2008年2月21日木曜日

あこがれのハワイ航路

木曜日: 早くも休薬期間が終わり、明日から第5クールが始まる。来週の月曜日には内視鏡と CT 検査があり、だんだんと娘の入試よりも気になってきた。ちょっと気を紛らわそうと、天気にも誘われ散歩にでた。

このあたりは高台で、山を削ってできたニュータウンである。一方平地に降りると古い横浜の家並みがある。ちょうど高台と平地の間の斜面にはまだ竹林が残っており、結構な秘境?だ(都会育ちの身には)。木々の鬱蒼とした中から宗教施設が出て来たり、外国かと思わせるような古い洋館が出て来たり、今日はそんな風景を楽しみながら散歩した。

さて、3月中旬にハワイで学会があり、ウチの研究室から7名程参加する。学生さんは(卒業・修了旅行を兼ねている?)4年生と修士2年生で、彼らから、先生はどうするですか?と言われていた。もちろん完治しているならば喜んで参加するが、今の時点では、元気はさておき、まだまだ治療継続の可能性の方が高い。とは言っても、学会まで1ヶ月を切りそろそろ予約をしなければいけない時期に来た。

いろいろ考えたが、自分の療養以上に、娘と何より家内の慰労を兼ね、息子を除く家族で行くことにした(万が一の場合はキャンセルすることにして)。学会の会場はワイキキビーチの4、5つ星クラスのリゾートホテル。学会参加者はスペシャルレートで部屋を予約できる。当然もう予約は締め切られているのだが、実は日本からのツアーを利用すれば、更に3人部屋を手配すれば、同ホテル利用の終日自由行動の格安ツアーがあることがわかった。さすが日本人が好きなハワイ!

で、早速馴染みの代理店の方に手配を頼んだところ、ツアーだと万が一のキャンセル料がもう今の時点からかかること、ツアーでなく航空機とホテルをそれぞれで頼んでも、実はほんの少しだけ割高になるだけでキャンセル料はかからない、ことがわかり、まずはそちらで予約を入れた。病院の先生と相談して Go になって、更にツアーが空いていたらそちらに変更する作戦。

家内も僕もハワイは大好きである.家内は地球化学の先生であった義父に誘われ、ビッグアイランドで開催された学会に何回かついていったことがあるそうで、もう5回以上行っている。自分はこれまで3回、うち一回はハネムーンで:照笑、それが初めての海外旅行だった。レストランでウェイターが家内と英語で会話し、僕には日本語で請求書を渡すという、コメディのようなことを経験した。シュノーケリングの面白さ、海や魚の奇麗さがわかったのもハワイだ。

思い出は尽きない(ということもない)が:笑、日本人は多いが、逆に安心してゆったりと青空と海を満喫できるハワイは療養にもってこいかなと思っている。家内にそのことを話すと一瞬にしてスイッチがはいったようで:笑、早速ホテル内スパでのエステやマッサージに娘と予約を入れていた。娘も行く気十分、溜まった欲望をショッピングで使うと張り切っている。こちらはもうのんびりできれば十分である。

まだ娘の進路もこちらの治療の進展も決定でないのに、さささっと決断してしまった。多分大丈夫だろう。これでまたモチベーションを上げられる!

 

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