火曜日: 昨日もまた夜中に少しお腹がしくしくした.昼間は不思議なくらいおとなしいのに夜になるとうずく感じ.また,これまでも家では(低反発)ベッドを使っていたが,やはりベッドが変わったことによって背中や腰が痛くなって来た.体型に合わせて変形してくれるといいのだけど,そうはいかないね:笑.体が慣れるまでにはまだ時間がかかるだろう.
昨日の夜気づいたのだが,簡単に入れていたワイヤレスネットワークが,引っ越しした部屋からはアクセスできなくなっていた.看護師さんから,前の部屋の隣のホテルのような建物は「新棟」ではなく「研究棟」だとうかがった.「研究する人は新しい建物使えるんですよね..」「病院の母屋の方は建て増し継ぎ接ぎだらけで...」病院の維持経費の問題はよく聞く話題だけに,ただただうなづくばかり.話戻して,このあいだ乗り入れたネットワークは,研究棟から微弱に届いていたものだったのだろう.(これで 3.6 mbps の USB modem を大活躍させることができる)
今日は午前中にインターン研修中の学生さん達が来た.ここは大学病院なので,教育ももちろん司っている.昨日部長さんが「危ないことはさせませんから」と仰ってたが(そんなこと当たり前だ!),今朝実際に聴診器を当ててもらったり,触診をする手がぎこちなく緊張しているのがよくわかる.5年生というから大学院1年生と同じか...うちの学生たちには肩を揉んでもらっているけど:笑,朝汗を噴き出しながら診てくれるので,「先生はそんな感じではないよ!」「もっと僕に覆いかぶさるよ」とからかってみると,「はっ,大変失礼致しました.」と恐縮しきり.如何にも世間でイメージされるうちの大学の典型的な学生さんであり,キミの好感度は良好である.当分この棟にいるそうなので,元気なうちに?鍛えてあげよう.
それからウチには医療看護短期大学もあり,看護師さんの卵たち4名(女3,男1)も挨拶に来た.うちで言えば2年生なのかな.若い!看護大学の先生に,「1週間このフロアにいますので,どうぞよろしくお願いします」と頼まれた.よく考えるとこちらが彼女たちに「よろしく御願いする」わけで何か妙な感じだったのだが,「精一杯意地悪しましょう」と答えておいた.とたんに病室の中が明るくなった.今朝は実は少しお腹がはって少々めげていたのだが,少し若さを注入してもらった感じだ.
午前中に担当のお二人の先生が来られてだいたいの方針が決まった.詳細な治療計画は土曜日夕方いただくことに.今週は結局検査だけ.「一応腸も診ておきましょう」ということで,またバリウムを飲むことに.今度は口からではなく,逆,つまりお尻から飲むそうである.相手が腸だけに,中身を奇麗にしておく必要があり,今日の夕方から下剤責めにあうようだ.トホホ!!
今日は仕事場の同僚以外にも,学会関係でお世話になっている方に思わぬお見舞いをいただいた.花が増えまた明るくなった.気分転換にどうぞと「脳」の本もいただいた.(知り合いの先生の本かと思ったが,もっとメジャーな方のだった:笑)非常に読み易い文章で,一コンテンツの長さも適当で,1/3ほど読んだ.このような余裕はこれまでなかったなあ.
最後に看護師さんがおいていてくれた,化学療法のマニュアルを読む.副作用のオンパレードが記載されていた.いやはや.ともあれ眠ろう.
2007年10月16日火曜日
大学病院
投稿者 ngcoryell 時刻: 19:12