2007年12月27日木曜日

よしなしごと

木曜日: 体調はかなり改善.まだ目はかすむが顔を上げれないということはなくなった.新聞や単行本に目を通した後で漫画雑誌を読むと,すごく絵も字も大きく感じる.明日は久しぶりに外出するので,とにかく今日は体力温存して休んだ.だいた目を休めて,と言われると,両目がぼけている身には寝るしか無いね.目を瞑って音楽を聴くだけでもすぐ熟睡するし:笑.

つまらない老人力の話を幾つか.外出用にサングラスをかけてみると,右目が見えない.あれどうした,と焦っていると,娘が,父ちゃん,値札が右目についてるよ,その後目医者にでかける時に車にのったとたん,また目がかすむ,目薬をさしても改善しないので,困っていると,家内が,サングラスが曇ってるよ,だって.万事がこのようなものである,弱者には優しくしてあげよう!

昨日のニュースでオスカーピーターソンが逝かれことを知った.彼の偉大さを述べることはメディアに任せるとして,自分には思い出深いピアニストだ.最初の国外出張でイギリスに出かけた時に,まずヒースローで雑誌ぴあのようなものを手に入れ,見に行けるコンサートを探したときに,見つけたのが彼のコンサートだった.ギターがジョー・パスだった(これも凄い!).彼の88鍵を自由に動きまくる指の見事さに見とれる反面,静かな曲でのリリカルな演奏には心が休まったものだ.

そのコンサートはロイヤルフェスティバルホールで行われたが,いわゆる入り口の切符のもぎりがない,とか,休憩時にイングリッシュティーを30分以上楽しむとか,白人の客,正装者が多い,とか文化の違いを感じたのが懐かしく思い出される.某新聞にも書いてあったが,2年前の最後の来日コンサートにはもちろん駆けつけた(当時のピアノの学生パートナーと).その時の前座が上原ひろみだったのだ.実は彼女を知ったのはその時が初めてだった.で,それ以来の彼女のファンである.モダンな今風のピアノやキーボードを弾く彼女だが,一曲だけオスカーに捧げるといって弾いたピアノソロが忘れられない.アンコールで見せた彼女の涙も印象的だった(前から3列目で見てた!).

今日は明日のためにブログを早めに切り上げる予定であったが,オスカーのことを思わず書いてしまった.冥福を祈ります.

 

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