金曜日: 今日から第4クール.薬が変わって外来治療になり,病院側のスタッフも交代.大学病院には外来で化学療法を受ける患者さん達の専用の部屋がある(定期健康診断をするセンター内!).そこではベッド以外にも,テレビが見放題のリクライニングチェアもあり,寝るもよし,ゆったり過ごすもよし,となっている.
前回はベッドだったので,今回はリクライニングチェアと期待したのだが,午後だともう遅いみたいで今日もベッドで点滴.最初30分は,吐き気止め,続いてドセタキセルを60分,塩酸イリノテカンを90分,最後に10分くらい生理食塩水を入れて終わり.抗がん剤は劇薬でもあるので,薬の入れ替えは慎重に慎重を重ねる.もし漏れて皮膚に触れると,至急の処置を要するそうだ.
全部で3時間半くらい.途中薬の入れ替え時にお手洗いに行ける.抗がん剤を投与している時に運悪くもよおした場合は,何かのトラブルによる液漏れを防ぐため,抗がん剤を生理食塩水に変えてからでないと,お手洗いに行かせてもらえない.
今日は,この間の若い先生,一回で点滴の針をさすのに無事成功.刺す前にかなりプレッシャかけたのに!:苦笑.その後の3時間半は,あまり眠れず,目を閉じて横になった時間が1時間くらい,後の2時間はひたすら本,雑誌を読んでいた.この部屋では常に癒し系の音楽が流れているので,今日はそれに耳を傾けてもいた.
そうそう,前回血圧220を打ち出した測定器に再チャレンジしたのだが,そこでも癒し系の音楽が流れてリラックスを促していた.が,今回も1回目200越え,2回目も180.今回は半ば諦めていたので卒倒はしなかったが,もう一度手動での再測定をリクエスト.無事上は140,下は100未満で,いつもの数字に戻った.機械が悪いのか,自分の分散値が異常なのか!?
無事血液検査の数字は問題なく,この化学療法による顕著な副作用は特にないようだ.フー.腫瘍マーカは前回より下がり,まずまず治療効果が出ている.「副作用のすくないこの治療法で,なくなって欲しいですね」とは先生の弁.全くもってその通り.予定通り,CT や内視鏡による評価は2月の中旬以降ということを再確認した.次回は来週の金曜日.
病院では自分のカルテは,すでにバインダーに大量に綴じられており,どんどん所見が追記されていく.先生の所見だけでなく,看護師さんの所見も書かれる.今は入院していたときのスタッフ,新しいセンターでのスタッフが常にケアしてくれる.毎回多くの看護師さんと話をし「何でも相談して下さい」と笑顔を見せてくれる.とても癒される.プロだ.
カルテは自分では見れないのだが,ちらちらっと見ると結構沢山書かれている.何だろうな,と気にしていると,「体調もよさそうで,手洗い,マスクもきちんとしている」と書いておきました,と男性の看護師さんに言われた.ちゃんと見てるんだね.ほんとマスクと手洗い,うがいだけは本当にマメになった.なんせライフラインだから.
帰宅しても体調は変わらず.このまま明日を迎えたい.明日は卒論の発表を聴きに久々の大学だ!
2008年2月1日金曜日
第4クールスタート
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:20