしない).丁寧に様子をうかがう.(病巣の写真を見るかと言われたけれども,それは辞退)結局

・胃の周りにも浸潤?しているので,抗がん剤で抑えて小さくしてから切る.
・腹水が少し出ているので心配.それについても調べる.
・抗がん剤による治療はワンクール3,4週間,それを2,3クール行う
・体に合う薬が出てくるまで,その繰り返し.

長丁場だ.予想通りだ.頑張るしかない.「希望はあります」との言葉をいただいたので,戦う決意.ここで,余命いくばくとかの話になったら,かなりへこんでいただろう.

しばらくして,もう一人の担当の先生も来られた.こちらの方は大学出て4,5年くらいと見た.若い(主治医の方はもう少し上かな).診察を受け,話をする.きわめて好青年(同じ質問の繰り返しに飽き飽きしたけどね).担当の先生方には恵まれたようです.

夕方さらに2人の先生が,今度はベテラン,訪れる.1人は外科の先生,医学部と共同研究をされている学科主任の先生から連絡があったそう.外科にお世話になるのはまだ先だけど,心強いし,気にかけていただいてありがたい.本当に皆さんに感謝.

もう一人の先生は,今週急遽内科でみていただいた先生.早急の化学治療が必要との判断をうかがった.今日は,医者と患者というより,お互い先生として話をさせていただいた印象.同じ内容を(多分:苦笑),家内にも電話して下さったようだ.最近の化学治療の進歩,それから本人の体力が必要なこと.まさしく「闘病」,闘うということを身をもって知る,ということね,とは家内の弁.Exactly. Do my best.

夕方,トイレの水が詰まるハプニング.検査に使う水溶紙が溶けなかったため+こちらがその状態で2回目の水を流したため.係の方がこられたときは紙は溶けてつまりがとれていたので,犯人を特定できず.(推理小説に使える?)安普請だから下に漏れるの,と師長さん他4名くらいでせっせと掃除(感謝).下に漏れるところまで,今のオフィスに似ている.

体力勝負とわかったので,夕食は完食.9時消灯に驚いたが,人間眠れるものです.


写真は,病院内オフィス?とベッド.病院内のワイヤレスはちょっとザルでいつでも使える.(これは不味いのではないか?),机にそびえるのは,MAC PRO. 机の奥の方にあるのが ワイヤレスが駄目な時用の USB HSDPA MODEM. こちらもばっちり.これは定額で 3 MBPS くらいでるので安心.手前にあるのが iPod touch.これで準備万端.威勢のいいうちに紹介しておきます.

 

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