金曜日: Partial Response ですね、月曜日の精密検査の結果を見て、主治医の先生は声に出してカルテに書き始めた。 Partial Remission は医学用語で、意味は a decrease in the size of a tumor(腫瘍), or in the extent of cancer in the body, in response to treatment 、日本語では「奏効」と言うそうだ。英語の方が分かりやすいと、皆で笑った。と、カルテに書けば無機的だが、「はっきり言って相当良くなっています。僕が見てきた患者さんの中でもこんな例は少ない」と言葉にされると、実感が湧いてくる。
先生の話を聞いている間、自分の頭の中は真っ白:笑、先生の示す説明が一瞬頭に入るがすぐに抜け、体系的には理解できなかった。その分家内が冷静に聞いている。診断結果はだいたい次のような感じ。CT によれば、まず胃の周辺部の転移に関しては、リンパ節のまわりは縮小し転移は消えた!、胃と腸が近接する箇所はまだあるようなないような。胃壁はまだ少し厚いので、がん細胞自体はまだ存在する、ただ脂肪の映り具合等を見ればかなり改善されている。さらに丁寧に肺と肝臓、胆のう、脾臓等への転移をみたが「のうほう(漢字は難しい!)」は少し見られるが、基本的に奇麗で転移は認められないとのこと。
内視鏡の結果も今回ははっきり見た。最初に撮ったときは、見方が分からない上に、自分の臓器内部に腫瘍があるのがおぞましく、ちらっとだけ見て、詳しい(写真の)説明も受けなかった。今日は(月曜日に少し聞いていたので)心に余裕があった:笑。入院当時は胃の「しわ」というか「ひだ」がなくなり、ガン細胞が壁を平らにしていた。さらにはその周りに白く変色した潰瘍が不気味に存在していた。一方今回とった写真では、とくに酷かった患部はほぼ元通り豊満なひだひだ?に戻り、また色も赤みが増してかなり奇麗になっていた。もちろんまだがん細胞と思わしき場所があるが、全体的には相当改善された様子が素人目にもわかった。
血液検査もほぼ健常者並の数値だった。が、唯一の悪い話は血便だったこと。前回は見られなかった出血が見られた。もちろんこのような病気で副作用のある治療をしているので、何が起こっても不思議ではないが、一つの可能性としては、例の胃と腸が近接しているところのがん細胞の影響で出血してる可能性があるとのこと。結腸のところに存在するがん細胞がなくなると、逆に穴が開いて大変なこともあるそうで、今後これについては経過観察することに。手放しで喜ぶよりは、気になるところがある方がより慎重になるものだ。少し消化のいいものを摂取するように言われた。
もちろんまだ Partial であって Complete ではない。薬もこの先効くかどうか不明なところもある。でもとりあえずは頑張ってきた甲斐がちょっと(かなり?)あった。先生から握手をされ、4月から復職の許可も得た。ハワイのお土産は不要ですから、との冗談もでた。まだまだ治療は続くが、それを超える motivation を得た。引き続き多くの方への感謝の気持ちを忘れず、また決して驕らず、治療治癒に高い気持ちで臨みたい。
2008年2月29日金曜日
Partial Response
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:31
2008年2月28日木曜日
傾向と対策
木曜日: 娘の私大については全部結果が出て結局4勝6敗。自身の偏差値より高いところは全滅、通るべきところは通ったという、まあもっともな結果に。やはり受験は一か八かのギャンブルではなく安定感がモノを言うんだね(当たり前だ!)。あと一つ国立の後期日程が残っており、まだ娘はチャレンジするようだ。もとより後期日程にて志願したところは、偏差値的には fair な感じで、現実味がないわけではなさそう。
どの大学も後期日程の試験は前期と趣向を変えているところが多いようだ。娘が受ける大学も小論文だけ。小論文といっても、時事問題や科学技術に関する最近の話題を読ませて何か論じさせる、といった類いのものではない。この大学が後期日程の入試を開始して今年で3回目、過去2年の問題は、いずれも数学に関する英文を読ませて、それに対して解答するというもの。でも、単なる数学の問題が英語で書かれているわけでもないのだ。
まずは、英文で書かれた数学的な基礎事項の読解。数学の内容自体は左程難しくなく、その英語表現を理解できれば、誘導的に問題が解けるしくみになっている。もちろん読解だけでなく、実際に数学の問題も解かせられる。また文章のキーワードを使って多少の作文もさせられるようだ。というような感じで総合的な問題が出題されていた。(ちなみにこれは情報関連の学部の場合)これにセンター入試の成績がある程度圧縮されて加えられる。
問題を見てみると、一昨年は数値積分に関する英文。数値積分自体は高校では出てこないが、積分の知識があれば数値積分の公式が導かれるように構成されている。昨年は微分。今度は数学的な微分の定義に立ち返って、いろんな関数の微分を求めさせる。なかなか興味深いが、同業者としては、今年は何が出されるのかを推理したくなる:笑。家内は行列じゃないの、と言う。自分も微分・積分と来たら次は線形代数だなあ、と同大学の先生の顔を思い浮かべながら同調する。
で、早速類似問題を作ろうということになった(傾向と対策)。家内は英語が得意なので、あっと言う間にアメリカの高校レベルの数学のサイトを見つけ出して、いろいろダウンロードし始めた。特に「固有値」が怪しいから、と、こちらからも一方的かつ身勝手なリクエストをする。これらを集めて問題のサンプルを作るのが、父親の週末の仕事:爆。ついでに、数学表現の単語帳も作れと娘に言われたが、それくらい自分でせんかい。とはいえ、娘を追い越して親が盛り上がってどうする、って感じもするね。(行列の次は数列が怪しいと踏んでる!)
さて、明日はいよいよ病院で検査結果を伺う。今日のこの小論文の盛り上がりは、やっぱり他のことで気を紛らわせたかったのだろう。期待と不安の交錯する中、まあなるようになるさ、と自分に言い聞かせる。まあそわそわしても仕方がないので、今から集中して世界卓球女子準決勝を応援しよう!
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:56
2008年2月27日水曜日
Thinkpad Air
水曜日: 昨日の女子卓球の興奮が冷めやらぬまま朝を迎えた(かなり大げさ:笑)。昨日は男子もロシアとの対戦があり、接戦が予想され結果が気になっていたが無事勝利した模様。男子は今日の夜のドイツ戦が予選での大一番。例年になく男子も骨太な印象を受けるので、期待ができるかも。仕事は投げて、早速ビデオでロシア戦を見た。
水谷選手のどんなボールにでも手を出せる反射神経の良さ、粘り腰、カウンターのセンス、世界のトップ10以外とならば安心して見てられる。吉田選手の(打点は落ちるが)強烈なフォアハンドドライブとフットワーク、表に出る闘志も素晴らしい。韓陽選手は今回初めてじっくり見たが、フォアバックの多彩な攻撃に加え、終盤で見せたあのレシーブの連続フリックと(カウンター)ショートには痺れた。まだ誰も負けていない男子。この調子で久々のメダルを目指してもらいたい。
ところで話がいきなり飛ぶが:笑、昨日またこちらの心を揺さぶる Notebook PC がでた。これまでの Thinkpad の技術と叡智をつぎ込んで作ったという X300。 もうネットやらでも情報が飛び交っているが、超薄型軽量ということで、何かと Macbook Air と比較されている。web によれば、「Air にないものを全部有しており、もはや比較できる Note はない」と大風呂敷であった。確かにほぼ同じ大きさ、重さで光学式ドライブを内蔵、ポートも豊富そうだ。うーん、これも購入意欲をそそそられるなあ。(Thinkpad も今年度一台買ったと言うのに..その前のを長く使いすぎた。)
とうとうこの Thinkpad から IBM の文字が本体から消えたらしい。これはちょっと寂しい。けれども、もちろん中身を作っているのは、旧 IBM の大和事業所に変わりはない。なので quality は大丈夫だろう。キーボードもさらに改善されているという話。コンセプト設計はアメリカのレノボ社のようだ。開発秘話として、例の Air の発表会で Jobs が Air を封筒から出して披露したとき、レノボのチーフデザイナーは、非常に慌てて秘書に封筒をもってこさせ、X300 が封筒に収まるかチェックしたそうだ!(無事収まってめでたしめでたし。)正直 Air より X300 の方がいいね。
この春は携帯電話にも魅惑のラインアップが勢揃いし、全く胃に良くない:苦笑。とにもかくにも、復帰しなければ使いようがないのも事実。今はじっと購入意欲を封印し、それもモチベーションの一部として毎日の活力に変えよう。
投稿者 ngcoryell 時刻: 19:52
2008年2月26日火曜日
卓球無双
火曜日: 今日は、娘を最寄りの駅に届けた後は、数年前から関わっていた教育関係のプロジェクトの最終報告書の執筆。この1、2年はあまり気乗りがしなかった仕事で、休職に伴い担当を引き継いで少々喜んでいた:苦笑。が、報告書の自分の担当箇所はしっかり残されていた:笑。とはいえ、外堀は殆ど埋めていただいており(感謝)、細部をちょこちょこと追加修正するだけ。週末に拾い集めた資料を元に、なんとか終了。(これでこの仕事とも縁が切れる!?)
さて今日は、日本と韓国の大一番。もちろんサッカーではなく、世界卓球選手権の女子団体予選リーグだ。これに勝てば準々決勝の組み合わせが良くなり、3位入賞が見えてくる。今日はテレビ放送が夜7時からということで生かな思っていたが、実際は10時開始だった。というわけで録画放送だ。でもできれば臨場感を楽しみたいので、web 等での速報を見ないようにしていたのだが、夕方ちょっとしたはずみで、愛ちゃんラストで劇的勝利、の見出しを見てしまい、楽しみは半減!!でもよかった。それよりも、テレビ観戦できる身分に感謝しないと。
今年の女子チームにはこれまでと違い中国からの帰化選手はいない(男子には2名、それから韓国女子にも1名いる)。軸となる3名は以前からのメンバーであり、チームとしての結束力はこれまで以上に強い。その中で圧倒的な存在感と安定感を出して、日本チームを引っ張っているのが現日本チャンプの平野選手。ドライブを打つときの回り込みの速さ、堂々たるカウンタードライブ、バックハンド、ショートも安定しており、下がらないプレーはぶれることがない。これまで全勝。愛ちゃんも、福岡選手も頑張ってるし、この先も期待できそうだ。
ところで、放送をしてくれるテレビ局。もう何年も前から女子(のみ)にスポットを当ててくれている(男子は形無し、トホホ)。どうしても一般受けする構成になるのは仕方がないと、諦めて有り難く拝見しているが、あの選手紹介ビデオとニックネームはなんとかならないものか(面白いけど。格闘技番組では、煽りビデオと呼ぶ)。例えばある女性選手には「シンデレラ」とつけられているかと思うと、ある選手には「暴走機関車」とつけられている。何だこの違いは。
タイトルの「卓球無双」は平野選手につけられているニックネーム。どうやら勝負師ということらしく、紹介ビデオには何と20年負けなしのプロの雀士が登場する。愛ちゃんや福岡選手のビデオはお涙系の構成になってるのにね:笑。これを作ったスタッフは一体どんなセンスしてるんだろう(皮肉ではない、率直な感想)?放送中、平野選手に対するゲーム間のベンチコーチの様子が何度か流れた。驚いたことにベンチコーチを受ける前に、自分で試合を分析して次のセットはこうする、と監督に告げていた。その様子がやけに頼もしかった。
と、このネタはつきることがないので、今日のところはここいらでお終い。今朝大阪の母親に電話をした。ハワイ計画が家内から姉を経由して伝わっていたようで、「余り調子乗ったあかんで」、と一括された:笑。まあ卓球見ながらぼちぼちいきますわ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:21
2008年2月25日月曜日
ひたする眠る
月曜日: 今日は我が家は大忙し。父親は病院で検査。娘は国立の前期日程。いつもは体力温存で家内の運転で病院にでかけていたが、今日は家内は朝から娘に集中:母は忙し。こちらは朝9時から CT、8時半までに病院に行って受付しなければならない。大学を基点に行動する癖がついてるので:笑、朝7時前に車でまず大学へ、駅前のキャンパスに停めてそこから電車で都内へ。予定どおり満員電車は避けて各駅停車でゆっくりと渋谷へ。この程度の体力はもう十分についており特に問題なし。風邪をうつされるのだけが嫌なので、顔中を覆うマスクでガード。
週明けの病院はどことなく静か。病院の受付窓口は朝8時40分からスタート。でも予約伝票には30分前(8時半)に来いとなっている。この10分は?ただ待つだけ?と行ってみると、窓口の前にむき出しの箱が二つおいてあり、朝1番の検査を受ける人は、予約伝票と診察券!をそこに入れて待て、と書いてあった!で、制服のお姉さんがそれを手で集めて中に持っていく。多くの患者さんが、その箱の前で迷って佇んでいる:笑。最先端技術を扱う病院とは思えないこのアナログさ。今だにカルテを手でもって運ぶし、病院内のロジスティクスをそろそろまじめに考えた方がいいんじゃないかなあ。
CT 検査も内視鏡も今日で3度目なので要領は得ている。CT は造影剤としてヨウ素を注射。投入している際に背中が熱くなってくるのがわかる。この注射の承諾書(10万人に1人はこの薬で死ぬ場合がある、等が書かれてる!なお喘息のある人は発作が出やすいので要注意)を出してから検査を受ける。順調に CT が終わり、いよいよ内視鏡検査へ。多くの人からカメラを体内に飲み込む辛さをうかがって来たが、自分の場合鎮静剤で殆ど眠ってしまい:笑、その苦労を知らない。同時に先生のカメラ画像を見ながらの解説も聞けないわけだが。
今回はすべてが前倒しで予定時間より早く進み、ドキドキする間もなく喉に麻酔を入れて診察室へ。今日は鎮静剤で熟睡することはなかった(それでも入れるところと出すところの記憶はない:笑)。何か喉や胃の中でごそごそするな程度には認識していたが、でも先生の説明は一切記憶にはない(寝てると認識されてた!)。検査が終わり朦朧とベッドに座っていると、先生(主治医の先生ではなく内視鏡検査の先生)に「ずいぶんよくなっていますよ、治療の効果は出てます。いくつか組織をとって検査しますね」と、言われてホッとすると、どっと脱力感に襲われた。昨日は体調も今ひとつだったし、やっぱりとても緊張してたんだろう。あー良かった。CT もちょっとは期待できるか。金曜日がちょっと楽しみ?
無事検査が終わり自宅に戻ったのはちょうど12時。鎮静剤の影響か眠気が凄く2時間以上それから朝寝。3時間ほど起きていたがまた眠くなったので、引き続き昼寝:笑、また2時間以上ねて、気づいたらもう夜中。よほど疲れてたのか。眠りながら家族の声が聞こえていた。娘が受験票を忘れかけたとか、解答欄を間違えたとか(相変わらずだ!)、言ってくれたら父ちゃんはオレが送っていたのに、と息子の声も(ちょっと頼もしいが、不安:苦笑)。今日はもうこのまま寝ようかと思ったが、やっぱり起きて世界卓球を見よう!
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:38
2008年2月24日日曜日
検査前日
日曜日: 昨日は朝寝、昼寝をしなかったので夜10時過ぎには就寝。が、2時には目が覚めた後は余り眠れなかった。明け方頃うたたねした程度。6時過ぎに起きた後は普通に過ごしたが、どことなくだるい。前回も日曜、月曜とそうだったが、今回は体全体というよりは、もう少し局所的に胃がもたついている感じ。発熱はない。
食欲はあるが、このところ味覚の変化が激しい。例えば昨日は朝飲むホットミルクがすごく甘く感じた、苦さにも十分になれたタヒボ茶も何か変な味だった。が、今日はまた元に戻り快適に朝食を食べたし、タヒボ茶も苦いなりに美味しかった。
一方、朝寝を終えて昼食を食べる頃には、味覚がかなり敏感になって、ほんの少しの味付けが凄く濃く感じて困った、普通の醤油味のあられもすごく辛く感じらた。かろうじて、甘さはさほど変化していない、またくだもの野菜は普通に食べられる。今は肉系はたれもソースも何もつけずに、超薄味で調理されたのをそのまま食べている。センサーの感度が上がりすぎてるのに、体内プログラムがそれを補正しきれてない感じかな。
新たな副作用として、両手の爪が変化してきた。どうもタイプしていて指先に不自然な感じがするので、ふと指先を見てみると、すべての爪に横線が入っている。ただ線が入っているのではなく、そこで肉の盛り上がりが代わり段差がついている。ミステリー好きの家内がすかさず、体に毒素が入ると指先から出てくるのよ、と教えてくれた。昨日も勉強会で他の先生から、爪は体の影響をよく受けますからねえ、とも言われた。指先はますます不器用になるが:苦笑、特に痛いわけではないので良しとしよう。
昨日のサッカーは残念だった。結果的に韓国が優勝、北朝鮮が最下位だったが、北朝鮮が中国に点差をつけて勝っていれば北朝鮮が優勝だったわけだから、1位から4位まで実力はさほど変わらないのだろう。新聞やネットで気迫不足が書かれていたが、確かに中国の野太さ、韓国、北朝鮮のボールをもったときの足腰の強さと比べると、日本は線が細い感じだ。昨日はスタミナが切れてたのか、ルーズボールも余り追ってなかったし。3月の予選までにはフォワードも戻ってくるし、海外組もマージするだろうから、チーム力が向上することを期待したい。
今日はもう完全にエネルギー切れ。寝不足もあって夕方は2時間以上爆睡。今ちょうど横で世界卓球をやってる。これについて書き始めると長くなるのでまた別の機会に。明日はいよいよ検査の日。結果が出るのは金曜日だがやはり少々緊張する。でも、内視鏡でまた寝るんだろうな:笑。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:20
2008年2月23日土曜日
果報は寝て待て
土曜日: 娘は今日も残念無念。ウチの理工学部だったので、また他のところよりは授権後感触が高そうだったので、こちらも少々がっかり。一方で娘は、試験後きちんと自己採点しており、兆が一くらいの確率、よくて補欠と言ってでかけていったので、さほど落ち込んでいる様子でもなさそうだ(本心はわからないけど)。
今日は午後から大学で勉強会。近辺の大学の同じ専門分野の先生年に4回くらいのペースで開催している。ちょうど15年くらい前我々がまだ若かった頃、同種の勉強会でいろいろ学び、刺激し合い、育てていただいた記憶があった。10年くらい経ち、メンバーが皆極めて忙しくなり同時に会するのが不可能となりそのまま立ち消えていたのを、去年から横浜ローカルでまた始めた。我々がシニアの先生にしていただいたことを、若い方につないで行くも目的の一つ。
1時前に大学に到着したとき、駐車場沿いの建物の2階から同僚の一人が手を振ってくれた。「最近調子いいんですよ」とこちらが言うと、「知ってます。読んでますから!」と言われた。そうか、数少ない読者の一人だった。自分を含めてたった10人しかいないのに、ついつい忘れてしまう。
彼はこの大学に移ってきたときに、いろいろお世話になった先生。もともと服装の taste が似ていたし、さらにこの間に自分がシェイプアップし、髪を短く(正確にはゼロ:笑)したので、大分彼に似てきた。(いやがらないでね!?)入院経験豊富な彼から、高額医療費は給料に戻ってきますよ、と聞かされていたが、1月の給料の振込がいつもより多かったのでそうなのかも知れない。(まだ給与明細を確認してない、でも年末調整は12月だしね)
話戻して今日の勉強会は、約5ヶ月ぶりの外部の方たちとの集まりだった。若い人が多いので、久しぶりに話が弾みこちらもずいぶんハイになった。3時間もつか心配だったが、何事もなく終了。会場のスクリーンに目が慣れるまでに時間がかかった。遠くを見た後近場を見てもやはりすぐにはピントが合わない。やはり目はかなり疲れる。近視も遠視(老眼)も前よりも度がかわったみたいだ。やはり眼鏡の新調は必須かな。
明日の日曜日、自分としては精密検査の前の貴重な休養日。また娘は、月曜日は国立前期入試の初日、さらにはもう一つの私立の延納願い提出(キープ)期限でもある。来週早々何かと慌ただしいなあ。明日またミニ家族会議で娘の今後を相談かな。
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:18
2008年2月22日金曜日
第5クール開始
金曜日: 今日から第5クール、薬が変わってから3クール目。いつものように病院へ。事故による渋滞で渋谷手前を抜けるのに少々時間がかかったが、抜けた後は快調。結果的にちょっと早めに病院に到着した上に、今日は採血が空いており、診察まで90分ほど余裕があった。昼食だけでは時間を持て余すので、通り向こうの本屋でしばし時間つぶし...だけでは終わらず、Jazz と Computer の雑誌をしっかり購入した。残り1時間を病院の食堂でゆっくり過ごし、診察。この2、3日体調がよかったので余り心配はしていなかった。
本日の血液検査の結果。一番の成果は、2種類の腫瘍マーカの値が十分に下がってたこと。一種類は胃がんによく反応するマーカで、自分の場合これは当初からほぼ正常だった。一方肝臓がんに反応するマーカの方が自分の場合当初から高い値で現れていたが、これも今日見る限りでは半分以下になっていた。薬の効果が現れていることは現れているみたい(ちょっと安心)。先生いわく、自分の腫瘍は、胃ガンだがおそらく肝臓ガンによくある細胞も含まれている特殊?なもののようだ。(幸い肝機能は正常。この間の CT でも肝臓に異常はなかったけどね...)
その他は、栄養価が少しダウン(これは飽食が過ぎた前回の値が良すぎた?)、白血球は休薬期間の間に少し回復、ヘモグロビンが多少落ちて貧血気味(これはもともと貧血で、鉄剤を一時止めたため)、腎機能の値も改善、トータルとしては問題なし、何より体調が良さそうなのが一番良いとのこと。いよいよ25日に内視鏡と CT SCAN。朝1番で受付して午前中に終了(結果は29日金曜日)。快方には向かっていそうなのが楽しみな反面、同時に転移が発見されないかという不安ももちろんある。
主治医の先生にハワイの相談をしたところ、是非行って鋭気を養って来てください、と言ってくださった。ちょうど第6クールの治療期間なので、うまく日程調整できないかお願いしたところ、幸いたまたま先生もその週は学会で不在で最初から治療予定の変更が必要だったということだった。結局帰国翌日の土曜日にまた特別に診察と治療をしていただけることになった。双方丸く収まり良かった:笑。後はこちらの調子を整えるだけだ。
明日23日から娘の死のロードの結果がほぼ毎日戻ってくる.....そして29日には自分の検査の結果だ。来週はとても精神的にタフな週になりそうだ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 18:53
2008年2月21日木曜日
あこがれのハワイ航路
木曜日: 早くも休薬期間が終わり、明日から第5クールが始まる。来週の月曜日には内視鏡と CT 検査があり、だんだんと娘の入試よりも気になってきた。ちょっと気を紛らわそうと、天気にも誘われ散歩にでた。
このあたりは高台で、山を削ってできたニュータウンである。一方平地に降りると古い横浜の家並みがある。ちょうど高台と平地の間の斜面にはまだ竹林が残っており、結構な秘境?だ(都会育ちの身には)。木々の鬱蒼とした中から宗教施設が出て来たり、外国かと思わせるような古い洋館が出て来たり、今日はそんな風景を楽しみながら散歩した。
さて、3月中旬にハワイで学会があり、ウチの研究室から7名程参加する。学生さんは(卒業・修了旅行を兼ねている?)4年生と修士2年生で、彼らから、先生はどうするですか?と言われていた。もちろん完治しているならば喜んで参加するが、今の時点では、元気はさておき、まだまだ治療継続の可能性の方が高い。とは言っても、学会まで1ヶ月を切りそろそろ予約をしなければいけない時期に来た。
いろいろ考えたが、自分の療養以上に、娘と何より家内の慰労を兼ね、息子を除く家族で行くことにした(万が一の場合はキャンセルすることにして)。学会の会場はワイキキビーチの4、5つ星クラスのリゾートホテル。学会参加者はスペシャルレートで部屋を予約できる。当然もう予約は締め切られているのだが、実は日本からのツアーを利用すれば、更に3人部屋を手配すれば、同ホテル利用の終日自由行動の格安ツアーがあることがわかった。さすが日本人が好きなハワイ!
で、早速馴染みの代理店の方に手配を頼んだところ、ツアーだと万が一のキャンセル料がもう今の時点からかかること、ツアーでなく航空機とホテルをそれぞれで頼んでも、実はほんの少しだけ割高になるだけでキャンセル料はかからない、ことがわかり、まずはそちらで予約を入れた。病院の先生と相談して Go になって、更にツアーが空いていたらそちらに変更する作戦。
家内も僕もハワイは大好きである.家内は地球化学の先生であった義父に誘われ、ビッグアイランドで開催された学会に何回かついていったことがあるそうで、もう5回以上行っている。自分はこれまで3回、うち一回はハネムーンで:照笑、それが初めての海外旅行だった。レストランでウェイターが家内と英語で会話し、僕には日本語で請求書を渡すという、コメディのようなことを経験した。シュノーケリングの面白さ、海や魚の奇麗さがわかったのもハワイだ。
思い出は尽きない(ということもない)が:笑、日本人は多いが、逆に安心してゆったりと青空と海を満喫できるハワイは療養にもってこいかなと思っている。家内にそのことを話すと一瞬にしてスイッチがはいったようで:笑、早速ホテル内スパでのエステやマッサージに娘と予約を入れていた。娘も行く気十分、溜まった欲望をショッピングで使うと張り切っている。こちらはもうのんびりできれば十分である。
まだ娘の進路もこちらの治療の進展も決定でないのに、さささっと決断してしまった。多分大丈夫だろう。これでまたモチベーションを上げられる!
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:27
2008年2月20日水曜日
暖かな日
水曜日: 昨夜は途中2度ほど目が覚めたが良く眠れた。が、目覚めてみると少々頭が痛い。風邪引いたかなとちょっと心配したが、昼過ぎには回復。やはり昨日の疲れだったのだろう。ちなみに毛糸の帽子はちょうど良い加減に頭を締め付け、頭の痛みを和らげてくれることがわかった:笑。
蛇足ながら、朝起きた時、右耳の中が何かゴソゴソするので気になった。この感触は以前にも経験があり、初めての時は1日以上続いたので、耳鼻科に行った。診断の結果「異物混入ですな」といわれ、ピンセットの先の髪の毛を見せられた:笑。以来何度かあったが長い髪の毛は自分でとれるし、短い時はそピンセットで家内にとってもらったこともある。
今朝はすっかり寝ぼけていて、おぼろげながら、何度も耳にかぶっている髪の毛をさぐる仕草を繰り返していた:笑。当然ゴソゴソ感は全く解消せず、何か変だなと不思議に感じて初めて自分がスキンヘッドであることを思い出した(老人力!)結局お風呂に入ってうだうだしている間に違和感はなくなった。いったい何だったんだろう。帽子の毛糸の切れ端でも入ってたかな!?
今日は娘の私立受験最後の日。ライバル校の政治経済部だ。まさに私立文系のトップ学部であり、最初から勘定に入れていない:笑。もし昨日受かっていたら今日はパスする予定だったが、残念な結果だったので、殆ど気分転換?に受けにでかけた。ところが、思いがけず出来はよかったらしい。出来が悪いときもメイルが来たけど、出来が良くても来るのよ、と家内がが苦笑していた。
帰りがけに、解答速報を配っているので貰ってくる、と言ってきた。こちらとしては、相手が相手だけに、そんなのは見ないで浮き浮き気分のまま帰ってきて欲しかったのに(小心者の父親):苦笑。結局、それなりに出来てたようなのだが、なんか8割出来てないと駄目なんだって、7割くらいじゃ駄目だこりゃ、と余計な情報を仕入れてローテンションで帰ってきた。ほら言わんこっちゃない:苦笑。
後まだ国立が前期後期2つ残っているが、これらは最初から白旗状態で全くあてにできないので、来週の頭くらいまでに本腰を入れて進路を考えなければならない。隣で家内が、なかなかシャンペンが開けられないねえ、と苦笑している。だんだんと暖かくなり終局に近づいてきた。娘の進路も大事だが、そろそろ娘だけでなく家内の慰労イベントも考える時がきたかな。それはまた明日にでも。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:19
2008年2月19日火曜日
鬼門の日
火曜日: 午前10時、娘の本命大学の合格発表。残念ながら不調に終わった。予想はしてたとは言え、全く歯が立たなかったわけでもないので、皆少しの期待は持っていたのだけど。さすがに少々元気なく戻ってきた(わざわざ外に出て携帯で合否チェック:苦笑)。例の受験番号と暗証番号を入れてチェックするのだが、先日の合格通知よりももっともっと無機的だった。
その後少し家族会議。ある私大(女子大)の申し込み締め切りが今日までなのだ。数年前に問題になったため、今は入学(申込)金だけを払えば(もちろん戻らず)、その大学への入学権利をほぼ3月末日まで延ばすことができる。もちろん死のロードで受けた大学が一つでも通ればそこに行くだろうが、可能性は低いので、どこかをキープするかどうか話し合った。
本人は、もう(受験)勉強にうんざり模様で(うんざりする程してるとも思えない:苦笑)、某私立にするというが、父親は、浪人して頑張れ、浪人しないなら某女子大の方が絶対に良い、と平行線。そこに家内が入ってくると、どちらの味方をするわけでもなく、また独自の路線を展開し始めて:笑、ちっともまとまらない。まあ安い額なら考えなく振り込むが、そうそう簡単にできる金額でもない。結局は色んなオプションを残しておこう、ということで、清水の舞台から飛び降りるつもりで、申し込み金を払うことにした。(抗がん治療代の10倍!)
午後から息子のアパートに家内とでかけた。息子も(当然?)MAC を使っているが、事務所が Windows だそうで、時折ファイルフォーマットの不具合等で使いにくいらしい。それは我々も全く同じだが、こちらは好きで使っているので MAC 用に少々手直しや修正をするのはお茶の子さいさい。息子にとってはそこに MAC があるから使っているだけなので:笑、そんな面倒なことは嫌らしい。そもそも家内に似て全くの機械音痴(一方娘は父親似:苦笑)である。
で、何か Windows PC が余ってないかというので、大学や自宅でもう使わない PC のパーツを集め、組み立てて使うことにした。もちろん息子には(知識的にも時間的にも)そんなことはできない!ので、出かけていって父親がセッティングすることになった。息子はちょうど自分の入院と時を同じくしてアパートに引っ越ししており、家内もそれ以来のおでかけ。
だいたい、一人息子のアパートに母親が訪れるとロクなことはない(自分も経験済み:笑)。あまりのズボラさに、掃除洗濯ゴミ出しをブツクサ言いながら始めた。何となく嫌な予感はあったが、事件は PC のセッティングが終わる頃に起こった:笑。家内がお湯を使おうと蛇口を捻っても水しかでてこない。ガス湯沸かし器が壊れているのかと思ったが、どうも様子がおかしい。ガス会社に電話してみると、なんと3ヶ月ガス代が未納!ということだった:爆。
まあ理由はともあれ、後で超大規模雷が家内から落ちることだろう。お湯がでないなら、毎日この寒いのにお風呂やシャワーはどうしてるんだ!、もしや週末に帰ってきて2日間長風呂を楽しんでいるのはそのため?まさかスポーツ選手が毎日シャワーを浴びないわけがない!?と喧々諤々話し合っているときに、ドアの郵便受けに何やら赤紙があるのを発見。読んでみると、まさに今日から「ガスを止める」という警告書が入っていたのだ!(昨日まではガスが来てたみたい)間が悪いとはこのことだ。それにしても、不払いでガスを止められるなんて話が身近で起こるとは思いもしなかった!
ということで娘にも息子にも鬼門の日となりました。 今日は朝寝もしてないのでホント疲れてへろへろになって戻ってきた。しかも今日はストレスがたまった(不味いなあ)。どことなくお腹もちくちくする:苦笑。こんなときは、自分にも鬼門とならぬよう、とっとと寝るに限る。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:25
2008年2月18日月曜日
祝・初優勝
月曜日: 自分はテニスに左程凝ったことがあるわけではない。やっぱり卓球が生業であったので、どちらかといえば遠巻きに見ていた感じである。結婚する時に家内が卓球よりは好き?というので少々付き合ったことがあるのと、国立大にいたときに研究室の先生がやはりはまってたので、その時は夕方テニスをよくしたものだ(卓球のフォームで:笑).
観る方は、大学時代のボルグ対マッケンローの死闘だけは鮮烈な記憶があるが、それ以降はニュースで流れてくるのをチェックする程度で、先日の全豪オープンはホント久々にフルに見た試合だった。女子の場合は、伊達選手やら杉山選手が世界のトップに混ざって活躍されているので何かと話題になるが、男子の場合はあの熱い(暑苦しい:今は!?)松岡選手以外は全くと言ってメディアにとりあげられなかいので興味も湧かなかった。
なので、今朝の新聞で、錦織圭選手がプロ転向8戦目18才で、プロツアーに優勝した話には真面目に驚いた。このような潜在能力を秘めている選手が日本人でいることすら知らなかった。まだ新聞とネットでちょっと見た程度だが、ルックスもいいし、松岡修造選手よりかなりクールな立ち振る舞いだそうで(どうでも良い話か:笑)、今後ブレイクすることは間違いがないだろう。怪我なく伸びて行ってくれれば、テニス界のみならず日本のスポーツ界に明るい話だろうね。素晴らしい!拍手。
この選手は英才教育を受けさせるために、奨学金制度で中学時代から渡米し、一流のプロコーチの下で手ほどきを受けていたらしい。本人の才能、努力テニスのためのよい環境が作りだした成果なのだろう。実は卓球も10年近く前から、男子選手はヨーロッパの専門コーチをつけ、高校時代からヨーロッパのプロリーグで試合をさせて育てている。先の全日本優勝の水谷選手もその一人。
それから愛ちゃんの場合も、幼少から中国人コーチの指導を受け、中国語がペラペラであることからもわかるように、恒常的に中国で合宿を行い試合にも参加している。国内ではトップの二人であるが、残念ながら世界のトップとはまだまだ実力に開きがある。今の時点では、世界で優勝の2文字が見られるのは、正直厳しい状況だろうね。(それでも一頃よりは随分よくなった!)
日本の場合どうしても、プロ制度が完全には確立されておらず、学校スポーツとして発展し、日本人の名だたるコーチもすべてアマチュアであるから、その時点で欧州、中国には敵わないのかも知れない(これは自分が言うまでもなく、常に議論されるところ)。と言いつつ、お隣の韓国は日本と似たような環境、プレイスタイルも似ているのだが、世界チャンピオンに匹敵する選手を結構排出しているのだ。うーん、なんとかしたいなあ。(結局は人材だ!そのためには卓球のメジャー化も大事だね。)
今日は、娘の入試も発表もなく穏やかな日だった。明日はいよいよ、本命校の発表。期待し過ぎてはいないのだが、結果によっては3月以降の予定を考え直す必要があり、それなりにソワソワしている。それは家内も娘も同じよう。息子だけが能天気に過ごしているかな?:笑。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:20
2008年2月17日日曜日
一段落
日曜日: 今日で娘の受験もとりあえず一段落。そろそろ受験ネタ も飽きてきた感じ。毎日毎日ため息をつくようなことばかり聞かされるので、こちらのフラストレーションも溜まってきた:苦笑。そんな中で、(一応滑り止めのセンター入試前期の)大学の発表がありとりあえず合格。
この枠での入学定員はたったの5名で、どのくらい歩留まりを考えるのかと興味深かったが、インターネットの合格発表をみると、なんと100名の合格者が出ていた。95%は他大学か。もちろん世間的には名の知れた大学で、校風は僕も好きなので、浪人しないとすれば、ここに行くのかな、と思う。
昨日のブログで、東京マラソンのことを書くのを忘れていた。いつものようにまったりと午前中を過ごしているときに、「優勝は...」のニュースが入ってきて思い出した。午後はそのままテレビを流して見ていたが、得意のタレント他を使った感動演出シーンの連続。いや、別に走ること、走り切ること自体は素晴らしく、こちらも感極まって:笑、観ているわけだが。24時間テレビと同じで、なんかテレビの思惑に乗せられている点がちょっと気に入らないだけ。
このマラソンには、放送しているテレビ局のアナウンサー10名?くらい挑戦していた。こうして見ると女性アナは皆奇麗な方ばかり。今のアナウンサーはタレント的な役割も果たすので、やはりビジュアルも重視されるのだろうか。でも自分には皆同じ顔に見えるけど...:笑。これまでアナウンサーに知り合いはいなかったが、最近音楽仲間の妹さんや同僚の先生の娘さんがアナウンサーとして勤めていることを知った。(お二人とも勿論奇麗!)
どちらもウチの大学出身で新進アナウンサーとして活躍されている。ちょっと調べて見ると、各放送局にはアナウンサーの web page が必ずあり、blog なんかも書か(さ?)れているようだ。もちろん Wikipedia にも掲載されている。音楽仲間の妹さんは K-1 で選手控え室のレポーターをされているを見た。同僚の娘さんは関西系列のテレビ局なのであまり機会はないと思っていたが、正月で盛り上がった高校サッカーでスタンドからのレポータを務めていたそうだ(ということは意識せずに観ていたことになる)。知り合いとなると、どことなくひいき目になり、もちろん顔は見分けられる:笑。
ただ今、日本対北朝鮮の真っ最中。あっと言う間に先制されたまま後半へ(結局引き分け)。この試合の前に行われた韓国中国戦は3−2の大接戦で韓国の勝ち。この4カ国によるリーグ戦は盛り上がる。息子は北朝鮮と日本は戦術がにており、下手な分だけ北朝鮮を応援すると言っていた。今週もちょっとサッカーから目が離せない...仕事も溜まってきたというのに...ちょっと娘のことを怒りきれないか!?
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:55
2008年2月16日土曜日
薄い?!
土曜日: 今日は週1日の登校日?、2月3月は、学部修士の相手は一段落するので、プロとしての仕事の時間が十分とれる期間でもある。例年だと、それでも大学特有の業務(定期試験卒論修論入試採点)で忙殺されるのだが、今年は免除していただいているので余裕たっぷり:笑。朝娘を送って行った後一休みして大学にでかけた。
ミーテイングに予想どおり、留学生が MacBook Air をもって現れた!確かに薄い。しげしげと眺めたが、期待し過ぎていたのか、報道で見飽きていたのか、あまり新鮮な感動はなかった。むかしなら、このような innovative な製品は一も二もなくすぐに注文したのだが、今回は何故か躊躇した。
ネットでの評判どおりあまりに中途半端な機能仕様ということもあるが、今年すでに2つ、春に MacBookPro と秋に MacBook を買ったこともあるだろう。それぞれ大活躍しているので、ここで air が来ても使い道がない、というのが本音だ。Mac Fan なら、その spirit のみで購入すべき、とは多くの求道者?の弁であるが(全くそのとおりと思う)、やはり月々の治療費を考えると、一歩進む程ではないというところか。
代わって(?)、Mac のワイヤレスキーボードを購入した。写真のとおり薄くて軽くて小さい。キーもノートブックに慣れた手つきには全く問題ない。普通のデスクトップキーボードの深いタッチになれていると物足りないかもしれないが、ストロークが浅い部分自分としては軽やかにタイプできるような気がする。このキーボードが出された時時点ですでに Air の足取りが固められていたんだね。
はるか昔会社勤めしている頃は、DEC の名機(スーパーミニコン VAX-11: 死語)に繋がっていた VT100 ターミナルを使っていた。これのキーボードの(電子的な)クリック感や深いタッチがとても好きだったのだが、20年経って、今ではすっかり浅いものに慣れてしまった。でも安っぽいのば未だに NG。なので Mac 以外なら Thinkpad が今でも離せないというわけだ。
さてさて、今日も娘は惨敗だったよう。これまでにない集中力のなさ?で頻繁に心中を家内にメイルしてきたそうだ:苦笑。明日は経済学部を数学で受験の予定だが、理系の頼み?の数学も惨敗が続いているようで、全く自信なさげ。どうも望みは薄そうだ。今朝も送る車の中で駿河台か河合塾か、で激論した:笑。
ともあれ、まだ2つ3つ試験が残っているが、明日で死のロードは一段落。同時に各大学の合格発表もそろそろ始まる。うーん。でも家の中の喧噪は落ち着くことだろう。このところスポーツ放送があまりなかったが、今日はスケート4大陸、明日からサッカー東アジア選手権、来週末からは卓球の世界選手権と、また観戦三昧の日が続く。そうやって気を紛らわせている間に朗報が来ればいいのだけれど。
投稿者 ngcoryell 時刻: 18:57
2008年2月15日金曜日
休養日
金曜日: 本当に時間が過ぎるのが早い。あっと言う間に週末となった。今日は娘も入試の狭間で休養。家内も今日は家でゆっくりするというので、邪魔しない?ようにこちらも大人しくしていた。一方で同僚の先生方(の一部)は缶詰になって採点されていることだろうなあ。娘は昨日から「部分点くれるんだよね!」とばかり聞いてくる:笑。
昨日目に軟膏をつけているときに、まつげが少なくなってると言われた。どちらかと言えば自分のまつげは長い方で軟膏をつける時に邪魔になっていた。ところが今はすんなり塗布できるので気づいたというのだ。確かに鏡で見ると、ない:苦笑。どうりでゴミが入り易いはずだ。ちなみに、まゆげもかろうじてまだ痕跡程度残っている感じ。
体の上部から毛がうすくなると聞いていたが、本当だったんだ。その他体の表面的なことでは、所謂ひどい乾燥肌は改善されてきた。これは天候にもよるだろうし、まめな:笑、クリームによる肌ケアの効果だろう。
一方で、目の角膜は十分に回復したが、後一息といったところで停滞している感じ。それから鼻の粘膜もあまり調子良くなく、ちょっとしたことで傷つき、この2、3日両鼻とも内側は血だらけ。垂れ流している程でもないが鼻水もでるので、四六時中ティッシュで鼻血拭っている状態。
嗅覚、味覚は間違いなく敏感になっている。臭いは結構鼻につくし、濃い味はあまり受付くなってきた。ただこれには慣れた(諦めた:苦笑)ので、我慢する程のことでもなくなってきた。幸い先生が心配されていた、両手足のしびれや下痢の症状はまだない(これからもないように?!)。体のダルさもないわけではないが、動けないほど酷くはない。少し休めば回復する感じ。
というわけで明日は土曜日。娘はライバル校理工学部の受験だ。日曜日はうちの経済学部(社会の代わりに数学で受けれる)の入試でそちらに集中したいから、明日は辞めようかな、なんてのたまう、受けない方が後で絶対後悔するぞ、と言って説得した。自分も明日は大学で2時間程研究打ち合せ。その前に早朝アッシーがあるので今日は早めに寝ようっと。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:55
2008年2月14日木曜日
ぬーん (´ε`)
木曜日: 今日はハッピーバレンタイン。と同時に我が大学学部の入試の日だ。必ずこの日に行うので覚え易い。同僚の先生方も殆ど試験監督にかり出される。さて、例年いろんな方から義理チョコをいただくが、今年は自宅謹慎中なので数が当然のことながら激減(かろうじて家内と秘書さんからは貰った)。と、諦めているところに、午前中、ご主人の転勤で地方に引っ越しした以前の秘書さんから、ニットの帽子付きでチョコレートをいただいた。いやあちょっと寂しかったところに暖かい日差しがさしたようで嬉しかった。
このところ、自宅の書斎の片付けと仕事の環境づくりに忙しい。2月になったら教科書を書くと宣言したわりには、未だに「場所作り」に時間を取られている:苦笑。写真は自宅の机の写真。真ん中に白くそびえるのが、EIZO の24インチモニター、その左横に MAC BOOK PRO がスタンドの上に乗っている。見えにくいがその下には Think Pad。 これらは閉じてそのままモニターに繋いで使っている。このモニターは目に優しいモードがあることに加え、画質も光度もほぼ均一なので使い易い。
その後ろにあるのが、この間購入した CD ラック。机の右側には、BOSE の Wave Radio/CD を置いてあり(PC にも繋げてある)、これで iTunes や CD の音楽が楽める。更に、Bose の上にあるのは、地上デジタルチューナー。このモニタは、 AV 対応しており HDMI 端子を利用してデジタル直結で(フル)ハイビジョン画像を見れる仕様になっている。なので手頃にデジタルを楽しもうと廉価な地上デジタルチューナーも手に入れた次第。
自分が、この手のことに熱中していたのはアナログの時代なので、HDMI 等最新のデジタル仕様について未だによく知らないのだが、デジタルの割には HDMI 接続は機器通し或はケーブルとの相性があり、トラブルも多いそうだ。案の定、うちの組み合わせでも画面が途切れる(途中で消える)不具合が生じた。他に HDMI 機器がないのでどちらの機器に問題があるのかチェックもできない:苦笑。ちょっと残念。
まあ見れないことはないし、返品等の手続きも面倒なのでこのまま使おうかと(今は)思っている。ちなみにモニターの画面右下の写真らしきものが、 PC 画面に super impose したデジタルテレビの画面(フル画面でももちろん見れるが、仕事しながら見たいときにはこのモードは最適!)。その上の水色はこのブログのテキストである:笑。
さて今日のタイトル。これは娘から来たメイルの一部。死のロード中の娘は、昨日一昨日の受験はさっぱりだったようだ。特に得意の筈の物理でまずったみたい。ところが今日の午前中(我が学部)の理科は、自己満足ながら手応えがあったようで、昼休みに興奮した娘からその旨の報告があった。こちらも家内と「よーしこのまま行け!」と神頼みをした。で、夕方このタイトルのメイルがやってきたわけだ。(残念ながら)どうもこれは泣き顔らしい:苦笑。午前の健闘むなしく、午後は散ったようだ!?父ちゃんも今日はそんな感じだったよ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:40
2008年2月13日水曜日
Blogger、ブロガー
水曜日: ブロガーとは恐らくブログを書いている人のことを指すのだろう。昨日だったか、アイドルタレントブロガーの「しょこたん」?のブログのアクセスが10億を超えたそうだ。これまた凄い数だが、いろいろブログを見ているとブロガーと呼ばれる人達は、自分のブログへのアクセス数が気になるようだ。まあ、だから公開するのだろうね。
ちなみにこのブログの読者数は1日最大10名(自分含む):笑。今日で4ヶ月目なので最も多くて述べでアクセス数1000くらいか:笑。(とにかく、気づかれぬよう、バレぬよう:苦笑、できる限り検索エンジンにひっかからないように書いているつもり。)
ところで、ここでのブロガーは、Blogger と呼ばれる、多分(多分)最もポピュラーな無料の Blog サイトのことである。このブログも Blogger を利用している。最近は Google と提携しているようで、Google account を持っていると誰でも利用できる。もちろん基本構成はテンプレートで完備されているので、最低限テキストを流し込むだけで、すぐにでも始められる。
またテンプレートも複数用意されており、最初から備え付けのものも選べるし、世界中の Blogger 有志が作っているテンプレートを使うこともできる。このブログは、基本デザインは最初から用意されていたものだが、3段カラムに拡張されたものがネットで公開されていたのでそれをダウンロードして使っている。
更には、いろいろな blog parts も利用可能だ。パーツを選んで配置場所を指定するだけで、ニュースや you tube ビデオで両脇を飾れる。その他にも広告や自分で作った Java Script を流すこともできる。自分が blog を始めた半年の間にも、blogger の機能は少しずつ増えており、昨日のビデオのアップも新しい機能の一つ。ちょっと試して見たかっただけだ:笑。(まだ消せという勧告は来てない!。)
さてこのブログを見ている10名には、自分の関わりのあるグループから代表?いただいて読んでもらっている。大学から4名、研究室から1名、卒業生1名、卓球1名、研究関係1名、20年来の友人1名、親族代表1名(自分:笑)。(大学も1名の予定だったのが、ちょっとだけ拡散してしまった:笑)男女比率は7:3、年齢構成は4/5が40以上:苦笑。
先日(自分でも少し気になっていたが)、このブログの「字が小さい」と言われた。何せ老眼世代がメインなので!、読むたびに眼鏡を出す、と言われてはちょっと考える。実はフォントの大きさを、blogger の中で変更するのは少々面倒。オプションスイッチはなく、template の変更が必要そうで、恐る恐るいじってみた。なんとかうまくいったかしら。もし今日の画面がいつもより見やすかったら大成功かな。
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:07
2008年2月12日火曜日
納会などなど
火曜日: 今日から娘は連日の入学試験.雪の天気予報が心配だったがなんとか小雨で済んだ.娘を近くの駅まで届け,いったん家に戻り今度は自分の準備.今日は眼科で目のチェックだ.角膜だけを診てもらう予定だったが,どういうわけか細かい視力チェック(めがねを買う時のように,おかげで今日の診察料は高かった)をしてから診察.調子が良い旨を話したが,まだ少し傷があるようで,引き続き目薬と軟膏をつけて経過観察することに.確かに太陽のまぶしさは緩和されてきたが,まだ目が少しころころするし,4,5時間ですごく疲れる.
帰りのバスの中で娘からメイルが届いた.もう一つ滑り止めの女子大(センター利用)の発表があるからチェックしてくれとのこと.その昔会社で働いていたとき,この女子大出身の社員,アルバイトの方が多くいて,皆仕事もよくでき性格も良かったので,自分の中では評価が高い.なので,自分的には一押しの大学なのだが,またしても本人は受かってもあまり行く気はなさそうだった.(結果は○.これで弱いところ?には3連勝,ふー.)
今日は夕方から研究室の納会.いつもはこじんまりとした大学近くの居酒屋でやるのだが,今日はこちらのアクセスがし易いように,駅前のキャンパスのファカルティラウンジにしてもらった.うちの研究室の場合,その年の研究室全員のメンバーが集まる機会はこれが最後となる.だから少々体調が悪くても出る予定にしていた.幸い今日も元気でよかった.3月にもいろいろセレモニーがあるが,やはり卒論修論が終わった直後にやる方が勢いがあるから.
修論も終わり落ち着く予定だったが,今度は学生2名から進路相談を受けた.一人は今アメリカ東海岸に留学中,1年で修士を取得予定.その後,自分が昔いた会社(コンサルティング系)への就職を希望しているとのこと.もう1名は,大学院の進路相談.今の大学のまま進むか,それとも某国立大学に進むか?日本の学生の場合,あまり外に出ないでいつも出身の大学,研究室に進む場合が多いが,最近のウチの学生は多様化しており,外にでようとする者も増えてきた.これはこれで良いことだと思うのだが,研究室の戦力として頭脳を失うのはチト痛い.入れ替わりに外から入ってくる数がほとんど見込めないから.このあたりは現在深刻な努力目標でもある.
昨日,忌野清志郎氏の完全復活に書いたが,氏は声帯を失わないように,あえて手術,放射線治療を選択せず,化学療法を選択したと書いてあった.もちろん治療法の選択の良し悪しは,病気の規模や個人にも依存するわけだが,もっとも根気のいる化学療法を選択して復活したことに改めて感銘を受けた.勢い彼の復活ステージをアップしよう.「雨上がりの夜空に」.最高だぜベイベー(清志郎風に:笑.ネタ元は youtube から,そのうち削除かな!?).
投稿者 ngcoryell 時刻: 13:36
2008年2月11日月曜日
受験週間
月曜日: 朝から学校に出かけて娘から午前中に電話があった.携帯を家に忘れたので,滑り止めで受けた大学の合格発表が見れないので,替わりにチェックしてくれということであった.うちでは,両親が娘より先に発表を見ることは固く禁じられていたのだ:笑.電話しながら大学のホームページに行くと確かに合否サイトがある.
普通の合格発表のように番号が羅列された掲示板があるのかと思いきや,違ってた:苦笑.受験番号とパスワードを入れたら合否の書かれたページが出てくるのだ.今回も無事合格(滑り止めなので予定通り).合格したらファンファーレでもなるのかと思ったら,特に派手なイベントはなく(当たり前だね),非常に事務的なページであった.
昨日今日と受かったのは,偏差値でいうと55,50くらいの大学.ちょうど娘の成績で背伸びしないで行けるところ.今週から来週にかけて有名私立(偏差値60,65!)の連続受験6つ:笑.死のロード(当然2月14日はうちの学部!).そして少しあいて国立前期(偏差値が70近い:笑)へと続く.なんとか神風が吹いて1勝くらい出来ないないものかね:苦笑.
今日は第4クール2回目の投薬から3日目.さほどダルさはなかったが,なんとなくお腹周辺に少し違和感があった.時々ぐるぐるする.特に痛いわけでもないので,薬が効いているのだ,と良いほうに解釈しよう.それから昨日あたりから,また味覚が少しおかしくなってきた.なんか口の中に常に苦味がある感じだ.飲み込む唾液も苦い感じ.ちょっとつらいが食欲がなくなるほどでもない.
夕方苦くなった口でお茶をしていたら,テレビで忌野清志郎氏の完全復活ライブの様子を放送していた.2006年の6月に咽頭ガンであることを公表してから1年半あまり,画面で見る限り,本当にパワフルだった.ハスキーヴォイスによるロックやバラードの数々,本当に素晴らしい!(中2のころ初めて陽水を大阪厚生年金会館に見に行ったときの前座が RC だった.そのころから,あのプレイに圧倒されていた.当時はよくわからなかったけどね)
忌野氏も化学療法による治療を行った.また,ライブの途中で治療中の様子のスライドが映され,スキンヘッド姿もあったそうだ.1年半で3時間のライブが出来るまでに復活するなんて本当に凄い!こちらはまだ4ヶ月.焦らずじっくり行けってことだろう.でも,春には90分のライブ(授業)は開始したいなあ.頑張る.
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:41
2008年2月10日日曜日
上昇ムード?
日曜日: 朝起きると雪はすっかりあがっていた。いい感じだ。昨日から戻って来ている息子が、車を出せるかどうか気にしていた。このまま暖かくなると大丈夫だろう。今日は、朝から先日届いた回転式 CD ラックを組み立てた。完成品が来るものだと思っていたら、木工組み立て家具のキットのようなものだった。木工用ボンド、木ねじ、ドライバー、金槌を用意して組み立て開始。
出来上がり 150 cm くらいあるラックだったので、ひたすら大きく、重く大変だった。こんな作業は何時以来だろう。昔何度かスピーカを自作しようと試みてはめげていたのを思い出す。どうも知能派で肉体派ではないので:笑、コンセプトはわかってても、中々実践できない不器用さに思わず笑う。途中「これが組み立て誤差か」と、授業では良く口にする言葉を体験しながら何とか終了。キャスターをつけると更にでかい。
早速部屋の片付けがてら、書斎の机の上に散在している CD や DVD を整理する。なんせ500枚近く収納できるので、スカスカかと思っていたが、予想外に多かった。まだ封を切っていない CD が結構あるのであきれてしまった:苦笑。同じ CD も何枚かあった(老人力)。今の大学に移ってから14年、殆ど整理らしい整理はしてないし、平均すれば1ヶ月に1枚以上は買ってるだろうから、まあそんなものか。
最初が肝心と、一応ジャンル別、性別、内外別に区分けして整理した。DVD は左程もってないので、そこには、単項本やゴルゴ13別冊!を入れた。どうしても、懐かしい CD をみつけるとしげしげと見入ってしまい、ちょっと playback したりで遅々として進まない。今日一番懐かしかったのは「CD 選書・よしだたくろう・伽草子」だ。いつ買ったのか全く記憶にないし、ジャケットもなかった(陽水に重なって入ってた)。「ビートルズが教えてくれた」他、いやあ良かった。
もっとも、CD を整理したのは机の上でちゃんと仕事ができるようにするためで、本末転倒してはダメだ。明日は、現在食卓に散在している電脳ツールと書類、雑誌を運ぶ仕事が残っている。そのためのコード類やちょっとした周辺機器は、先週末大学に行ったときに調達してきた。地デジつきモニターも ready to go。まずは形から:笑。とりあえずのスタートが切れたのでちょっと上昇気分。
途中娘から連絡が入り、センター利用の私大が無事受かっていたとのこと。まあ偏差値的には合格できるところであったが、センター利用の私大の合格人数は数人(今回の場合は5名)なので(もちろん歩留まりは考慮されているとは思うが)、ちょっと心配だった。とりあえずは良かった!が、中堅どころの有名私大なのだけど、行くつもりはないそうだ:苦笑。とりあえず入学金(の一部)は納めないことになった。ここで安心すると後全部ダメだから、とは娘の弁(大人になった!?)。とりあえず上昇気分継続中。
一昨々日が息子の誕生日でもあったので、今日はケーキに夜も焼き肉と(子供達は)飽食状態。こちらは(今は)そんなに食べられないので、その食欲に圧倒されるばかりだった。久しぶり4人揃うとやはりにぎやかで、心が和む(ちょっと五月蝿いけど:笑)。この気分が明日も続いてくれればねえ。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:26
2008年2月9日土曜日
嫌なムード
土曜日: 今日は朝から昨日置いてきた車をとりに大学にでかけた。土曜日の朝8時半の JR に乗ったことは殆どなかったが、意外に混んでいるのでちょっと驚いた。車を置いた大学は夜間駐車禁止なので、ちょっと嫌な予感がしたが、しっかりと警告が窓に張られていた。まあ大学内のことなのでブラックリストに載るだけなのだが、度が過ぎると事務方に連絡が来て嫌みを言われる。
また老人力が出た。昨日大学病院から点滴を終えて戻る時に、眼科から処方されている目薬を忘れてきた。わざわざ忘れないように他のものとよけて置いておいたのに、最後の最後でピックアップのを忘れた。まあ少し遅くなったので慌ててはいたのだけど。最近何かをしようとでかけて、他のことに気をとられて肝心のことを忘れることが多すぎる(トホホ。この間家内も JR まで切符をとりにでかけたとき、でかける直前に娘から文房具を買って来てと言われ、そのまま文房具しか買ってこなかったことがあった:爆笑)
老人力その2。また老眼が進んでしまった。目の調子が悪かったこと、裸眼でも近くは読めることから、家で療養しているときは眼鏡(遠近両用)を外していることが多い。今日は車を取りに行ったついでに、久々に面と向かって研究打ち合せもした。その時に眼鏡があると、近くのものが見えないことに気づいた。一応老眼鏡でもあるのだが...入院前は大丈夫だったのに...知らぬ間に進んだのかなあ。これで眼鏡の作り替えは既成事実となった。
今日、ファンである井上陽水の2008年度ツアーの先行予約が某オンラインチケットショップで始まった。いつも使っているところとは別の新顔のショップ。昨日の朝刊に広告がでていたのをしっかりチェック。某国産クレジットカードの冠がついていたので、嫌な予感もしたが、案の定そのクレジットカードでしか決済できないよう(持ってない)。クレジットカードの即日発行も土曜日で無理そうなので諦めた。いつものところでは先行予約はないのかなあ...と思案しながら一般販売を待つことにした。
1週間程前も、東京スカパラの先行予約があり、上記陽水と同じ今年夏頃の公演なのでさっさと予約しようと思っていたが、いつもよりも先行予約期間が短く、修論チェックに追われているときに終わってしまった。これはやはりまだコンサートに行くのは早いという神様の命令に違いない。と考えている間に、御大ソニーロリンズの「本当の」最終日本公演の案内が再び届いた。確か最初の案内は入院直後でコンサートに行くことなど思いもつかなかったのだが、まだ券が多く余っているようだ。うーんどうすべか。クリックは簡単なんだけどね:苦笑(二つポシャっただけに)。
今日は大学からの帰りに、家内と落ち合ってうどんを食べにでかけた。関西風うどんが妙に食べたかったのだ。が、失敗。たしかに汁は薄いのだが、意外に味はこかった。今は濃い味はすごく濃く感じる舌になっているので、ちょっと残念だった(うどんのせいではなく僕の問題だけどね)。嫌なムードは続く:苦笑。食後隣接している百貨店により眼鏡とスーツをチェック。百貨店でそれらを見るのは久しぶりだ。2プライススーツを見てると、家内からそれはどうみても若者向きと言われた。(デザインが新しいというよりは安っぽいということらしい。まあこっちも中身は知れているけど。)
帰宅すると、もう疲れがどっとでた。また少し寒気ダルい気配がして、また胃の具合もなんだか妙だったので、嫌な予感がピークに達し、そのまま寝床へ直行。やっぱり外出に慣れるまで時間はかかりそうだ。熟睡はできなかったが2時間半があっと言う間に過ぎた。起きたら調子は大分もどっていてよかった。今日はもう早く切り上げて寝よう。ふと外を見ると大雪の気配。ゲゲっこのまま凍結したら、明日朝のアッシーは無理か、と思ったが、幸い明日は娘の受験はないそうだ。よしちょっとムード好転か。家内情報によると明日いよいよ合格発表が一つあるという。嫌なムードの底は脱したようなので、ちょっと期待してみたりする(娘の予想では×:笑)。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:47
2008年2月8日金曜日
連チャン
金曜日: 今日は入院後初めてのイベント掛け持ち。まずは朝9時から大学で修論審査。ウチの研究質だけ聴いて、そのまま病院へ。第4クール2回目の投薬。大学へは車で出かけ、そのまま車を置いて、電車で病院へ。これも3ヶ月ぶりに乗った。体調がよいことと坂道散歩の成果?か、普通に歩き、階段を上り下りし、電車の中で立っているのも苦痛ではない。前よりも、お年寄りやマスクをしている人に気を使うようになったかも知れない。(こちらももちろんばっちりマスクでガード)
ほぼいつもと同じ時刻でに病院について、早速採血。昼食を見晴らしのいいレストランでゆっくりとって、午後からの診察へ。血液検査は、少々腎機能と白血球の数が落ちていたが、許容範囲で特に問題なし。ほぼ順調だけど、週の前半ダルさがあった、と伝えると、ダルさは新しい薬の蓄積があること、抗がん剤の前に飲む吐き気止めの効果が強く、点滴後1、2日は平気だそうだが3日目位からダルく人も多いということだった。多分そのパターンだろうけど、こちらは特に発熱があるわけでもなく、水曜日には調子が戻ったので、特にこだわる必要もないと言われた。ちなみに血液中の「栄養価」なる指標はまだ伸びており、ふくよかになった顔を裏付けるものだった:笑。
来週は治療はお休み。娘の入試たけなわの頃なのでちょうどよかった。次の投薬は第5クール開始で22日。その直後の25日月曜日(これも国立の前期日程初日!)に、うまく CT 検査と内視鏡検査の予約を入れてもらった(感謝)。その週の金曜日29日に伺う結果で、3月以降の予定がほぼ決まる。またその時までには、娘の受験の戦果(有名私立記念受験)もでている筈だ:苦笑。なんかとてつもなく重たーい週になりそうだ。ぼんぼんと小さくてもいいけど花火が二つあがればいいねえ。
話を戻して、今日の修論審査、うちの研究室から3件発表したが、1件 MAC とプロジェクターの相性が悪く発表後回しになった(100%ケーブルも含めプロジェクターが悪い。絶対大学に訴えて交換すべきだ。MAC 以外でもダメな場合が多すぎる)。病院に向かわなければならなかったため、この1件の晴れ舞台を聴けず残念だった。ただこの学生は3月にもう一度国際学会(ハワイ)で発表することになっている。むくむくと、娘の受験結果如何に拘らず、また一人だとしても、ハワイへ行くか、と邪心がもたげてきた:笑。そろそろ予約の都合もあるので、後でさりげなく家内に相談しよう。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:05
2008年2月7日木曜日
とりとめのない1日
木曜日: 今日は快晴とはいかないまでも、久々に太陽が顔を出した。体調もまた普通以上。明日は修士論文の発表会。プレゼンの練習は助教さんやポスドクの方に任しているので no touch. が、発表要旨がまだ残っており、今日はそのチェックでほぼ1日が終わった。学生の日本語はすごいからね:苦笑。若干のストレスを感じないわけでもないが、作業を通じて大学と繋がっている感じも強かった。明日は無事終わることだろう。
所属している学会から、共同研究している企業や大学の先生と一緒に、ちょっとした賞(技術賞)をいただけることになった。民間企業、国立大学、私立大学と移って来たキャリアがちょっとは生きたかな、と思っている。素直に嬉しい。学会から、表彰式への出席依頼と一緒に写真を送れとの連絡が来た。どうやら学会誌に写真が載るらしい。
先日も写真が必要なときがあったが、その時は体調も悪かったので、何も考えずちょっと前の髪の毛フサフサ状態のを提出した。今回は、体調もよく気分もハイなので、スキンヘッドの写真を撮影して思いきって送ることにした。とはいってもちゃんとしたポートレート写真ではなく、外にでてアップのスナップ写真。眼鏡をかけたり、外したりしてかなりの枚数とったのだけど、いやあ中々良い写真はとれないものだ(モデルの問題)。結局、眼鏡はずして笑ってるのが一番まし、と家内も娘も言うので、それを送ることにした(寝間着もちょっと写ってる:爆)。信濃町にある学会の雑誌4月号をお楽しみに。
お昼前に軽く横になっている時に、宅急便が連続して3つも届いた。PC 用のモニターと、CD の整理ラック、それにタヒボ茶2ヶ月分。タヒボ茶は確かに苦いのだけれど、すっかり体に馴染み、苦さにも慣れて、むしろ一日一回飲まないと何かものたりない感じ。値段が値段だけに(高級ホテルでコーヒーを飲む値段)、ご利益があって欲しいなあ。CD の整理ラックは予想外にでかく(150cm)て重い(20kg は余裕?)。なんせ500枚は余裕で入るスリムタワー。この組み立てと PC モニターは週末のお楽しみだ。
明日は忙しい。朝9時からの修士の発表に参加し、その足で都内の大学病院へ。血液検査をしたのち、午後はまた夕方まで点滴。久しぶりに電車に乗る。今一番恐いのは人ごみから貰う感染症。しっかりとマスクとイソジン?を持ってでかけよう。
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:16
2008年2月6日水曜日
見栄え
水曜日: 今日もぐずついた天気.午前中は曇りだったが、午後は雨から雪に.今日は散歩はやめようかと思ったけど,娘から頼まれていた買い物(漫画だけど:笑)があったので,雪の中をでかけた.家の近くには3つコンビニがあり,1つは徒歩5分以内,後の2つは徒歩10分から15分かな.だいたい,コンビニと公園の組み合わせでローテーションしている.
今年になってから外出することが多くなったので.服装等の見栄えにもそろそろ気を使い始めている.今は家では常に寝間着:笑,病院に行くときも寝間着の上からトレーナとウォームアップジャージを着ている.それにダウンを羽織って行くので,非常に簡単.それに暖かく寒さは全く感じない.唯一超寒いのがスキンヘッド.雪が降った日には寒くてしようがないので,家でも常に毛糸の帽子をかぶっている.
帽子も随分とバリエーションが増えた.日頃から格好がラフなので,若者向きのかぶり方を目指しているのだが,いかんせん中身がおじさんなので今イチのりが悪い.一方病院で他の年配の方を見ていると,結構帽子をかぶられている方も多い.感心するのは,皆さん,さりげなくかぶられているのだけど,よく似合ってることだ.地味ながら落ち着きがあるというか.年期が違うだろうし,邪な気持ちもないのだろうね.今はキャップしか持ってないが,そのうちハットやハンチングにも手をだそうかと考えている.(どう考えても似合いそうにないけど;笑)
4月から無事職場に戻れたら,そうそう帽子もかぶってられないだろう.暖かくもなるしね.スキンヘッド姿もだんだん気に入って来た(単に慣れの問題)ので,別段どうだっていいのだけど:笑,それでも鏡を見ていると,まゆも薄くなってきており,どんどん強面のおじさんだ:笑.家内も同感で,眼鏡もこの際変えて(フレームの色,形,大きさ,レンズの色)みようかなとも思っている.遠近両用なので:笑,また値段が嵩むなあ.まあ春が来てからだ.
3月になったらセレモニーも多い.(今の状態が続くなら幾つかは出席するつもりでいる.)10kg以上一応痩せたので,ズボンのウェストぶっかぶかだろうなあ.ジーパンもしかり.一応ダイエットの効果は出ている!!作り直すなら,そろそろ考えなきゃ!?..なんて,ちょっとだけ嬉しい悲鳴だ.
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:14
2008年2月5日火曜日
ふた回り目の副作用
火曜日: 先週金曜日から新しい薬での2クール目,通算第4クール目の治療が始まったが,どうもそろそろ蓄積による副作用が少し現れてきたかも知れない.傍目には左程変わらないと思うが,少々体がダルい&寒気(これは寒いせいか)を感じるし,お腹の中も下痢こそはしていないものの,ほんの少しだけ違和感がある.免疫力がやや落ちたかな,とも思う.まあ先週が元気過ぎたので,ちょっと休めと言うことだと解釈して,今週はやや休養モード.それでも第1クール目の後の酷かったときよりは全然ましで,食欲が落ちることは無く,普通に過ごしている.
さて,今週になって気づいた新た?な副作用が二つ.一つ目は,いよいよ髪の毛に影響がやってきたみたいだ.薬を変えてスキンヘッドにして以来,先週までは毎週のように髪を剃らなければ,どんどん生えて仕方がなかったのだが:苦笑,先週から今週にかけて殆ど髪の毛が伸びていない(頭をなぜてもそんなにザラザラしない).看護師さんからは,薬を変えて3週間頃から影響が出る,とうかがっていたので,やはりね,という感じ.(実は1,2週間程前から「ひげ」の成長が止まっているには気づいていた.)手入れが楽になるのでまあ良しとしよう.
2つ目は味覚.微妙なうま味がわからないのは変わらないが,最近いわゆる普通のしょうゆやソースなどが,以前にも増して非常に濃く感じるようになった.例えば鍋をポン酢で食べる時も,いつもの要領ではとても(甘)辛すぎるのだ.これはとんかつにかけるソースなども同じ.その他昆布入りのお握りもちょっときつかった.これも味覚がなくなるよりは全然ましだ,今は殆ど醤油ソースの類いは使わないで,素材の味だけでいただいている.
夕方,先日購入した ThinkPad のセキュリティプログラムの使用権利が expire したと言うメッセージがいきなり現れた.Windows 系は慎重にしないとすぐハックされるので渋々オンラインで更新.何やら新製品があるようで,しつこいくらいに,upgrade しろ,しろと五月蝿い.特に興味はなかったのだが,ついに根負けして新製品に update. ところが,システマチックにできるように作られている割には,インストールにエラーが出てブチ切れ.ネットでエラーの原因を探りながら,もう3時間くらい時間を費やした.古いソフトの副作用だったのか,専用のユーティリティでそれを完全に消去して再インストールしたらやっとこそ動き始めた.(だから windows は嫌いだ.MAC ならそれでも可愛い:苦笑)
今日は,仕事用の PC モニター(地デジも映るやつ:笑,これで書斎でスポーツ観戦できる!)を注文し,ついでに散らかった CD や DVD,文庫本を整理するラックもネットで注文.いつもどおりまずは形からだ!(これは副作用とは無関係:笑)いずれも今週中に到着予定.週末が楽しみだ.
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:45
2008年2月4日月曜日
居場所
月曜日: 昨夜は久々によく眠れた.でも寝過ぎたせいか,あるいは週末の疲れがまだ尾を引いているのか(今はそもそも抵抗力が低い),昼前にはまた眠くなってきたので:苦笑,さっさと2時間朝寝をした.昼食後,すっかりいい天気になったので,雑誌購入を兼ねて軽く散歩,大分明るさにも目が慣れて来た感じだ.散歩から戻り本を読んでいるとまたまた眠気が:爆.ここは逆らわずまた昼寝.やはり復帰に向けた地道なリハビリが必要だと思った.
2月からちょっとした仕事を自分に課したので,早速とりかかろうという気持ちはあったのだけど,体が少々ぐずっている.なので余りストレスはためないよう,できることから準備を始めた.まずは仕事をするところを作ること.自宅の書斎もどきは,現在ほぼ物置と化しているので,そこの片付けから始めた.
入院してからこれまでは食卓で仕事をしていた.そうすると寝ている時間以外は家内と顔を会わせることになり,家内としても四六時中観られているようで落ち着かないらしい.こっちは全然気にならないのだが:笑.というわけで,大分元気になったので元に戻れというわけだ.確かにこのままだと食卓も書類で溢れ帰りそうだし!
書斎の机の上,周辺は,仕事の書類,CD, 雑誌,コンピュータが入り乱れている.自分は昔からどうにも捨てられない性質なのだが,ここは「捨てる勇気」を振り絞って処理処理処理.捨てる前にどうしても中をじっと覗くので時間がかかって仕方が無い:笑.仕事を始められるまでに,どれくらいかかるやら.結局今日は机の上1/2程度だけ片付けて終わり.片付けの傍ら,おしゃれな CD ラックを買おうとか,PC と TV 兼用のでかいモニターを買おうとか,また煩悩丸出し状態に陥っていた:笑.
夕食後,学生からの reminder が届いた.そう,週末には修論審査があり明日が論文提出締め切り日だったのに,すっかり週末で記憶から抜け落ちていた.要旨の修正等を約束していたのだ.まあ頼られているうちが花ということで,食卓の上でさっさと済ませるとするか.
投稿者 ngcoryell 時刻: 21:24
2008年2月3日日曜日
まったり,ぐったり
日曜日: 今日はセンター入試の後,娘の最初の私立受験の日.予想どり朝起きたら雪がしんしんと降っていた.6時前に外にでてみるともう十分に積もっている.今日は家内も途中まで付き添い,別れて他に受験する私大(うち大学とか..)の道順や時間のチェックに行くそうだ.非常に慌ただしく朝食を過ごした後,雪の中を最寄りの駅まで送った.凍結はまだしておらず,マッド&スノウのタイヤで十分にグリップできて,うーんさすが四駆だ,とちょっとご満悦だった.
スポーツ番組以外は殆どテレビは見ないのだが,日曜の朝だけは,午前中の2時間ものの民放のニュース番組をつけながら,まったりと過ごしている.以前はコーヒーを飲みながらだったが,今は少し止めているので,ミルクとタヒボ茶が代わりを務める.コメンテーターの話を聞きながら,日本や世界情勢の復習をしている感じ.先週はそれれ中国の餃子事件が入った感じだ(これもまた凄い話だ).
でも,この番組で一番面白いのは,二人のベテラン野球解説者による一週間のスポーツダイジェスト.自宅療養を開始して以来,話題のスポーツはだいたいテレビで観ているので:笑,試合の感想やらスポーツに対する考え方が,自分と比較できるので意外に面白い.今日は最後の方で,別府大分マラソンの話が出て(今日スタート),期待の新人が初マラソンに挑戦,と招待選手を差し置いて紹介されたが,なんとその選手が優勝してしまった.久しぶりに非常に奇麗なフォームの走りの選手だった.九州のこの強豪チームの選手は昔からとても個性的な走りだったのにね.
今日はお昼に家内が買って来たにぎり寿司を食べた.ちらしは一度食べたことがあったが,握りは入院以来初めて.が,悲しいことに完敗だった.どの寿司も以前とは食感が違っていた.最初に食べたネギトロで少し嫌な予感がしたのだが,最後のウニは苦さばかりが卓越して残念だった...うーん.
昨日遅い午後に食べた昼食についても,いつもと少し違和感があったので,味覚がまた金曜日の治療でおかしくなったのか,と不安になり,思わず「甘いもの」も試してみた.幸い,こっちは大丈夫(一安心:笑).とはいっても甘いものの食べ過ぎには気をつけないとね.
先日病院の待ち時間に副作用に関する冊子を読んでいると,味覚の異変にはやはり要因が二つあった,一つは味蕾と呼ばれる舌の上のセンサーがいかれること,もう一つはセンサー情報を処理して脳に伝える神経系の異常だそうだ.色んな味に対する味覚の変化に対してその対象療法が書かれていたが,今一つ自分がどの場合に相当するのか分からなかった.副作用と言うのは,同じ薬に対して出てくる症状にはかなりの個人差があるようだ.
夕方,ハイテンションで娘が帰って来た.まあ今日くらいは自信満々でないと困る:笑.今日は家内も早起きと雪の中でのお出かけで疲労困憊.こちらも金土と2連ちゃんだったので,今日は一日ぐったりだった.このところ夜が余り寝れてないので,元気な明日のために今日は早めに休もう.
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:15
2008年2月2日土曜日
卒論審査の日
土曜日: 今日はオフィシャルには3月半ぶり,年末のこっそり訪問から1ヶ月ぶりの大学訪問.学部生の卒論発表会.審査会は失礼させていただいて,研究室の発表のみを聴講.無事ラストスパートが効いて全員無事終了.合格お疲れさんでした.
昨日の夜は,久々のことなので頭が働きすぎで,夜中に目が覚めてから全然眠れず,結局いつもの半分くらいの睡眠時間.朝5時半に起きてゆっくりと風呂につかり,朝食を食べて学校に行く準備.入院する前は6時起床7時に家を出ていた.今日はもう少しゆっくり目に7時半に車ででかけた.
車の運転は娘をセンター入試に送って行って以来.まだ外での眩しさが少々気になるので,長めのひさしのついた野球帽とサングラスをかけた怪しいおじさんになって出発.往きは無事到着.朝はまだそんなに日差しが強くないので安心.帰りはやや涙目だったが,日差しをサングラスがカットしてくれたので助かった.帰り道,四駆のポルシェ「カイエン」が後ろから煽ってくるので(女性ドライバー),しばらく抜きつ抜かれつの勝負.アウトランダーで振切って勝ち(おいおい).
今日は8時前につき,3時頃まで大学に.審査自体は11時から12時半くらいまでで,その前後は,まったりとたまった書類に目を通したり,執筆予定の教科書の資料を取り出しり.でも大半は聞きつけて部屋に来て下さった人達,学生達との談笑だったかな.やはりかなり元気を貰える.色々大学の中を歩き回ったが,特に疲れることなく入院前までと変わりなかった(4月を目標にしているのでまずは安心!)
顔の御手入れが万全のためか:笑,多くの人から,いい顔色しているね,と言われて正直嬉しかった.年末に来たときとは全く別人のようだとも.体型もそんなに変わってないね,いやこれは着膨れです,良いダイエットだね,顔丸くなったんじゃない?いやあ顔隠しの髪の毛がないから,今のうちに手と足触らしてくれない(なんのこっちゃ),等々々.
最後に研究室の皆で写真をとった.卒業アルバム,合宿とすべて野口の化身(紙人形!)だったので,今日はリアル野口 with Skinhead でチーズ.こうして見るとそんなに悪くないじゃない:笑.
その後帰宅.さすがに体力も視力も限界で,ばたんと夕寝.昨日眠れてないので3時間熟睡した.明日は娘のセンター以降初めての入試.朝のアッシーの仕事が待っている.
投稿者 ngcoryell 時刻: 22:16
2008年2月1日金曜日
第4クールスタート
金曜日: 今日から第4クール.薬が変わって外来治療になり,病院側のスタッフも交代.大学病院には外来で化学療法を受ける患者さん達の専用の部屋がある(定期健康診断をするセンター内!).そこではベッド以外にも,テレビが見放題のリクライニングチェアもあり,寝るもよし,ゆったり過ごすもよし,となっている.
前回はベッドだったので,今回はリクライニングチェアと期待したのだが,午後だともう遅いみたいで今日もベッドで点滴.最初30分は,吐き気止め,続いてドセタキセルを60分,塩酸イリノテカンを90分,最後に10分くらい生理食塩水を入れて終わり.抗がん剤は劇薬でもあるので,薬の入れ替えは慎重に慎重を重ねる.もし漏れて皮膚に触れると,至急の処置を要するそうだ.
全部で3時間半くらい.途中薬の入れ替え時にお手洗いに行ける.抗がん剤を投与している時に運悪くもよおした場合は,何かのトラブルによる液漏れを防ぐため,抗がん剤を生理食塩水に変えてからでないと,お手洗いに行かせてもらえない.
今日は,この間の若い先生,一回で点滴の針をさすのに無事成功.刺す前にかなりプレッシャかけたのに!:苦笑.その後の3時間半は,あまり眠れず,目を閉じて横になった時間が1時間くらい,後の2時間はひたすら本,雑誌を読んでいた.この部屋では常に癒し系の音楽が流れているので,今日はそれに耳を傾けてもいた.
そうそう,前回血圧220を打ち出した測定器に再チャレンジしたのだが,そこでも癒し系の音楽が流れてリラックスを促していた.が,今回も1回目200越え,2回目も180.今回は半ば諦めていたので卒倒はしなかったが,もう一度手動での再測定をリクエスト.無事上は140,下は100未満で,いつもの数字に戻った.機械が悪いのか,自分の分散値が異常なのか!?
無事血液検査の数字は問題なく,この化学療法による顕著な副作用は特にないようだ.フー.腫瘍マーカは前回より下がり,まずまず治療効果が出ている.「副作用のすくないこの治療法で,なくなって欲しいですね」とは先生の弁.全くもってその通り.予定通り,CT や内視鏡による評価は2月の中旬以降ということを再確認した.次回は来週の金曜日.
病院では自分のカルテは,すでにバインダーに大量に綴じられており,どんどん所見が追記されていく.先生の所見だけでなく,看護師さんの所見も書かれる.今は入院していたときのスタッフ,新しいセンターでのスタッフが常にケアしてくれる.毎回多くの看護師さんと話をし「何でも相談して下さい」と笑顔を見せてくれる.とても癒される.プロだ.
カルテは自分では見れないのだが,ちらちらっと見ると結構沢山書かれている.何だろうな,と気にしていると,「体調もよさそうで,手洗い,マスクもきちんとしている」と書いておきました,と男性の看護師さんに言われた.ちゃんと見てるんだね.ほんとマスクと手洗い,うがいだけは本当にマメになった.なんせライフラインだから.
帰宅しても体調は変わらず.このまま明日を迎えたい.明日は卒論の発表を聴きに久々の大学だ!
投稿者 ngcoryell 時刻: 20:20