2007年12月10日月曜日

CT の1日

月曜日: 今日も快晴.体調は非常に感覚的なものだが,やや胃腸に違和感がある.痛いわけでないが,何となく CT に向けて不安.今日は高速はすいていて,1時間未満で到着.駐車場も順調で検査の2時間前に病院入り.どうも平日の道の混み具合は全く予想できない.受付を済ませて久しぶりに本屋に出向く.思わず衝動買い:笑.

CT は Computed Tomography の略で,コンピュータによる断層撮影,放射線などを利用して物体を走査しコンピュータを用いて処理することである.ちょっと調べてみると広義では.ポジトロン断層法 (PET)やや核磁気共鳴画像法 (MRI) なども含むようである.いわゆる CT 検査では,人間の輪切りなどの断面画像が得られるが,今日は画像処理技術向上によって3次元グラフィックスとして表示されることも多い.我々の研究分野では,この技術で生体内の血管の3次元構造を再現したり,生体に限らず車のエンジンの複雑構造を再現するのにも用いられる.

余りこのようなモデリングには関わってこなかったのだが,昨年から民間企業との共同研究で,この3次元再現画像から個々のパーツをラベリングする仕事を受け,多少は興味を持っていた.が,まさか自分自身が輪切りにされるとは思いもよらなかった:苦笑.今回の画像は14日(金)に見ることができる.入院時にとった CT 画像は,あまり直視できず(脂肪が多いなあと思う程度:笑),普通は写らないリンパが写っている,胃壁が厚いですね,との言葉のみが残っている.さて14日はどうなってるか(期待と不安で一杯...).

今日受けた CT では造影剤にヨウ素を用いる.注射で投入するのだが,喘息のある人にはよくないらしい.自分も喘息持ちであったが家を変えてからは一切生じてなく,今回も発作はでなかった.面白いのはこの注射を打つと,背中から後頭部にかけてホッかホッかになるのだ.でも看護婦さんに言わせれば,それは錯覚で,実際に温度は上がってないとのことだった.体内のセンサーが騙されるのか,センサ情報を処理する脳内プログラムが騙されるのか,今度この辺りに詳しい(部屋向かいの)同僚の先生に聞いてみよう.

検査は順調に終了し,新棟最上階の眺めのいいレストランに行った.日当りのいい窓際に案内されると,神宮球場その隣の美術館?が紅葉の映えた木々とともに見える.奇麗だ,家内の話によれば銀杏並木は葉っぱが散り,黄色の絨毯のようだったそうだ.我々の駅前のキャンパスもそうなってるかな,と思いめぐらした.写真を撮ろうと試みたが,逆光かつ窓越しで,技術もなくまるで×だった.最近の高機能デジカメではうまく撮れるのかしら.

家に帰ると息子がいた.息子は某プロサッカーチームの下部組織で神奈川における各種スクールのインストラクター,コーチが仕事になっている.それこそ幼稚園児からジュニアユース果てはママさんまで大忙しのようだ.先週入院中に FM 横浜にママさんチームで取材を受けたとのこと(本人は出なかったらしい.)写真はその模様である.(より詳しくは,http://blog.fmyokohama.co.jp/santa/blogs/304311.php 灰色のトレーナ)

結構有閑ママさんにもてるらしく,息子もちょっとは成長しているみたい.何が?:笑.

 

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