金曜日: 昨日じっくり寝たら,昨日の不調さが嘘のようにとれた.ただ少し喉が痛くなりそうな予感がしたので,イソジンで念入りにうがい.風邪薬を飲んでもよかったのが,今日は採血があるので変に影響のでそうな余計なことは自粛した.
また今日は快晴,気分も晴れて,いざ病院へ.今日は年末 or 新年からの治療計画を決める日,それから CT 画像を2ヶ月前のものと比べ治療効果を見る.かなりドキドキもの.家内は楽しみにしていると言ってた.
今日も高速,駐車場は順調で,なんかすべてがスムースに行く感じ.採血,検尿を済ませて例の新棟11階のレストランへ.今までは大抵お腹に優しいうどんだったので,やや緊張しながらクラブハウスサンドイッチを注文.:笑.マスタードに油断したが,特に胃腸に負担をかけることなく美味しく食べれた.うん,かなりの進歩.
1時間程待って診察室へ.結果は予定どおり?胃及びリンパのガンの方は順調に縮退.良かった!なかなか CT 画像をどう見るのか理解できかったが,先生の解説で,これが心臓,肝臓,と聞いているうちにだんだん飲み込めてきた.一番良かったのは腹水がなくなったこと.これがある限り,(ガン細胞が含まれてることがあるので)手術も出来ず他の内蔵への転移(特に肝臓)が心配されていた.腸,肝臓周りの腹水がないことは自分でも確認できた.また胃の炎症もなく,肥大していた胃壁も薄くなっていることがわかった.
もちろん,ガンが無くなったわけではないので,引き続き抗がん治療を継続.一般の腫瘍マーカは正常値(不思議)なので,ガン縮小のマーカとして肝臓ガンによく使われる指標を使うことになった.胃ガンの場合でも数値があがることがあるそうだ.実際数値は通常値を超えていたので,今後はこれを下げることが目標となる.
今後の治療計画だが,やはりシスプラチンによる腎臓への攻撃?はきつく,数字もあまり良くないので,これは止めようということになった.検尿による腎臓からの排出物に関して正常値なので機能としての問題はないそうだが,腎臓に繋がる細い管(だったと思う)がダメージをどうしても受けているらしい.これが壊れると何の治療もできなくなるそうで,大事大事をとりたいとのこと.
ここで代替の抗がん剤を3つ程教えていただいたのだが,皆複雑なカタカナで覚えきれなかった:苦笑.ただ腎臓に負担を余りかけないことは確かだそうだ.もちろんその場合はスキンヘッドへの道が待ってる.あーあっ:笑.家内も自分も髪なんか惜しくないので,すべては先生に任せることにした.(先生は決して強制しない.)
この場合,TS-1 とシスプラチンの場合と比べて,ちょっと投薬方法が変わるようで,今後の方針はまた外来で診察を受け決めることになった.休薬期間に週に一度また病院に通う.温泉湯治旅行は儚く消えてしまったが:苦笑,今日はとにかくガンが縮小していることが分かっただけで気分は晴れやかだ.いずれにせよ来週から2週間は休薬.少なくともクリスマスは安心して過ごせそう.大学にもこっそり顔を出す予定だ.
2007年12月14日金曜日
2ヶ月経過
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:13