日曜日: 昨日は早めに寝てしまい、ぴったりと朝4時前ユーロ2008を観る時間に目が覚めた。全部観ると疲れるかも知れないので、朝5時まで待って:笑、後半から観た。また色々ドラマがあったが、結局延長3−1でロシアが勝った。この話題今日はここまで:笑。
研究の上で敬愛するシニアな先生が世界中に何人かいる。そのうちのお一人が(米国東海岸の No.1 工科大学)To Enrich Life という本を出版された(Amazon で買えるとこが凄い)。学術本ではなく、ドイツからナミビア、南アフリカ、カナダを経てアメリカに渡った著者が、いかに成功し、人生を豊かにするため行動したか、が記されている自伝である。裕福でなかった青年時代から、アメリカ大陸に渡り教授になり,会社も興して成功するまでのことが書かれている。
またもう1名、インド出身の先生(米国西海岸の No.1 総合大学、Campus が各所にある。この方は Irvine )還暦を迎えられときにインドで記念 Conference を行い(この時自分も初めてインドに行った!いやっすごい国だった)、そこで自ら Plenary Lecture で、インドの一地方の青年がアメリカに渡り研究者になるまでの生い立ち、を話された。
これらのお話は、非常に興味深いし、実際面白いので、聞き入ったり、読みふけったりする。(その他にも土曜日の朝刊に掲載されている Be の人物に関わる記事は大好きである。)が、大抵はそれだけで留まり、特にこれまで自分の人生の歩み方に影響を与えてきたとは思わない(こなかったと思う、くらいか)。所詮色んな意味で自分とは異なるからだ。
先のお二人に関しては、研究そのものについては刺激を一杯うけ、むしろ follow している分も多い。しかし to enrich life ということに関しては、いやもう、それこそ人間としての能力や器が違い過ぎて、これまたどうにもならないことである(もう50になるで尚更そう思う)。また日本人の奥ゆかしさ?からか:笑、こういうことって人に言うことなのか、ともふと思う。(聞いたり、読んで感動している割には;苦笑)
世の中には五万と啓発書や啓蒙書があり、自分の知人も何人かベストセラーを出している。でも、読んだことはない(時間つぶしに立ち読みしたことはいっぱいある)。この手のことは明示的(explicit)に学ぶことではなく、暗示的(implicit)に学び取っていくものだと思うからだ。
一方で、(自分の外側から)人生を豊かにするもの、は確かにあると思う。少なくとも文化や芸術の類いはそうだろう。自分の場合は、やっぱり音楽か。(研究や卓球は極めて personal な内側からのもの)良いライブやコンサートに出かけた後は、いつもジンジンに鳥肌がたって「いやぁ、音楽は心を豊かにする」と思い、次は絶対自分だけでなく多くの人とこの瞬間を共有したい(特にお気に入りの女性と?)と勝手に感じている。
朝早く起きてユーロを観戦するくらいの元気は戻ってきた。次は(調子に乗るつもりはないが:笑)、やはり良いコンサートへ行って、音楽のシャワーを存分に浴びることだ。
2008年6月22日日曜日
to enrich life
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:34